KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

連休中の海外マーケットの弱さが直撃

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日経平均は本日続落。前日のNYは中国株が預金準備率の引き下げを実施しても下げ止まらなかったことなどを受けて総じて軟調。特にNASDAQ個人情報流出を隠していたGoogleなどが売られ続落となりました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。いきなり23500円を割り込むと、その後も中国株を意識した断続的な売りが続きました。中国株が始まると一旦下げ渋る場面がありましたが、改めて売られる乱高下。11時以降にはしっかりしている中国株を背景に、また買い戻しの動きが出て来ています。前引け段階で売買高は7億株台と、東証で一部障害が発生した影響もあり、やや落ち着いた水準に。


投資判断は「中立」。9月からの底打ち反転は「昨年9月以降の相場」を連想させました。ただ、昨年は10月に衆院選があったので、選挙買いがあったのですが、今年はありません(強いて言えば自民党総裁選が終わりました)代わりにアメリ中間選挙がある、という感じですが、足元一転2月相場の再来が意識される形に。

株価の水準ということで考えると、昨年は9/8安値から2ヶ月間で約4000円上昇(上昇率21.5%)しました。つまりジワジワと上がって10月には16連騰という記録を打ち立てたのですが、今年は一ヶ月弱で2000円超(同10.3%)というハイペースです。

ハイペースは売り方を色めき立たせますが、売り方にとって本当に嫌なのは真綿で首を絞められるようにジワジワとやられること。つまり昨年のような上がり方の方がストップロスの設定に反応し辛く「損切りの諦めがつかない」ので、買い戻しの流れが長く続きます。なお、信用倍率は昨年同時期の2.3倍に対して今年は3.0倍とちょっと高い程度。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp

足元の下落は、個人的には日経ダブルインバース(1357)の価格が1000円を割ったことによる値頃感もあると見ています。実際995円を付けてから、逆張りの買いが入り、日経平均の下げを演出しています。

一方、TOPIXの長期チャートを見ると、96年、00年、06年を結ぶ長期上値抵抗線を今年1月に一旦ブレイクしかかりましたが一旦下落し、足元で再度トライということになります。その上値抵抗線が大体1875ポイント辺りにあります。それを目安に考えると、上昇余力は限定的です。

問題は今回の下落が本格下落の入り口なのか、ところなのですが、どういう材料で突然地合が変化してくるかは予想できないからこそインパクトがあるはずです。私ごときが想定しえることでは無いでしょう。

ただ一つ言えるのは「皆が総楽観になったらいよいよ危ない」ということ。もし全員が楽観的に考えているなら、もう既に買ってしまっているので次に買う人が現れないわけですし、また売り方としても誰も警戒していないならつけ込みやすいです。

戦国時代などの戦にしても、夜襲や奇襲をかけようとする際、相手が「今夜は夜襲が来そうだぞ」と警戒している日に仕掛けるか?と言われるとそんな日に仕掛けたら成功率は低いですね。誰もが「こんな日はこないだろう」と油断している時を狙うはずで、自分と逆の立場の相手になって考えることが大事です。そういう意味であれば、私が警戒し続ける限り、まだ上がって行く局面なのかも知れませんが・・・。ただだいぶ総楽観に近いとは思います。

個人的に恐いのは高値圏での株価の「シェイク」です。本日は値幅的には大したことありませんが、それなりに上下動をして気迷いました。

例えば昨年9月からの上昇相場の終わりは11/9の大十字線とも言えるシェイク。その後大きく崩れなかったのはそれまでの相場の強さもあったと思いますが、それでもその後1ヶ月半超えられない高い壁として上値にしこりを残しました。こういう動きが続いてボラティリティが高まってくると相場反転のサインになりそうです。

日本株は内閣も新体制が発足して、さあこれからというタイミングなのですが、中国の方に不穏な動き。香港ハンセン指数はチャート的に8月の戻り高値を目指す前に失速してしまい、再度安値を取りに行きました。ヨーロッパ株もイタリア財政問題やイギリス離脱で揺れており、例えばNAFTA合意を果たしたカナダ株も大して上がっておらず、7月中旬以降は緩やかな下落局面にあります。

まあ引き続きアメリカがまだ大崩れしていないので、今のところ壊滅的な下落にはなっていません。「GDPNow」によるアメリGDPの予測数字も4.1%と高水準。今のところ少なくともアメリカ本体や日本に死角が無く、ユーフォリア的な空気が蔓延しています。
https://www.frbatlanta.org/cqer/research/gdpnow.aspx

アメリカでは中小型株指数とも言えるラッセル2000が9月以降ずっと下落基調にあり、5月以来の安値水準。日本株も同様にTOPIX全体で見ると2月以来の高値を昨日付けたものの、東証小型株指数は6月戻り高値に届かず失速の形になっています。マザーズなんかはメルカリ(4385)上場などもあって8月まで下げ続け、ようやくで戻ってきたところで再度1000ポイント割れの危機にあります。

そんなわけで、指数的なものと個人投資家などの体感温度にはだいぶ差があるものと見られます。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に軟調マザーズの方は主力のメルカリなどが大きく売られ下げ幅を拡大。引き続きアメリカでNASDAQに代表されるハイテク株の下落がきつく、そういった売り圧力が波及する形になっています。日経JASDAQ平均のチャート的にも25日線、75日線を割り込んでMACDも暗転。東証1部の落ち着きが待たれます。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は小動き。7日の日経では「九州電力(9508)が太陽光の発電業者に一時停止を要請」と伝わりましたが、特に影響は無く。

確かにインフラファンドの仕組み的に、発電業者がどんなに発電できなくても最低賃料が受け取れる契約となっていますから、変動賃料分が受け取れないのはマイナスですが、利回りは安定していると言えます。ただ本当に実施されたり、またこういう事例が長く続くようだと良くは無いですね。


売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。サウジがビジョンファンドに追加出資と報じられましたが、特段反応は無く。足元でNASDAQなどが弱っているところが普通に嫌気されている感じです。また同社の通信子会社の巨額上場観測が、市場から資金を奪っているというジレンマもあるかも知れません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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なお、明日から東京出張があるので、しばらくブログをお休み致します。予めご承知おきください。


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。