KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トランプ発言で再び円高に

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日経平均は本日反落。前日のNYはトランプ大統領が「メキシコの壁を作る費用のために、政府閉鎖も辞さない」「NAFTAもある時点で打ち切り」などと発言したこと、また新築一戸建て住宅の販売戸数が増加予想に反して-9.4%と落ち込んだことが嫌気され軟調長期金利低下に合わせてドル円は109円を割り込んで戻ってきました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ日本では昨日に既にトランプ発言を織り込んでいたこともあり、売り一巡後は下げ渋る動きに。一時前日終値付近まで戻しました。ただその後は達成感も出て改めて売り直される動きに。後場は今晩から始まるジャクソンホール会合を控えて様子見気分が高まりました。売買高は14億株台、売買代金は1.7兆円台と低調。


投資判断は「売り」。前週の貿易収支が予想を上回ったことやトランプ発言で円高が進んできています。

しかしトランプ大統領もやけくそになったか、事件を起こした白人至上主義者に対して深く責めませんし、それを機に各経営者の離反を招いて助言組織の2つを解散させる動きに発展(組織側から解散を決めたようですが、トランプ大統領のTwitter的にはトランプ大統領が辞めさせた形になっています)。

Amazonを口撃してみたり、本当に何をやってもダメな感じがします。なにせこれでも世界のトップですからタチが悪い。下手をすると単なる点数稼ぎのために北朝鮮攻撃を仕掛ける可能性すらありますね。

アメリカ株もいよいよ下落トレンド入りが明確になっています。木曜の大陰線で決定的な感じにはなっていますが、金曜も一時反発に動いたものの結局マイナス引けの陰線で終値ベースでも8月安値。バノン氏を退任させようが何しようが、もう修復不可能な感じの流れになっています。

一応、バノン氏と対立関係にあったコーン国家経済会議委員長の辞任話は否定されましたが、市場はトランプラリーの終了を見込んだ動きになっており、アメリカの長期金利は昨晩また6月以来の水準にまで低下。もし本当にトランプラリーが終了するとなると2%割れも十分想定され、まだまだドル売りの流れは落ち着かないような感じがします。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield

毎週チェックしている短期筋の動向によると、ユーロ買い、円売りのポジションは共に減少し、それがここ最近のトレンド(ユーロ売り、円買い)を後押しした形にはなっています。ユーロが売られドルが買われてもドル円の方は円高が進んでおり、やはり例年通り8月いっぱいは円高基調にあるのでしょう。
http://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

日本株のチャート的には、TOPIXも遂に75日線を割り込んできました。日経平均の方は25日線と75日線はデッドクロス。そして一番まずいのは75日線が下方に転じてきたこと。加えて最早鉄壁と見られる2万円の厚い価格帯があって、しかも薄商いが続いてでは突破は難しいでしょう。もう基本的にしばらく2万円回復は無さそうです。

一方、下値は200日線があるので、まず19200円辺りで下げ渋る動きは出てくるだろうと思います。この辺りも先般「急落というよりも大きめの下げが続くことで、日本株は段々下がっていくような展開を想定」としたような流れが続くでしょう。

今の日本株に絶対的な割高感が無いですし、需給的にもどうしても売らないといけないもの(裁定残とか信用買い残とか)が無い以上、アメリカの下げにお付き合いする形でじり安展開が妥当だと思うからです。

ただ、これは案外日本株にとって不幸なことかも知れません。と言うのもドカンと下がった方が、衝撃の大きさと共に涙ながらの損切り、あるいは強制退場という動きが早まりそうですが、真綿で首を絞める、あるいは茹で蛙状態で損切りできないまま被害が拡大するということもあるからです。

4-6月GDP速報値もあれだけ良かったのに、また1Q決算も全般的に上方修正されたのに、これ以上どんな好材料が出てくれば気が済むのでしょうか。どうも日本株固有の材料で上がるという現象は起こりそうにありません。

安倍内閣の支持率もパッとしませんし、まして都内は8月に入ってから雨が降らない日は無いという冷夏の様相を呈してきており、7月の猛暑予想から一変。これが経済に悪影響を与えるのではないかとも言われ始めています。

SQ値が今月遂に連続上昇記録をストップしたこともあり、外国人投資家の姿勢も変わってきたように思います。その証左が毎日出てくる空売り比率。8月に入ってから40%を超える日が続いており、明らかにアメリカ大統領選挙以来の大きな基調の変化になっています。

そのアメリカ株に関しては引き続きNASDAQに注意をする必要があります。とりわけNASDAQの方が寄与度の大きい銘柄が存在すること、また値動きの激しさがあることから、いち早く変化を読み取ることが出来そうです。


新興市場は「強気の売り」。本日は両指数共に堅調。マザーズ指数は途中まで弱かったものの、前引け前から急速に切り返す動きに。円高耐性の強さが久しぶりに安心感に繋がりました。売買高も1日以来の水準に回復。ただ引き続きNASDAQ同様の下落トレンドが続くと見込まれるため、安易なリバ取りは止めた方が良いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は反落。一時はトランプ銘柄としてもてはやされた株ですが、最近トランプ大統領の失言が続く割には値がしっかりしている印象です。本日こそファーストリテイリング(9983)がしっかりでしたが、先月来下落が目立っているため、指数寄与度の関係から同社が買われる動きが強かった印象。

足元ではアリババ株が高値追いの動きになっている点が追い風ですがNASDAQの下落が重石になってくるものと見ています。金利上昇気運も同社の収益性に対してのネガティブ要因になってくるでしょう。


同じく売りポートフォリオJPX(8697)は続落。7月以降下落基調が続いて、200日線も割り込んでいます。足元の市場の閑散ぶりを見ても敢えてこの銘柄を買う理由は無いでしょう。弱気で。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。