KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

またまた貿易戦争懸念再燃

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日経平均は本日反落。前日のNYは飲料大手ペプシコの好決算などを背景に消費財セクターが好調で3指数共にしっかり。S&Pは2月以来の高値水準となりましたが、高値更新が迫ったNASDAQは一時下げに転じる場面も。そして引け後にはトランプ政権の対中国関税に関して、新たに6031品目に上乗せと伝わると、急速に米中貿易戦争懸念が高まる格好。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。人民元基準値が発表される10:15まで断続的な売りに押されました。ただ人民元基準値が若干ながら元高設定となると、やや落ち着きを取り戻す格好。その後は一旦売りが収まる形になりました。

後場は日銀ETF買いが入り下げ幅を縮小。中国の強硬姿勢が改めて伝わると一時値を下げる場面もありましたが、22000円手前辺りでのもみ合いが続きました。14:45現在で売買高は11億株台と低調。


投資判断は「やや売り」。貿易戦争もありますが、国内の状況もなかなか深刻です。2月期決算銘柄の小売り企業が出した決算では、人件費の上昇で苦戦するところ、特に粗利の少ない外食産業などでダメージが大きくなっています。

人手不足は全業態的に益々酷く感じる時代になってきました。地元でも例えばスシローなどの安価をウリにするチェーン店は外国人労働者の人手無しでは運営が成り立たなくなっており、店員のうちに何名かは外国人留学生っぽい人達が混ざっています。

ただ先日東京に行って感じたのは、何名かといったレベルではなくて、ほぼ全員が外国人であるという事実。行った全ての飲食店において外国人店員比率が過半はおろか、日本人店員を探す方が難しい状態でした。

あるコンビニでは3人並んだレジ全員が外国人で、少し難易度が高そうな特殊な注文の際「通じるかな?」と不安だったのですが、あっさり完璧にこなされたのはちょっと驚きました。東京に住んでいる人にとっては当たり前かも知れませんが、私はここまで来たんだなと衝撃を受けました。

これの影響として、非常に言い方が悪いかも知れませんが、日本で景気が今より落ち込んでも、恐らく外国人の方から雇用が切られるので、日本全体の消費に対する景気耐性はまあまああるのかも知れません。善し悪しはともかくとして、事実としてはそうなのだろうと感じました。

今や国産のパソコンメーカーはほぼ皆無になりましたし(そもそもCPUは昔からアメリカが牛耳っていますが)、記録媒体もいよいよ海外依存度が強まってきたわけで、先日書いたAWSの話も含め安全保障的な意味合いからも海外の力を頼り切ってしまうと、後々厳しい状況に陥ることもある、という認識は持っておく必要があります。

安全保障という点では、原油価格の上昇もバロメーターの一つです。今や世界最大の原油産出国となっているアメリカにとって(まだ輸入超過ではありますが)、原油価格の上昇はプラスの面も大きくなってきています。そういった背景から、イラン核合意からの離脱という流れになりました。

昔であればアメリカにとって必要なエネルギー資源を安定的に確保するために中東の安定は必要不可欠でしたし、かつての仮想敵国ロシアを意識しても原油高となる要素は避けたいところでした。

今のところイギリスやフランス、ドイツといった同盟国は離脱していませんが、今後イランに対する経済制裁が強化されると、各企業の経済活動にやはり打撃になってきます。実際、既にボーイングエアバスといった航空機産業には打撃です。

アメリカ株に関してはNASDAQラッセル2000が買われる動きになっており、中小型株は買われています。日本も中小型投信が人気で募集停止が相次いでいるのだとか。その割には新興市場はそこまで盛り上がっているわけではなく、行き場の無くした資金の末期的な動きを象徴するような感じもあります。

原油価格は足元で上昇の一途を辿っています。ここでアメリシェールオイル掘削リグの稼働数を久しぶりに確認してみると、今年に入ってからはまた上昇してきて、現在15年以来の高稼働となっています。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

ただ15年以来の高稼働といっても、15年の最大稼働数に比べると半分程度に過ぎません。ところが産油量は過去最高となっています。つまり一つのリグ当たりの採掘量が技術革新などにより増えていることで、リグ数の伸びが緩慢に見えても、アメリカの生産力は格段に増えているのです。その分、業者一社辺りの体力や価格耐性も強くなっており、原油価格が多少下がったところでまだ十分に採算が合うのでしょう。

またイランの供給が滞る反面他国が来月から増産するということで、原油供給量は増えていきそうです。ですからイスラエルアメリカ大使館がエルサレムに移転などで中東情勢を刺激しても、グングン100ドルまで上がっていく・・・とまでは言えないと考えています。

為替も足元ではようやくユーロドルが底打ち反転しつつあることで、つまりはドル売りのターンとも言えます。

結局日経平均は23000円という節目を意識して下落基調にあり、昨年11月、12月に強力な抵抗ラインでもありました。実は当時もメルマガでも指摘していたのですが、オプションの建玉は23000円より上のプットが当時同様にスカスカなんですね。

これでは例えばSQが近い時に日経平均が22900円だったとして、 23000円のプットの売り方が「やばい、このままでは100円分損してしまうから、もう少し先物買って頑張って日経平均を23000円以上にしてしまおう。そうすればプットの損失が無くなるぞ」という「力」が働きませんから、相場に「熱」が無くなり、片翼飛行のように勢いがありません。ある種、今の売買が盛り上がらないのもその辺りに原因があるのかも知れません。


新興市場も「やや売り」。本日は両指数共に軟調。特にマザーズは先日のメルカリ(4385)に続いてMTG(7806)まで出てきてしまい、今月末のメルカリ、来月末のMTG組み入れを控えて、売り込まれやすさがあるのは当然です。マザーズ指数1000ポイント割れとも言われますが、再来月にマザーズ指数を構成する銘柄の割合が大きく異なるのですから、連続性は無いのでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ竹内製作所(6432)は大幅高。昨日発表された好決算を背景に買い戻しの動きが強まりました。特にアメリカが大きく伸びた形。国内も伸びていますが、更には足元の豪雨災害に対する復旧需要もありそうです。ただ世界的な貿易戦争懸念が強まる中で、他の建機株同様にまた下値に向かいやすいのではないかと思います。


本日寄り付きより売りポートフォリオ入れとなったソフトバンクG(9984)は続伸。朝方からしっかりした動きが続き、昨日高値を上回る流れになっています。足元ではヤフー(4689)が昨日急騰の反動もあって大幅安となっているのですが、特段嫌気される向きもなく。本日も指数的にもっと売られても良いと思うのですが。そろそろ無理が祟ってくるのではないかと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。