KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合は現状維持で無風

★☆★☆【有料メルマガ】お申込募集中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,240円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本日の日経平均は反落。前日のNYは税制改正法案の可決を受けて出尽くし感から軟調。アメリカの長期金利が2.5%を付けたこともあって、為替も円安で返ってきました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。税制改正法案の採決に関しては既に前日の引け間際にほぼ決定的となっていたことから、出尽くし感の売りが出ました。また、北朝鮮兵士が韓国に亡命し、38度線に緊張が高まったことで韓国株が売られ、軍事関連株が買われるなどの地政学リスクが強まり、一時100円以上値を下げる場面がありました。日銀金融政策決定会合に対する警戒感も強まる格好。

ただ昼に日銀金融政策決定会合が現状維持で伝わると、後場はプラス圏に切り返す場面も。日銀金融政策決定会合の日は日銀がETFを買いやすいという期待感も背景にありました(実際に買い付けアリ)。ただ前日終値に抵抗力があってプラス圏を維持できず、引けにかけて力尽きる格好。一方、TOPIXは連騰となって終値ベースでの96年以来の高値を更新しました。売買高は14億株台、売買代金は2.3兆円台と低調でした。


投資判断は「やや売り」。アメリカ税制改革法案が採決され、トランプ政権下で初めてのまともな仕事とも言える減税策が決まりました。正直私は上院可決すら無理だと思っていたのですが、結果的にアラバマ州上院議員補欠選挙が大きく影響した格好。共和党もこのまま政策の停滞が続くと来年の中間選挙を戦えないので、ギリギリでの決着をみたという感じです。

ただ、減税案は通った反面、その裏側にあるもの、すなわち減税→歳入減→一層の借金返済が困難になることから、債務上限問題に関しては、延長の見通しが立っていません。

アノマリーとしては掉尾の一振が有名で年末高となること、そしてそれに向けてSQ後は強くなりがちというのはあります。01年以降では12勝4敗の好成績で、つまり総じて12月は高いということに。

アノマリーだけで言えばこのまま年末にかけてドンドン上がっていくということになりそうですが、昨年はともかく、15年は12/1をピークにその後の下落トレンドに繋がりました。14年も特段SQ後は強く無かったですし、11年もイマイチだったので、実はここ6年での勝敗は3勝3敗の半々ですからイマイチ。今年も今のところ横ばいです。

個別では「年間を通して強かった銘柄が一段と強くなる」というのがあります。特に個人投資家などによる節税対策による損切りの売りが出にくいので、更に買われるということでしょう。逆に年間通して弱かった銘柄は損切り通算の売りが出やすく、下落トレンドが続きやすいです。あとはPBRの低い銘柄が買われやすい、というのがあります。

12月IPO東証1部直接上場とみられる案件が佐川急便のSGHD(9143)を筆頭に、カチタス(8919)、マツオカコーポレーション(3611)、アルヒ(7198)、オプトラン(6235)、森六HD(4249)と何と6社もありました。

確かに例年12月は掉尾の一振で盛り上がる月ですから、その間に上場させておけば少なくとも市場環境的にはセカンダリのスタートとして良い時期ではあります。また、うち3社が売出のみの出口案件ですから、ファンドなどにしてみれば都合の良いタイミングなのでしょう。

それでも一応、これら6社の資金吸収額が現時点での想定で2150億円程度ですから、確かに日本郵政G(6178)の売出1.3兆円などと比べると、全然マシですね。そう思ったか、月初にはメガバンクなどの大株主が持ち合い解消を狙って、連日大型売出を発表しました。

マクセルHD(6810)に始まり、オリンパス(7733)、オムロン(6645)、ヤマハ発動機(7272)など。公募も加えればアサヒHD(5857)、ダイフク(6383)、沢井製薬(4555)もありますね。これらの総額も2000億円程度ですから、まあ十分消化できます。

ともあれ決算期が12月の売り手である場合、また資金用途としてなるべく早く必要な場合は事情もわかるのですけれど、そうでないケースの場合は「今の株価水準はもうピークに近い」と売り手が判断している、ということですから、つまりは少しずつ来年の嫌な相場展開を意識している人が増えているということかも知れません。

足元の相場に関しては、イケイケドンドンの上昇相場では無いと見られます。少なくともあと一週間は今週のような状況(全般的に小型株優位)が続くのでしょう。23000円の壁は固いと思います。

個人的に思うのは、完全なバブルとなっているビットコインが明確に下落トレンドに入らない限り、金余り(ゴルディロックス)の状態が続いているとの証明であり、相場は大崩れしないのかも知れません(逆に株式市場が崩れないとビットコインが崩れないかも知れませんが、やはり神経質な値動きをするビットコインの方が先導性があると見ています)。

そのビットコインは40%程度の急落でも値を戻してここまで大相場を作ってきました。逆に相場の未成熟さがよくわかります。一方、ビットコインは最初は中国人→日本人と相場の主体が変化してきて、今はアメリカ人の割合が増えつつあります。ですから夜間に値動きを大きくする場面が増えてきたわけであり、ビットコイン投資をされている方はあまりグッスリ眠れないのではないかと思います。

個人的には80万円くらいまで来た段階で100万円まで行くんだろうなぁと漠然と思っていたのですが、あっと言う間に突破して現在に至ります。分裂騒ぎがあってもお構いなし。バブルはバブルなんでしょうけれど、バブルは弾けるまではバブルではないですからね。こうなってくると一体どこまで行くのか検討もつきません。

最後に本日久しぶりに浮上した北朝鮮話。一説には最近日本に次々と漂流してくる北朝鮮の木造船が北朝鮮の限界を示している(不慣れな住民に「漁で食料を調達しろ」という司令が出て、遭難が相次いでいる)、韓国へ亡命した兵士の行動を見ても瓦解は時間の問題だ(亡命兵士の対内から出てきた寄生虫北朝鮮の食糧事情の厳しさを物語る)、北朝鮮幹部も原油を止められた兵糧攻めにより冬を越えることはできない、などといった北朝鮮崩壊の楽観的な観測も背中を押しているのかも知れません。


新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。マザーズではCYBERDYNE(7779)が連日の急騰から一服したことなどで上値を抑える形。出遅れていたはずのマザーズ指数もいつの間にやら年初来高値圏まで来ていたので、多少の一服はやむなしでしょう。引き続き年末にかけて新興・小型株優位の展開が続くと思います。


ポートフォリオ銘柄】
JSB(3480)は大幅続伸。13日の本決算を受けて失望感から売りが続いていましたが、とりあえず75日線は回復してきました。決算に関しても一応四季報予想を上回っていますし、前期の感じから言って今期も恐らくだいぶ保守的に見ていると思います。本来売られる筋合いは無いと思うのですが。


壽屋(7809)は続落。11月の決算後はこれでもか、というような断続的な売りが続いて、下げ止まりません。スター・ウォーズ公開から出尽くし感も強まっている格好。ここからクリスマス商戦などがありますが、この辺りもほとんど材料視されないのでしょうね。「壽」という名前から年始は縁起の良さが好感されますように・・・。


【注目銘柄】
MS&Consulting(6555)は大幅高で値上がり率ランキング上位に。こちらは今週日曜の有料メルマガで買いで取り上げ。昨日は無事増配を発表して大きく買われました。年末年始の忘年会シーズンにおける外食関連株として注目しましたがラッキーでした。目標株価は当然まだまだ上。また目標に達成し次第、当欄にて取り上げ根拠を記します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。