KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

21年ぶりの21000円台!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは金融株の決算がイマイチだったことから金融株中心に軟調

それを受けた13日の金曜日日経平均は、朝方こそ買い先行で始まったもののSQ値が20957円で決まると一旦売られる展開に。ただ売り一巡後は買い戻しが出て前日高値を上回ると、そのまま後場も騰勢を強める展開。前日の決算を受けてファーストリテイリング(9983)がグングン買われ、指数もそれに引っ張られ一時21200円に乗せました。

ただ21200円からはさすがに短期的な急騰に対する警戒感と週末の北朝鮮リスクを意識した利食い売りが出て抑えられ、終値ベースでは21200円を維持できませんでした。それでも21年ぶりの高値をザラ場ベースでも更新。売買高は18億株台、売買代金は3.3兆円弱とSQ分を差し引いても活況でした。


投資判断は「中立」に。21年ぶりの高値更新と言われると、いくら売り目線で当たるにしても、さすがに一旦投資判断をフラットにして反転を確認しないといけません。考え方自体は変えていませんが、相場が思うように動かない以上、一旦仕切り直しです。

金曜のNYは出てきた経済指標がしっかりだったことで各指数共にザラ場ベースでの最高値は更新。それを受けて日経平均先物は21220円となっています。

足元では為替との連動性も薄れ、株価はアメリカなど世界株高に連動する形で高値水準をキープしています。アメリカもテーパリング開始が決まって一旦は下げましたが、足元では改めて最高値更新波動。一体どうなれば株価が下がるのやら。

そもそもずっと売り目線で見ている論拠は日本に問題があるわけではなく、アメリカ株がいつ突然急落するかわからないというところでの警戒感が第一にあります。アメリカ株は多少経済指標が悪くとも代表的な銘柄が売られても、ゴルディロックス(ぬるま湯・適温)相場が続いています。

先般アメリカのREITに注目すべきと書きましたが、一方、日本のREITは以前日経で「REIT全体の2割程度を保有する投資主体である地銀の損切りが近い」と出ていました。4月高値から16%下落したREIT指数を背景に、もうこれ以上の損失拡大が認められない地銀による売り→損切りの連鎖が続くとされています。

好調の続く株式市場の裏側でREITを取り巻く環境は厳しく、アメリカの長期金利上昇→円安も相まって国内投資家の資金がアメリカの高利回り商品に移動してしまう、というのがありますし、REIT資金調達手段である借入はコスト高になります。もう一つの資金調達手段である増資も基準価格の低迷で条件が悪くなってしまっています。

ですから記事の中では「REIT全体の平均利回り4%超は明らかな割安」という声が出ていますが、私はそうは思いません。外部成長(資産取得)を求めて過大な増資を行うとなると、利回り成長力は削がれます。

足元不動産株は出遅れ感で買われている銘柄も目立ちますが、不動産市況を取り巻く環境は決して良くはありません。関西地銀3行の統合も正式に決まりましたが、この地銀再編の流れもまた地銀によるREIT保有を減衰させると思われます。

他方、最近高値更新銘柄に見慣れないインフラファンドの名前が出てくるようになりました。具体的にはいちごグリーンインフラ投資法人(9282)、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)ですが、もう一つタカラレーベンインフラ投資法人(9281)と合わせて現状3銘柄しか上場していないものです(今月末に4号案件が出てきます)。基本、太陽光発電による収益を投資家に還元します。

こちらの方が平均利回りが7%台でしかも一旦決まった買取価格はずっと固定されており、安定感があります。ただ時価総額は3銘柄合わせてもたった150億円程度しか無いので非常に小さく運用対象として適していませんし、またそもそも買い取り価格低下のご時世で不人気が続いてきました。公開価格割れが相次いで、高値更新とはいえ、ようやく足元で公開価格を上回ってきたレベルの話でもあります。


新興市場は「やや売り」に。こちらも考え方は変えていませんけれど、1部市場が強いのでさすがに投資判断を引き上げざるを得ません。一応足元は大型株中心に買われていますが、この動きが一巡すると新興市場にも遅れて買いの資金が入ってくるでしょう。

ただ全般的に短期資金と言われるものはビットコインなどより投機性の高いところに逃げてしまっており、新興市場の踏ん張りが将来の日本株を支えるでしょうから、頑張って欲しいとは思っています。


ポートフォリオ銘柄】
マクロミル(3978)は大幅続伸。ただ木曜の時点で目標とした3000円に無事到達となりました。大和証券による目標株価引き上げが後押しとなった格好。まあどういう形であれ、久しぶりに目標達成とできたので良かったです。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。前日中間決算の上方修正を発表。ただ例年この時期に上方修正を発表するのは恒例行事となっており、一方通期見通しの上方修正や増配が無かったことで先行き不安感が台頭する形になりました。

合わせてドイツ証券の格下げもあって、金曜のお祭り騒ぎの中で逆行安となり、値下がり率ランキングにもランクイン。これでとりあえず当面の材料が出尽くしましたし、今月二度目の下落率ランキングランクインですから、需給バランスもようやく崩れてきたのではないかと。下半期相場のトレンド転換に期待です。


そして今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはJSB(3480)です。

7月IPO銘柄で上場初日以降はやや勢いを欠いていましたが、9/25にレオスキャピタルワークスによる大量保有が出てから見直しの動きが出て来ました。実は有料メルマガでも買いで取り上げていたのですが、連日の大幅安で損切りとなってしまったので、こちらで長期的な視点から買いで見ていこうと思います。

同社は学生向け賃貸マンションの企画開発、サブリースを手がける会社です。同業としては毎日コムネット(8908)などが挙げられますが、この業界は調子が良いようで毎日コムネットは着実に利益を積み上げ、株価も右肩上がり。

少子化が進んでいるとはいえ、大学進学率が上がってきており、学生は地元以外の大学へも進学して独り立ちの契機になるので引き合いは強い様子。特に女性や留学生向けに需要が根強いようです。大学としても学生確保に向けて優位性を示すために、大学寮があるよというのをウリにできるということで、貸し手、借り手双方から引き合いが強い状況。同社も毎日コムネットも入居率はほぼ100%となっています。

足元で話題の高等教育の無償化に関しては、各党程度の差はあれども目指す方向性が一致しており、この辺り政策期待関連という見方もできると思います。

東証2部銘柄ということで、来年7月くらいの話にはなるでしょうけれど東証1部に向けた動きはあるでしょう。その場合株主を増やす施策として増配や記念配、株主優待の実施なども期待できますし、10月一括配当権利取りも狙える時期。

目標株価は5000円に。月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。流動性が低い2部銘柄で今の旬では無いかも知れませんが、ちょっとその辺りはご容赦を。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。