KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反発。前日のNYは薄商いの中、原油リビアのパイプライン爆破による地政学リスクの台頭からWTI原油が一時60ドル台乗せしたことでエネルギー株が買われる一方、iPhoneXの販売不振報道を受けてAppleが売られたことで総じて小安い着地。

それを受けた日経平均は朝方売りが先行したものの、12月権利落ち分約30円強の下げ幅をすぐに埋めてプラス転換。その後は前日終値を挟んだ一進一退の値動きが続いています。売買高は13:15現在で6億株台と薄商い。


投資判断は「やや売り」。アメリカは確かに好調ですが、それ以外のところも必ずしも強いわけではありません。中国の方を見てみると、上海総合指数は本日こそ小反発していますが8月以来の安値水準をウロウロしていますし、中国版NASDAQとされる深圳総合指数も低迷。確かに個人的にはアメリカ株が強ければ特に懸念する必要は無いと思うものの、世界中好景気に沸いているというわけではありません。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/SZCOMP:IND

本日は市場の商いが閑散であまり書くことも無いので、ビットコインの話を。ビットコインの価格は引き続き世界の金余りのバロメーターとして注意しておくべきですが、最近は「有事の金」より「有事のビットコイン」ということで、ジワジワと金価格押し下げていましたが、ビットコインが乱高下することで、また金に資金が戻りつつあります。

ところで、実はもう一つ影響しているものがあると思っています。それが日本円。というのは、今まで日本の「ミセス・ワタナベ」と言われる投機家はFXを主流として取引を行い、ハイレバレッジで投機を行ってきました。それが政府により25倍のレバレッジ規制をかけられ、今度は10倍にされるという話も出て来ました。

そうなってくると、彼らのお金は別のよりボラティリティの大きなところに流れていきます。何故なら投資家ではなく投機家ですから、一攫千金のチャンスが無いと興奮しないんですね。それが日本の金融リテラシーの低さから来ているとも思いますが、まあFX取引や仮想通貨取引を否定するつもりは毛頭無く、単に好き嫌いの話です。仮想通貨自体は、将来的にいずれかの通貨が求められることにはなるのでしょう。

以前から言われていたことですが、FXの個人投資家の過半は日本人です。一方、中国人が去った今のビットコイン市場の主体も日本人。こちらも過半が日本人とされており、今やアメリカ人と韓国人の3主体のみになっているという説が一般的です(間接的には中国とかも絡んではいるでしょうが)。

ところで日本人FX投機家は、各通貨に対する「円売り」ポジションが主流です。というのも、日本の低金利を背景に他国の通貨を買えば、通貨スワップといった金利差相当分が稼げるので、保有しているだけでも利益が生じます。イメージとしては株の信用買い=円売り(他国通貨買い)、信用売り=円買い(他国通貨売り)、みたいな位置付けで、ポジションの建て方が全然違います。一説には8割が他通貨のロング(買い)ポジションとも言われています。

そういった資金が「ミスター・ワタナベ」が投資するビットコインに流れてしまった、というわけで、最近為替がなかなか円安に向かわなくなった要因でもある、と私は邪推しています。今までも日本の個人投資家の存在は為替市場で大きかったですから、この影響はなかなか大きいと見られます。

ですからFX業者も衰退していくFX市場に固執することなく、仮想通貨に算入するところが相次いでいます。また、仮想通貨が発達すると淘汰されるという危機感を持っているメガバンクなども、仮想通貨の開発に着手し始めています。一方、例えば野村HD(8604)や大和証券G本社(8601)といった大手証券会社は、まだ本格的に仮想通貨市場に参入していません。この辺り、まだ業界的な温度差があるように思われます。

個人的にはビットコインの先行きはサッパリわかりませんが、一つ言えるのは決済通貨として広まるのはしばらく無理だろう、ということ。例えばビックカメラ(3048)などは決済にビットコインを導入していますが、あれはほぼ話題作りのようなものでしょう。ビックカメラの場合は上限10万円までで、取引所であるbitFlyerと提携し、即時円に換金することでビックカメラ側の保有リスクは0に抑えています。

そういう形で取引所と連携できるところは良いですが、そうでない場合は例えばビットコインを店側が受け取る形になり、保有リスクが生じます。こんなにレートが振れる通貨を普通の店は受け取りたくないはずですから、決済機能を持たせるには、少なくとも一層流動性が必要なように思われます。

というわけで、決済機能には価格が安定するまで当分期待出来ないと思う反面、金融商品としては「買うから上がる、上がるから買う」で、まだ上がるかも知れませんし、突然下がるかも知れずサッパリわかりません。株式市場がトランプ大統領という大きな不安材料がある中で、ビットコインなら大丈夫、という雰囲気もあるでしょう。

急落のきっかけとしては、例えば来年の確定申告後にFXのミセス・ワタナベのように巨額追徴課税を受けたら、ビビって熱が冷めるかも知れません。ただ、FXの場合はむしろ「そんなに儲かるのか」とそこから盛り上がりましたけれど。

とにかく今はマイナンバーの提出が必要ですし、物品購入の段階で「円転(売却)して商品を買った」と判定されるそうですから、税逃れは難しそうですね。随分長々とビットコインの話をして脱線してしまいましたが、とにかくポイントとしては金価格のみならず、最近は為替動向にも影響を与え始めているという部分です。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。個人投資家の年末に伴う投げ売り(主に節税目的)が終わり売りが枯れ、マザーズ指数などは年初来高値更新の動きとなっています。例年12月は小型株が買われやすいですし、特に最終週辺りからJASDAQは連騰が続くクセがありますから、まだ強さは継続すると思います。


ポートフォリオ銘柄】
壽屋(7809)は反発。個人投資家の損失出し売りが一巡したことで、ようやく大きめのリバが出る形になっています。昨年も秋頃にIPOして上値にしこりを残して急落した銘柄が、軒並み1月は買われる動きになりましたし、年初は縁起の良い名前の会社が買われやすいアノマリーがあります。「壽」なんてピッタリだと思いますが。


売りポートフォリオ大東建託(1878)は続伸で最高値更新。結局自社株買いが終わっても、ガイアの夜明けレオパレス21(8848)が追求されても、決算を受けて東建コーポレーション(1766)が底辺を這っても、なお買われるという事態になっています。うーん、参りました。

こうなってくると一体何がどうなったら下がるのかわかりません。ここは年も代わることから、銘柄整理の意味合いも兼ねて本日引けで無念の損切りとします。長くdisってきましたが、全く意に介さない値動きでした。


【注目銘柄】
IDEC(6652)は続伸。こちらは月曜夜に配信した有料メルマガで買いで取り上げ。その後は着実に下値を切り上げる動きになっています。売出による売りが一巡し、短期的な売り圧力が一気に消えた形になっています。目標株価は当然まだまだ上。達成し次第、当欄にて取り上げ根拠を記します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。

そして次回は今年最後の成績発表です。お楽しみに!


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。