KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

北朝鮮リスクがまたまた再燃!

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日経平均は本日続落。前日のNYは午前中は強い動きが継続していたものの、北朝鮮による核攻撃リスクが高まり、後半マイナスに転じる形に。両国首脳の挑戦的な態度がリスクオフの円高に繋がりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり19900円を割り込むと、一気に19700円台にまで急落。ここ最近は数十円値幅でしか動いてこなかった相場にとって、久しぶりのリスクオフモードでした。後場も一段安となり、日銀によるETF買い効果も霧散。引けでは19700円台を維持するのがやっとでした。売買高は20億株台、売買代金は2.7兆円弱と膨らみました。


投資判断は「売り」。日経VIが歴史的な低水準でありますから、つまりは算出元のオプション価格の振れ幅が低いことを意味し、それは将来の値動きに対する備えが無い状態と言い換えることができます。

ですから、本日のようにボラティリティが大きく振れた場合、値動きが大きくなりやすいわけです。まして夏枯れと言われる閑散相場ですから、売買が一方向に振れやすい環境です。8月以降の相場の荒れ具合が気に掛かるところです。

もう一つ気になるのは人民元高の動き。ユーロ高、円高というところも合わせて共通するのはドル安ということですが、その流れが対人民元にも出てきており、実に9ヶ月半ぶりの高値水準。昨年の大統領選挙前の水準にまで低下してきています。
https://jp.investing.com/currencies/usd-cny-chart

まあ、そりゃ今回のような北朝鮮リスクに加え、トランプ大統領がプリーバス主席補佐官を解任、スカラムッチ広報部長も10日で解任するなど、未だ省庁人事がほとんど決まっていない中での一層機能不全の状態で、ドルが買われるわけはないですね。そのドル安が足元の原油の下支え材料にもなっている感じです。なお、当のトランプ大統領は夏休み中。

一方、日本の方も予定通りと言いますか、内閣改造の反応は株式市場的には無し。堅実だという評価の声もある一方、面白みに欠けるという見方もあって、反応はそれぞれですけれど、日米共に株と政治は別々に動いている感じです。

最近気になるのは、市場全体の配当利回りが微妙に下がっていんですよね。ここ一ヶ月指数はほぼ横ばいだったわけですけれど、ジワジワ下がってきています。どの辺りの減配が効いているのかはちょっとよくわからないのですが、全体的に割安感が解消されつつある方向にあることが、今の相場の上値を一層重くする要因のようです。
http://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

為替に関しては前回の雇用統計の時にも「今年の3月以降に顕著なのですが、雇用統計の結果が予想を上回ったら翌週くらいまでは円安が続くけれども、最終的には円高方向に振れて月末を迎えます。下回ったらその逆のパターンに」と書きましたけれど、今回も今週すぐ円高方向に向かっています。例年8月中頃まで米債の利金発生によるドル売り需要が増える時期であることも要件。

雇用統計は毎回不思議と良いですが、一方でその他のアメリカの経済指標は予想を下回るものが目立っています。1.5億人以上いる雇用者のうち3万人程度予想を上回ったとか下回ったとか、本当は些細なことかも知れませんが、まあFRBや大統領が雇用雇用と言っているのですから、それなりに注目しておく必要はありますけれど。それより賃金の伸びが横ばいだった点は、残念な結果だったようにも思われます。
http://www.gaitame.com/market/yosoku.html#back

一方でアメリカの決算はこれで大方出揃い、あとは夏休みモードに入っていきます。この辺りでアメリカ株のPERを確認してみると、S&Pで24.7倍になっており、リーマンショックやITバブルといった異常値を算出した以外では歴史的な均衡水準を大きく上回っています。一応3月頃をピークに株価が上昇する反面低下してきていましたが、足元でまた上がり始めている格好。またPBRに至っては3.2倍で、02年以来の高水準となっています。
http://www.multpl.com/

他方、日経平均のPERが14倍だから割安・・・と考えるのは間違いというのはこのブログでも散々繰り返してきた通り。産業構造的にFANG株のような高いPERが許容されるような銘柄が日本には少ないので、低評価が続いても仕方ありません。現実的にも日経平均はいつまでも2万円を挟んでマゴマゴしており、アメリカとの格差は開くばかり。


新興市場は「強気の売り」に。本日は両指数共に軟調。特にマザーズの方は昨日決算を発表したミクシィ(2121)がイマイチで売られたことから、下放れの展開になっています。ここからの崩れを見越して投資判断は最も強気の売りに変更しました。足元でマザーズ先物が妙に出来高を伴って盛り上がってくる中、不気味な動きになりそうです。


ポートフォリオ銘柄】
グリーンズ(6547)は反発。一昨日発表した本決算で、今期大幅減益見通しが示されて急落の憂き目に。個人的には日本ビューホテル(6097)が既に今期大幅減益見通しでもあるように、ホテルの投資が先行しやすい業界だということは十分周知されていると思ったのですが、予想以上の反応でした。うーん、個人投資家の間では、優待が出なかったことの方が衝撃的だったようです。

まあ正直、今月中に出るであろう中期経営計画もあまり過剰な期待はしない方が良いと思いますが、地道に信用を取り戻していくしかないですね。やれやれ。


売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。こちらも一昨日に決算を発表し、営業利益はファンド益などを計上したことで大幅増となりましたが、最終利益はアリババ株資金化に伴うデリバティブ損失1,800億円弱を計上し最終利益は大幅減益に。うーん、だいぶ業容が変わってきて、正直よくわかりませんね。

ただ今回スプリントが良かった点は素直に好感して良いのかも知れませんが、安定したキャッシュフローを生み出している国内が競争激化で弱含む格好。足元ではNASDAQの変調も気になりますし、ここからは下を掘っていく展開になると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。