KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計は7年ぶりのマイナスに

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは下院で予算決議案が承認されたことを受けて3指数揃って連日の最高値更新。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。年初来高値を更新すると、一旦は利食い売りに押されました。ただ後場ドル円が円安に振れ113円を回復すると、やや値を戻す形に。20700円は回復できませんでしたが、今週は全勝で今年初の5連騰となりました。売買高は14億株台、売買代金は2.2兆円台とそこそこでした。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは注目の雇用統計がハリケーンの影響を受けて非農業部門雇用者数が7年ぶりのマイナスに。ただ失業率は4.4%→4.2%へ低下し、賃金も上昇するなど実体面では良好ぶりが確認され、12月利上げ確度は高まりました。一方、北朝鮮のミサイルがアメリカ西海岸まで届くという報道から円高が進捗。日経平均先物は20650円となっています。

個人的に特に気にしているのがアメリカのREIT。というのは、REIT金利が上昇すると借入コストの増加+高利回りの金融商品としての相対的な魅力低下というダブルパンチを受けるものであり、最も影響が色濃く出てくるからです。もし不動産価格が下落すると信用リスクが急激に高まりますし、例えばアメリカ資産購入にいそしんだ中国人投資家などに打撃になります。

ドル円に関しては、チャート的に見ると金曜は高値で上ひげを付けましたが、次の抵抗線114円辺りまでは節がありません。

個人的には引き続きユーロドルに注目しています。もし今回のテーパリング開始を受けてドル高になるならば、ユーロドルは1.2ドルの壁を明確に抜けられないまま、三尊天井を付けたような形での下落トレンド→円安一段の進捗材料となります。一方、次は「ECBのテーパリングだ」という声が高まってくるようなら、ユーロドルの一段高という見方もあります。

ドイツの総選挙の結果連立樹立が難しいとこと、及び極右勢力の台頭が伝わりややヨーロッパの懸念材料になっています。どちらにせよメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟が最終的に政権与党になるには違いませんが、指導力の低下は避けられそうにありません。

また、スペインの方でカタルーニャの、イラクでのクルド人自治区の独立という話もありますし、ヨーロッパ方面がまた騒がしくなってきました。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/12-14.php

まあ民族的な問題は根本的な解決が無くずっと燻る問題ですし、一応Brexitという大きな変化を体験した株式市場が混乱することはないとは思っています(ただし材料に嫌気することはあるでしょう)。実際、ドイツDAXも高値圏を維持しています。

日経平均のチャート的には4月中旬から5月中旬辺りの形と、足元の形が非常に良く似ています。昨年から5ヶ月周期でボトムが来ており、今回も単純にそれを踏襲した格好になっています。


新興市場は「売り」。金曜は両指数共に堅調。マザーズは主力のそーせいG(4565)が買われて指数を牽引。イギリス子会社の共同設立者がノーベル化学賞を受賞したということで、隠れノーベル賞関連銘柄となっています。

一方、文学賞の方は今年も村上春樹ならず。ただイギリス在住日系人カズオ・イシグロ氏が受賞ということで、文教堂HD(9978)は朝方買われる展開に。この辺りは一つのお祭りでもありましたが、ようやく書店株が少し報われましたね。実際に本はアチコチで品切れのようです。


ポートフォリオ銘柄】
船場(6540)は続伸。金曜は同業の乃村工藝社(9716)が決算を受けて朝方買われ、同社も連れ高しました。ただ乃村工藝社の方はマイナス転換。船場の方も一旦6月以降の高値を結ぶ上値抵抗線にまで戻してきたので、とりあえず同社の決算が出るまではこの三角持ち合いが続きそうな感じです。


売りポートフォリオJPX(8697)は続伸で年初来高値を更新。うーん、この全体相場が強い流れになったら、どうしてもこの銘柄は買われてしまいますね。ただ市場の売買代金自体は引き続き低調であり、業績がグングン伸びるということは無いでしょう。


【注目銘柄】
東邦亜鉛(5707)は続伸。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、9/24配信の有料メルマガで買いで取り上げ。丁度ボトムを拾えたような形で、15.8%の上昇分を取ることができました。225銘柄でこれだけ取れれば文句はありませんね。

というわけで、以下に取り上げ根拠を記します。

「△東邦亜鉛(5707) 東証1部 売買単位1000株
470円 出来高3618000株

9/25買値 475円以上
10/6までの目標株価 550円
損切り 454円割れ

【評価】
業績     △
テクニカル ×
需給    ×
同業他社比 ○
流動性   ○

その他ポイント シェルター設置の公約

亜鉛・鉛の製錬大手。今期は増収ながらも前期急拡大の反動から大幅減益を見込む。1Qの段階では大幅増収及び増益着地ではあったが、上半期計画に対して営業利益は31.3%の進捗率に止まった。主力の精錬事業が赤字に転落し、資源部門もオーストラリア鉱山会社の決算期ズレがあった影響で減益になったことが響いた。

ただ同社の場合は今期想定を亜鉛1トン=2500ドル、ドル円110円で計画を立てている。足元で為替はやや円安方向に振れ、亜鉛価格は10年ぶりの高値となる3000ドル超と好調。同社の場合100ドル上ぶれると営業利益で6.7億円分の、ドル円は1円円安で0.8億円の営業利益上乗せ効果がある。価格上昇によるリサイクル事業の好循環などもあり、上ブレが期待できる格好。
http://www.nikkei.com/markets/shohin/kokusai/

テクニカル的には各移動平均線を下回り、上値が重いところ。足元で5月安値408円→8月高値541円の半値押し水準475円と75日線を割り込んできたが、この水準をすぐに回復できれば、短期底入れ感が出てくる場面。

MACDパラボリックは暗転。一目均衡表も現水準を下回ると三役逆転の形に。ストキャスティックスは割安感があるものの、ボリンジャーバンド-2σの拡大が始まったことで、下値余地が拡がっていく展開に。

需給面では5月安値形成以後は下値切り上げ相場が続いているが、短期的には8/17や9/14に出来高を伴った水準を下回ってきており、上値にしこり感。信用買い残は差し引き341万株で6月直近ピーク以降は整理売りが続いている。日々の出来高との比較では返済売りが重石に感じられないレベル。なお、空売りファンドOXAMが73万株程度の空売り残を報告している。

予想PERは11.2倍で同業の三井金属(5706)の15.9倍との比較では割安。PBRは1.2倍で同1.8倍との比較でも割安である。予想ROEは10.9%で同11.6%との比較では低い。配当利回りは2.1%で市場平均の2.0%との比較では高い。

買値は75日線などを回復するところで。目標は8月高値を上回るレベルに。損切りは8/16安値を下回る454円割れで」


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。