KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均連騰遂にストップ!

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日経平均は本日反落。前日のNYはキャタピラーや3Mの好決算を受け、ダウはここ一ヶ月で最大の上昇率となり高値更新。次期FRB議長はタカ派のテイラー氏が相応しいという共和党上院の意見が報じられ引けにかけては値を消したものの、その他の指数もしっかりでした。ドル円は114円乗せ。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ、また間もなく買いが一巡すると利食い売りが上値を抑えました。アメリカ長期金利の上昇を受けて、出遅れのメガバンクなどに買いが集まる格好。ただ一旦マイナス圏まで売り込まれ、さすがにここまでの連騰に対する警戒感が出ました。

後場は欧州系の資金が入ってきたことで一旦落ち着いたものの、14時から突然崩れ出す動きに。何とか下値では買いが入ってきて大崩れはしないものの、遂に連騰ストップで10月初めてのマイナスに。売買高は20億株弱、売買代金は3.3兆円と膨らみました。


投資判断は「中立」。カタルーニャ州独立を巡る混乱もアメリカの好調や税制改正進展期待に打ち消され、ここまでしっかりしてきた日本株も遂に連騰が途切れました。もっとも16連騰といってもその間の上昇率は7.7%ですし、売買代金も2兆円台前半が続いていましたから、歴史的連騰という程のダイナミズムはありません。

選挙も無事終わりましたが、「与党が圧勝の議席数なら更に上がる」とか「いや、過半数にちょっと足りない方が経済対策に関心が向かって上がる」とか、どっちに転んでも上がるんかい、という感じの盛り上がりでした。ならばいっそ今週また解散して毎月選挙を実施して欲しい、どうせ政局が止まっていても株が上がるのだから・・・という皮肉な声もあるとかないとか。

ともあれ足元225銘柄に代表されるような大型株中心になっており、先物主導で買われている相場を見ても明らかですが、そう考えるとまず日経平均22000円辺りまでは225銘柄主導で向かっていく方向性にあると見られ、本日も途中まではその動きに沿いました。

一方、先般ここで書いた事を忘れるわけにはいきません。というのはオプション市場の今を表すVIX指数が低すぎる点です。詳しい話をまた繰り返すのは長くなるので割愛ですが「もし何かがあって値が大きく動く日が立て続けに起きるとすると、オプション売りで儲けるパターンが崩壊することで相場が一気に動き出す可能性があります。それは例え上に大きく動き出したとしても」としました。

先般見た記事では「アメリカシカゴのオプション取引所のVIX指数のショートポジションが過去最高に」とありました。低下し続けるVIX指数はそもそもこういったところから演出されているのかも知れません。ただ、当然過去最高のポジションということは巻き戻しになった時はVIX指数が跳ね上がるということで、その影響の大きさが気になります。一体何が引き金になるのか。

先々週辺りから日本株はまさにそのスイッチが入った感触を受けています。ただだからといって相場がいきなり崩れるというわけではないでしょう。もう少し売り方を苦しめ、買い方を招き入れたところで一気に相場が反転してくるのだろうと思います。そういう意味ではチキンレースのカウントダウンは始まったという気がしています。

それにしても相場は底堅いです。日経ダブルインバース(1357)の口数が過去最高に積み上がっていたと報じられているように、単に信用の空売り以外にもショート的なポジションは貯まっています(ちなみにこの辺りが14時頃からの日経平均を押し上げる原動力になっているような気がします)。

ただ、最近値が動くようになってきたことは、まず日経VIの上昇に繋がるでしょう。市場は「動くこと」に気付いてしまいましたから、本日の下落も売り方の予行演習みたいなもので、弱気派を集め、腰の据わっていない買い方のビビり売りを誘いやすくなってくると思います。

一方、日本でも決算シーズンに入ってきましたが、ここまで全般的に決算数字云々よりも売られていた銘柄が決算後に買われ、買われていた銘柄が決算後に売られる「ゲームチェンジ」の流れが顕著です。

アメリカ株でもそんな感じで、更に株高を想定するには更なる説得力を持ち合わせるような力強い決算が必要です。ともあれ決算はあくまで個別企業や業種選別の材料なので、アメリカでの動きを参考にしながら日本企業の動きを予想する形になりそうです。そしてその結果、アメリカ株のボラティリティが上がるようなら、いよいよ相場の乱高下を警戒しないといけないのかも知れません。

今週のイベントとしては26日にはECB理事会が控え、月末には日銀金融政策決定会合が控えますから、流れが変わるとすればそれ以降にタイミングが合うのかも知れません。

雑談感覚で聞いて貰いたいですが、最近私が勘に近いもので漠然と思っていることは、相場の反転材料は結構あっけないものになるのかも知れない、ということ。というのも、ビッグイベントは今までも散々事前に警戒されて織り込まれ、どういう帰結でも結局上昇するパターンが多かったので、目立つもの程材料にならない感じもします。

あくまで例えばですけれど、黒田総裁が会見で「物価目標の達成はぶっちゃけ無理かなと思う」などと発言するとか、イエレン議長がぎっくり腰で会見に出られず退任リスクが高まるとか、イヴァンカさんが離婚するとか。およそ今流行りのAIですら予測できないような、ほんの些細な失言やトラブルで歯車が狂い、転がり出した小さな雪玉が雪崩を生み出すのかも知れません。

だからこそ余計に予想は難しいと思いますが、まあ予想屋の逃げ口上ではありますね。今後も大人しく手持ちの材料を元にコツコツ分析していきます。

最後に雑感ですが、日産(7201)が先般の無資格社員による検査問題発覚後も一部工場で無資格検査を続けていた、ということが発覚しましたけれど、無資格だけにお上の通達も無視か、という感じです。ちょっと呆れた話ですね。また神戸製鋼(5406)も同じように発覚後も不正を続けていたとのこと。

先般の日経1面が「ESG投資が世界の運用資産の3割」と出たところにコレですから、日本株が出遅れだとか言われるのも当然なような気もします(私は実際には出遅れているとは思っていませんが)。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に軟調。本日IPOした2社テンポイノベーション(3484)とシルバーライフ(9262)は共に好調なスタートとなりましたが、東証1部が反落する中で、新興市場からも一旦資金が逃げました。ただ目先は短期的にでも出遅れ新興株に資金が回ってくるターンだとは思います。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。本日は地合が崩れる前から内需株全般的に弱く、同社もようやくの25日線割れとなりました。13日の急落で空けた窓も埋めない窓認定されたような感じで、次は75日線を目指す動きになってくるのではないかと思います。


同じく売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は反落。地合の悪化に合わせて売られる展開になり、指数寄与度の高い同社の売りが膨らむ形になりました。1万円をキープしたのはさすがですが、上値達成感も出つつある中で、この辺りが上値の限界ではないかと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。