KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は23000円の壁高く

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日経平均は本日反落。前日のNYは税制改正法案の成立が見えてきたことで3指数揃って最高値更新。ただ、ややドルが売られる流れで円高で返ってきました。

それを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行したものの、23000円の上値が意識されてやがてマイナス転換。後場も日銀ETF買いが期待できない中で買い手かがり無く、全般的に前日終値を挟んだ膠着状態となっています。売買高は14時半時点で12億株弱と低調。


投資判断は「やや売り」。結局また高値更新波動となっているアメリカはとにかく強い状況です。予想外に税制改正法案成立に向けて大きく前進したことが、お休み中のトレーダーを蔑ろにしたクリスマスプレゼントになりつつあります。

ところで足元でとにかく弱い動きとなっているのが中国。上海総合指数は本日こそ小反発していますが8月以来の安値水準になっていますし、中国版NASDAQとされる深圳総合指数も低迷。共産党大会が終わった中国では政府が小規模融資の規制や不動産取引の抑制などに乗り出しており、この金融引き締め姿勢が今後一段と強まると見られています。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/SZCOMP:IND

この金融引き締めによる金利上昇→人民元高を誘発することで、足元では人民元がジワジワと上がってきています。今のところ10月の元高水準をキープしていますが、そもそもドル安基調が未だ収まっておらず、割り込んでくる可能性は高いと見られます。アメリカの10年債利回りは今月そんなに大きな動きは出ていないのですが、ドル安が続いている印象。
https://jp.investing.com/currencies/usd-cny-chart

個人的にはあまりグングン円高に進んでいくとは考えていないのですが、もしアジア歴訪の際にトランプ大統領と何らかの密約があったのであれば、我々の預かり知らぬところで円高が容認されているということがあるかも知れません。まあこの辺りは単なる空想の話なので、話半分に考えておいてもらいたいですが。

一方、ユーロドルの方を見てみると、そのドル安の他、懸念されているドイツの連立に関し第2党である社会民主党と協議中であることから、場合によっては再選挙という話もあっただけに、最悪シナリオ回避に対する期待感が高まってユーロ高。再度1.2ドルの抵抗線トライの形になっており、チャートだけを見ると次は突破してくる可能性が高いように思われます。

しかし最近思うのは、本当に政治の混乱は株式市場にほとんど影響を与えないのだな、ということ。これは昨年のBrexitアメリカ大統領選挙、そして今回のドイツといった先進国の混乱が全然関係無く最高値を更新していること、逆に日本の政治がこんなにも安定しているのに大して日本株が上がらないことから、より一層強く感じたりします(ただし日本の場合は株式市場全体の時価総額は着実に増えています)。金融政策こそが全てであり、その金融政策に影響を与える点でのみ政局の混乱が懸念される様子。

確かに日本は政局の安定では先進国でピカイチですが、残念なのは足元で相次ぐ企業の不正。一部の噂では今の政権が盤石なうちに膿出しをしようと政府が大企業を中心にマークしている、ということですが、まあ本当にそうなら実はアク抜けに繋がり良い話なのかも知れません。

ただ、日産、神戸製鋼SUBARU三菱マテリアル、大手ゼネコン・・・と相次いでくると、むしろ大企業を買う方がリスクになり、投資家を躊躇わせる要因になりそうです。トヨタだけは別格でしょうか?

そもそも日本は政局が安定的であっても、その方向性は増税と金融緩和持続。対して他の先進国は減税と利上げの方向に動いており、むしろ経済的にはマイナスな方向で安定している、という点は外国人には好まれないのかも知れません。

実際外国人は売り越しが続いていますが、単にここまで急激に短期筋が買い上げすぎたので、その反動が出ているだけという感じです。特に大企業の不正があったから日本を外そう、などという動きが顕在化しているわけでも無いと思います。ただESG投資というものが市場への影響力を少しずつ大きくしている中で、全く影響が無いわけでも無いのは確かです。

値動きとしては引き続き小型株に買いが入ってきそうです。特にこれまで市場で目立たなかったような銘柄の方が突然の投げ売りも少ないでしょうし、安心感があると思います。

最後に雑感としては、11月から何故かREITが強いですが、どうも以下の記事がヒントになるような気がしています。毎月分配型でアメリカの不動産に対して投資を行う投信で、資産規模も1.5兆円と海外REIT型では最大級。

↓フィデリティUSリートファンドの分配金減額
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO09578560V11C16A1DTA000/

この発表があった11月15日を境に国内REITが上昇しており、タイミング的には一致します。確かにREITは毎月月央が弱く、月末にかけては強含むクセがある(分配金取りの動きが出やすいため)のですが、その反発力があまりにも顕著。これはUSリートで利回りが得られなくなった投資家の資金移動があった(あるいは見越して)強くなったのではないかと。もしREIT指数が1700ポイントをきちんと上抜いてくるようなら、長期トレンド転換の動きと見られるのかも知れません。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。マザーズではCYBERDYNE(7779)がようやくHALについてアメリカでFDA承認を受けたということで大幅高。指数を牽引しています。また東証1部が上値の重さを警戒している中で、年末に強い新興市場に資金が流れている格好。アメリカで税制改正法案が成立してしまうともうイベントが無いので、やはり小型株が強いのではないかと思います。


ポートフォリオ銘柄】
船場(6540)は反落。先般無事東証1部昇格が決まり、昨日は上場来高値更新の動きとなりました。それで狙っていた材料も出たので、この辺りが潮時かと。一応TOPIX算入が来月末にありますが、正直この銘柄に関しては事前予想も十分ありましたし、これ以上引っ張れないような感じがします。本日引けで利食い終了とします。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。いくら月次受注が2ヶ月連続で良かったからといって、最高値更新波動は強すぎる・・・と思っていたら、昨日「自社株買い終了のお知らせ」。何故か今月突然自社株買いを再開し、グングン高値を買っていたことが判明しました。本日はその燃料切れで失速。

足元では大手ゼネコンのリニア談合により建設株が売られる展開。年末にかけて少し値を下げそうな感じはあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。