KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FAAMG株に懸念発生

★☆★☆【有料メルマガ】お申込募集中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,240円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は火曜続落。前日のNYは情報漏洩問題を受けてFacebookが急落となった他、自社製ディスプレイの開発着手とiPhone需要下方修正を受けたApple、ウーバーの自動運転死亡事故を受けてGoogleなどにも連想売りが出て、ここまで好調だったNASDAQを牽引するFAAMG株の下落が重石になり、3指数揃って軟調となりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。国内でも森友問題が引き続き懸念される他、アメリカでパウエル新議長による初めてのFOMCを控えて警戒感が台頭。一時200円以上の下げ幅となりました。ただ200日線を割り込んだところからは下げ渋りの動きに。

後場は日銀ETF買いも入り、下げ幅100円まで戻し、ほぼ高値引けで終えました。売買高は12億株弱、売買代金は2.2兆円台と低調。


投資判断は「売り」。火曜のNYは原油価格の上昇がエネルギー株の上昇に繋がって3指数共に堅調。ただ引き続きFacebook株が急落して相場全体の重石となりました。それを受けて日経平均先物は21300円となっています。

振り返ってみると、日本株は2月は6ヶ月ぶりのマイナスでした。ただ6ヶ月前の8月は300円程度の下げに対して、今月は1000円超の下げ幅ですから、ちょっと意味合いが異なります。特に2月はドル円とアメリカ長期金利の関係が崩れた他、ドル円日本株との連動性や様々なこれまでの流れが一度壊れた月でした。

2月の「パリティショック」から、これまでずっと不文律で作られていた相場のルールが壊れてしまった印象を受けています。月初の連騰記録が止まってしまったのも、その一貫でしょう。

3月にはアノマリーとしては「3月の騰落は前年10月の騰落と一致しやすい」というのがあります。その一致率は直近21年間で76.2%と高く、昨年10月といえば日経平均連騰記録を作った月ですから、であれば今年3月も高いのかも知れません。理由は下半期のスタート月と期末月だから・・・とか言われていますが、どうも釈然とはしません。ちなみに昨年は外れました。

その他「3月後半は権利取り狙いで強い」とか、総合的に3月は強いというアノマリーが揃っています。ただここまで言っておきながら、私はアノマリーはあくまでアノマリーであり、やはりアメリカ発の混乱に警戒すべきだろうと思います。

しかし日本株と比べると、アメリカ株の下落はまだマイルドな感じを受けます。アメリカ株は「AAA」と呼ばれるAmazonApple、Alphabet(Google)のハイテク3兄弟が頑強であり、先週から少し一服感が出ているものの、NASDAQを軸にしっかりしています。トランプ大統領の支持基盤の株価が下落し、そうではない方が上がるのもまた皮肉な話。

1月末からの日経平均の下落率7.4%、TOPIX6.5%に対して、NYダウは5.4%、S&Pは3.8%、NASDAQに至ってはたったの0.6%に止まります。理由は明らかで円高の影響を受けているからですが、ドル建て日経平均では同5.3%の下落となり、まあ為替影響が無ければ、確かにNYダウと大差は無いかも知れません。 

その為替影響が最も色濃く出るのが大型株。特にTOPIXコア30、大型株指数、中型株指数の順に二番底を付けて、今もまだ底辺にいます。コア30に至っては3月安値を更新しそうな勢い。一方で小型株指数は2/14の安値からまだ4.0%上の位置にあり大きな温度差があります。個人投資家が傷ついていないと言われる所以です。 

ただこの辺りは個人投資家はともかくとして、最近は外国人やファンドも小型株を結構買っていましたから、少なからず影響が出てくるものです。恐らく大型株指数に引っ張られる形で、小型株もやがて2/14安値を割り込んでくるのだろうと思います。 

チャート的には2/6急落時に空けた窓埋めを拒否されたような形で、25日線に上値を抑えられています。下値は200日線に支えられてはいますが、75日線も下落に転じて久しく、モタモタしていると個別株毎にそれぞれチャート形状を崩してしまうので、元の上昇トレンドに戻り辛くなります。

個人的に恐いのが、以前から繰り返していましたけれど「相場が大崩れする前には高値圏でシェイクする」こと。これで明らかに3回振り回した形になります。ここでなまじ「乗り遅れるな!」とばかりに飛び乗ると、もう続いて下値を買ってくれる人の存在が無くなり、下げがきつくなるような気がします。ちょっと慎重に見ておくべきではないでしょうか。

先般より市場で話題になっているのが、著名投資家レイ・ダリオの欧州及び日本株売り。2月中頃から着手ということで、今のところ概ね狙い通りの動きになっています。2月の急落を壮絶なふるい落としとして、このまますんなりと再度高値を奪取して上値追いというのは虫が良すぎるような気がします。
https://zuuonline.com/archives/183464

そして今晩のFOMCに注目ですが、事前に予測できる悪材料では大して下がらない、というのは確かにあると思います。2月はまさかの「雇用統計良すぎたショック」があり、金利上昇を通じたVIX指数の急騰がパリティファンドを傷つけるという連鎖に繋がりました。そんな私が今密かに気にしているのが、突然どこからから出てくるであろうアメリカ国債格下げリスクです。

その場合は低格付けの社債が売られるなどの二次的被害が拡大し、恐らく「備えが無い」ので、結構大きめのショックが市場を覆うと思います。


新興市場は「やや売り」。火曜は両指数共に軟調。ただマザーズは一時プラスに切り返す場面があるなど、比較的しっかりでした。アメリカでハイテク株が弱かったですが、既に前日大きめに売られた場面があったことから、大型株に比べてマシな反応でもありました。ただ上述したように、基本的にはまだ底を探りに行く展開になると見ています。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は続伸。地合の混乱を受けて、引き続き安定的なインフラファンドに資金が入っています。他のインフラファンドも含めてじり高基調。中でも同ファンドは高値に最も近い位置にあり、ここからの上放れに期待です。


売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は反落。出資先であるUberの自動運転死亡事故を受けて、自動運転開発に遅れが出るのではないかという警戒感が強まりました。一方、買収したイギリスの半導体設計企業ARMの再上場を検討と伝わりましたが、特段反応はありませんでした。

しかし携帯電話事業の上場も含めて、どうも資金繰りに急いでいるのかなという印象を受けます。足元で世界的な金利上昇機運を受けて資金調達もし辛くなってくるところですし、金利負担の増加も懸念されます。NASDAQの下落転換も重石ですし、ここからソフトバンクを巡る話は厳しさが増してくるように思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。