KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トランプリスクが燃え広がり、TOPIXも75日線割れ

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日経平均は金曜続落。前日のNYはコーン国家経済会議委員長辞任の噂が出て軟調バルセロナで発生したテロも投資家心理を冷やし、各指数共に1%超の下落で、これでも3ヶ月ぶりの大幅安となりました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。いきなり19500円を割り込むスタートに。21日からの米韓軍事演習に対する北朝鮮リスクも燻る中、次第に進む円高が重石になりました。その後は一旦下げ渋る動きも見せましたが、19500円台では上値が重く。後場日銀によるETF買いが入りましたが、焼け石に水。売買高は16億株台、売買代金は2.1兆円台と低調でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは今度はバノン上級顧問更迭すると伝わり、白人至上主義者である同氏の退任が政権安定に繋がるとの思惑から一時買われる動きに。ただ、単に政権が混乱しているだけという見方が強まって結局引けではマイナスに転じました。一時108円半ばまで進んだドル円も109円を回復の動き。日経平均先物は19460円となっています。

もっとも、これで市場を覆う不安材料はまだまだ豊富です。21日には米韓合同軍事演習も予定され、北朝鮮リスクはまだ強いまま。

もし本当に戦争が今正に始まる、ということが各国首脳の中で共通の認識になった時、アメリカVS北朝鮮の戦いではなくて、中国が先に北朝鮮を陥とす(具体的には内部の中国協力者を使嗾してクーデターを起こす)と思います。何故なら、今であれば北朝鮮を軍事的な支配下に置くことに対して、国際社会の理解を得られやすいからです。ロシアのウクライナ侵攻とは意味合いが違い、上手くやればアメリカにも恩を売ることすらできますね。

自分が習主席だと仮定して考えると、アメリカVS北朝鮮北朝鮮が負けるのが目に見えているのに、わざわざ西側諸国に北朝鮮の地を奪い取られ、今まで韓国(西側)との緩衝地帯にしてきた北朝鮮を取られるのを指をくわえて見ているわけはありませんね。南シナ海ですらあんなに強引な手法で侵略しているのですから、領土欲は旺盛です。

もっと深刻な問題もあって、それは北朝鮮から難民がドッと押し寄せてきてもらっては困るということ。陸続きの韓国と中国にとって、この難民問題はかなり重大です。戦争という形で大混乱が生じて難民が押し寄せてくるくらいなら、クーデターなど比較的スマートな形で指導者だけ交代→中国の威光の及ぶ傀儡政権で安定を取り戻せば、難民問題は小さく収めることができるかも知れません。

そして何よりアメリカよりも中国の方が行動力があります。官僚のほとんど決まっておらず、支持率も低いアメリカ政権よりも、一党独裁で決断の早い中国の方が一度やると決めればパッと動けます。ましてや秋に5年に一度の共産党大会が開かれる時に、習主席が逡巡して失策するわけにはいきません。と言うわけで、どっちにしろアメリカVS北朝鮮という戦争は起こらないと考えています。

話を日本株に戻します。実は1Q決算を通過して、本来割安感が高まったはずなのに、全決算が一巡しても株価が下がった、という事実が何よりの問題です。何故なら「じゃあこれから何がどうなれば株価が上がるのか?」と投資家は思うからです。確かにドル建ての日経平均がまだ180ドル弱程度の高水準を維持しているので、為替さえ円安に反転すれば理屈としては日経平均は上がります。
http://marketnewsline.com/apps/market/quotes?r=3m&c=1010&s=medium&color=&with=&lang=ja&t=large

ところが先般も述べたように、当面円高基調が続くと見込まれ、金正恩が突然死するくらいのインパクトがあることが起きないと円安には振れそうにありません。もっとも、突然死があったとしても円安は一時的。口酸っぱく繰り返しますが本質的な問題は北朝鮮問題ではないので、アメリカNASDAQの下落などを通じてドル売り→円高の流れにはなると思います。

足元では空売り比率40%超えの状況が続いており、いよいよリスクオフに向けた仕掛けの動きが出てきました。幸いと言いますか、リーマンショック時などに比べて裁定買い残信用買い残が高水準に積み上がっていません。また、売り越しが続いた個人投資家の現金残の高まりによる待機資金、及び公的資金が一定の下支えにはなります。なので下げは今のところ致命的なものにはなっていません。

が、一度歯車が逆回転したところで、押し目買いの逆張りスタンスの投資家だけではトレンドを変えることができません。ですから急落というよりも大きめの下げが続くことで、日本株は段々下がっていくような展開を想定します。

注目は引き続きNASDAQであると思っています。NASDAQは足元のバブルの象徴であり、高PERの状態ですから最もリスクオフの動きに敏感です。目に見て反応が出やすく、また下落幅が大きくなる=投資家が逃げ場を逸しやすいですから、投げが投げを呼ぶ展開に繋がりやすいです。チャートは崩れましたし、先般指摘したようにFANG株は空売り比率も低く、投資家の警戒感が薄いので、ネガティブサプライズが連鎖しやすいです。

国内でも同じ立ち位置ではマザーズ指数に注目しています。マザーズは日銀ETF買いが入りませんし、最近はファンドが資金余剰感から中小型株にも手を出し始めたという話もあって、単に個人投資家だけの市場ではなくなってきています(背景にはJPX日経中小型指数の設定など、機関投資家に多少の安心感を与える環境が整ってきたこともあるのかも知れません)。


新興市場は「強気の売り」。金曜は両指数共に軟調東証1部にリスクオフモードが拡がる中、新興市場にもリスク回避の動きが拡がりました。アメリカのNASDAQも下落基調が鮮明になってきた中、日本の新興市場も無事では済まなそうです。


ポートフォリオ銘柄】
DMS(9782)は反落。絶妙にしっかりした値動きが続いて1200円台を回復する場面もありました。ただこれだけ市場心理が悪化してきた中、この辺りの銘柄もここまでですかね。本当はもっと上を目指せる銘柄だと思うのですが、避難の意味合いを込めて月曜の寄り付きで利食い終了とします。またしばらくして相場が落ち着いた頃、改めて取り上げるかも知れません。


売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。前日のアメリカ市場で保有株のアリババが好決算で買われたことを受けてしっかりする場面がありましたが、さすがに利食い売り圧力には抗せず。スプリントが新型スマホiPhoneの対抗馬とされるEssential Phoneの独占先行予約を開始とも伝わりましたが、結局はマイナス引けでした。

うーん、Essential Phoneはちょっと欲しいかも知れません。ともあれアメリカのNASDAQが下落すれば、同社の一押し10兆円ファンドも無事では済みませんから、厳しい展開になることは必至でしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。