KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

TOPIXは5月以来の7連敗

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金曜の日経平均は続落。トランプ大統領が日本の通商問題に対してもいよいよ敵意を露わにしてきたという警戒感、またアメリカの半導体メーカーによる先行き不透明感見通しで指数寄与度の高い半導体関連株が一斉安となり、売られる展開になりました。日銀ETF買いなどで戻しはしたものの22300円がやっと。TOPIXは7連敗。売買高は13億株台、売買代金は2.3兆円弱と引き続き閑散。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは雇用統計で非農業部門雇用者数が予想の+19.1万人を上回る+20.1万人だったものの反応は限定的。むしろトランプ大統領が中国に対して新たに2670億ドルの追加関税を課す用意があるとしたことで売られました。

一方、NASDAQはTeslaのイーロン・マスクCEOがインタビュー中にマリファナ吸引で株価が急落。それらを受けた日経平均先物は22330円となっています。


また市場に突然冷水を浴びせるトランプ大統領の対中追加関税発言。以前トルコと揉めた際には「リラが下がったから関税を倍にする」ということでしたが、あくまで口先だけだとしても本当にその論調が通用するのであれば「人民元安になったから追加関税」という話が出てくる可能性が高まってきました。この拡大する各国との軋轢に対して、いつまで「トランプ流ディールだから、最後に落ち着くよ」と斜に構えていられるかどうか。

しかし日本はともかく、宗教上や文化の違いから単なる金銭的な利得で動く相手でないケースだって十分あり得ます。相手の脅しに対して簡単に矛を収められない国もあるでしょう。そのことを実業家であるトランプ大統領が理解しているのかどうか(勿論トランプ大統領が理解していなくても、側近が理解していれば良いのですが)。

ともあれ2000億ドル分の中国に対する追加関税の行方が気になりますが、基本的にトランプ大統領は追加関税を課す方向で進めるのだと思います。特に足元ではまた自身のロシアゲート疑惑が怪しくなってきて支持率維持のために「外」に目を向けさせる必要が出てきました。

実際、先般またシリアに対して攻撃準備をしていると伝わりましたし、中国に対するファイティングポーズも解くわけにはいきません。今のところ支持率はグングン上がっていって、とりあえず中国叩きは奏功しているからです。

他方、トルコリラ人民元以外にも、南アフリカランドインドネシアルピア、メキシコペソも8月以降きつめの下げになり、新興国通貨安リスクが一斉に蜂起する形。全般的に対外債務の大きな国の通貨が下落している流れになっていて、自国通貨安=対外債務高となって財政懸念を加速させます。

ドル円は7月上旬に突然円安方向に上放れ、15年以降続いた上値抵抗線を「何故か」突破してきました。個人的にはどうしてこのタイミングで突然上放れたのかわからなかったのですが、結局その後ジワジワと勢いを失っています。

一応、チャートではまだその上値抵抗線の延長線が下降し続けているのに合わせて、ドル円も下値を切り下げていますが割り込んでいません。まだ完全な円高トレンドに移行したとは言えません。

もっとも、足元ではあまり為替に左右されるような相場ではありません。ただ円高が株価にマイナスに響いてくるのは日本株にとって動かしようも無い事実ですから、上値を押さえる要因にはなるでしょう。

あと個人的に「おやっ?」と思ったのはアメリカでのVIX指数の上昇です。8/10に1月から始まったアメリカ株の下落で急騰前の水準である10ポイントまで低下したVIX指数が、8月中旬のトルコ危機以降、足元で下値を切り上げてきています。背景にはVIX指数の売り建玉増加があり、それの買い戻し圧力が強くなっている模様。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-14/PDFJ006JTSEV01

つまり、トルコ不安を殊更大げさに騒いだ(あるいは騒がざるを得ないような状況を作り上げた)のは、売り方がこのVIX指数売り建玉の買い戻しを誘因し、VIX指数上昇を狙ったことが背景にあるのだろうと思います。

一方、足元では商品市況の低迷が懸念されています。銅の他にも金すら水準を下げており、貿易戦争懸念に加えてドル高が商品相場の足を引っ張ります。原油も7月以降頭打ち感が出ており、これらの影響を受けやすい海運指標のバルチック海運指数は昨年12月高値でもある1750ドル辺りの抵抗線を明確に突破できないような感じです。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/BDIY:IND

日本株に関しては、更にNT倍率の高さも引き続き異常です。13倍を意識したNT倍率に関しては、第二のITバブルとも言えるアメリNASDAQの異常な高値、もっと言えばFAANG株の異彩高がどこで変調するのかどうかに注目しています。


新興市場も「やや売り」。金曜は両指数共に軟調マザーズでは先週は途中までバイオ株が下支えしていましたが、木曜辺りからメルカリ(4385)などの主要銘柄の安値更新による投げ売りが指数を押し下げています。JPモルガン中小型株オープンやひふみ投信の下げなどから投信経由での売りも多い様子。今週も尾を引きそうで、引き続き注意が必要です。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は反落。週末にはアリババのジャックマーCEOが今週で突然引退と報じられました。背景には中国政府による圧力も囁かれていますが、真相は当然不明です。カリスマ経営者の引退という事態を受けて、アリババ株の下落は必至と思われますが、そうなってくるとやはり大株主のソフトバンクGも連想安が避けられないと思います。


同じく9月月初から売りポートフォリオ入れとなった雪印メグミルク(2270)は続落。突然襲った北海道大地震により、酪農農家に大打撃と報じられています。

勿論今回地震を予知して売り銘柄にしたわけではありませんし、正直木曜以降TOPIXの下落とそんなに大差が無いので、震災をあまり材料視されていないと思います。その方が個人的には気が楽ですが。そもそも同社はチーズ原料などの生乳不足分を輸入の加工原料チーズで賄っており、大きな影響が無いはずです。純粋にその他の飲料メーカー同様、酷暑が逆風の夏だったと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。