KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

掉尾の一振に向けてじり高

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日経平均は金曜反発。前日のNYはエネルギー株や金融株が買われてしっかり。ただアメリカの長期金利は伸び悩み、ドル円はやや円高方向に振れて戻ってきました。

それを受けた日経平均は朝方こそ売り先行となったものの、全般的には前日終値を挟んだ小動き。朝方にアメリカで繋ぎ予算が成立して、また政府閉鎖の危機が一ヶ月先延ばしになったと伝わりましたが、特段反応薄。

アルツハイマー治療薬の有効性が出なかったとの発表を受けてエーザイ(4523)が急落し、また半導体株も軟調で指数を押し下げたものの、全般的には小じっかりの展開が続きました。一方、アメリカに倣って銀行が買われた他、NISAの駆け込み取得などもあって利回りの高い商社株が軒並み年初来高値を更新してくるなど、時価総額の大きいところが小じっかり。

引けにかけて少し買われ、一応22900円には乗せて終了しましたが、一日の値幅は100円程度。TOPIXは96年以来の高値を連日の更新となりました。売買高は15億株台、売買代金は2.4兆円台とここ最近では低調。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYはクリスマス休暇の薄商いの中、ナイキなど優良銘柄に売りが出て軟調。ピットコインの急落も関連株の売りを誘いました。それらを受けた日経平均先物は22870円となっています。

アメリカの政府閉鎖もとりあえず回避され、今年のイベントは全て乗り切って終了という感じになりました。一応、オバマ政権下でも政府閉鎖があっても「どうせ最終的には延長するんでしょ?」という楽観論から株価には大きな影響を与えませんでした。

決まった法人減税は、当然民間企業にとっては利益拡大に繋がります。ただ、それで景気が良くなるか・・・というと、アメリカは十分な成熟国ですから、一段の景気刺激になるかは微妙です。

減税で既に儲かってる企業や富裕層は恩恵を受けますが、じゃあそのお金を消費に回したり、設備投資に使うのか?というと、少なくともレーガノミクス当時より、そのインセンティブが小さいように見えます。まして減税自体も、当時より小さな幅に落ち着きましたし。

アノマリーとしては戦後の日経平均の統計では、11月が年間の高値になったのはわずかに2回。対して12月は23回となっており、これだけを見ると11月の高値を上回る場面が瞬間的にもあっても良いのかも知れません。が、個人的には年末まであっても23250円辺りまでがせいぜいで、11/8高値23382円超えというのは難しいと見ています。

また、皆あまりまだ気にしていない中国リスクも不気味です。月初に財新が発表した製造業PMIは節目の50を上回ったとはいえ50.8と5ヶ月ぶりの低水準。上海総合株価指数はこのところずっと弱いですし、中国版NASDAQの深圳も未だ8月以来の低水準を脱していません。こちらは私もそこまでまだ深刻には捉えていませんが、チェックしておいて損は無いでしょう。

全般的には今年強かった銘柄が利食い売りに押され、逆に出遅れの金融株などバリュー系が買われやすい地合となっています。また結局アメリカと日本と写真相場と言いますか、例えばアメリカで金融株や小売り株が買われれば日本でも買われる動き。業績改善期待感などもあるかもしれませんが、本質的には今年売られた銘柄に買いが入ってきている格好です。

話題のビットコインに関しては、ここをバロメーターとして、金余り状態が続いているリスクオンか、逆に嫌気するリスクオフモードかを確認するツールとして使えると思っています。金曜は過去最大級に暴落しましたけれど、ここまで4割くらい下落しても何だかんだで戻ってきた歴史がありますから、まだ何とも言えませんし、そもそも門外漢の私はよくわかりません。

先日聞いた笑い話(?)では、上野界隈のホストが仕事終わりの朝、地べたに座ってタバコを吸いながらしていた会話。A「ビットコインで儲けた」→B「へー、ところでお前株とかFXはやんねーの?」→A「あんな恐ろしいものはやんねーよ」

うーん、この辺りは考え方次第でしょうけれど、ビットコインは雑所得ですから大きく稼いだとしても税率は住民税と合わせて最大55%。利益の半分以上持って行かれてしまいます。きちんと税金は納めましょう。

そんなわけで、株式の個人投資家ビットコインの連動性はあると思っていますが、今年はずっと売り方に回ってきた個人投資家はすっかり乗り遅れ、全然恩恵がありませんでした。

ということは、12月の最終月、ここで一気に稼いでしまって、収支を良くしたい・・・という欲が働くでしょう。そうなってくると、まずは新興株や低位株といった、値動きの良いところが物色されやすい→その代わり逃げ足も速い、という展開になろうかと思います。

最後に雑感ですが、最近日本海側に北朝鮮の木造船が流れ着いてアチコチで騒ぎになりました。もし北朝鮮と戦争が始まって大量の難民が発生するような状況になった場合、これの比では無いでしょう。そういう意味では現在は予行演習のようなものかもしれませんが、何とか難民が発生しない形での決着をお願いしたいものです。

あと私はあまり中東情勢に詳しく無いのですが、エルサレム首都問題は、トランプ大統領を背後から操る黒幕が居るのでしょう(以前であればバノン氏のような)。以前からイスラエルや台湾など、今までの米国なら腫れ物に触れないようにタブー扱いしてきた微妙な国際問題を、トランプ大統領というアホそうなフェイクパーソンを使って、良いように操っている存在。

今までのトランプ氏の発言や態度からいって、もし何らか予想以上に悪い展開になった時に「いやー、うちのトランプがまた勝手に言い出したことで」といって切れば良い、という都合の良い傀儡なのでしょう。しかし国連でほとんどの国がアメリカに反対するなんて、時代も変わったものですね。


新興市場は「中立」。金曜は高安マチマチ。マザーズではバイオ系が比較的強い動きとなりましたが、JASDAQの方は指数に組み込まれていない直近IPOが活況な分、資金が取られた形になって軟調となっています。ただ引き続き年末年始にかけて新興・小型株優位の展開が続くと思います。


ポートフォリオ銘柄】
JSB(3480)は続伸。そして引け後には中期経営計画を発表。20年度までに売上を前期比19.4%増の435億円に、経常利益を同25.1%増の33億円目標と掲げました。全般的にはちょっと投資家の期待値を刺激するようなものではなく、まあ無難な感じ。週明けにはどう評価されるかですけれど、もっと「早期東証1部を目指す」「配当性向○○」など書いてくれたら良かったですね。


ピープル(7865)軟調。前日に発表された月次が悪かったことを嫌気する動き。また、今年産まれた子供の数が過去最低を更新したこともマイナス材料でした。例年1月前半に向けて配当取りの動きが強まるところで、少なくとも12月の高値は超えてくると思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。