KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

通信株暴落で指数を押し下げ

★☆★☆【有料メルマガ】お申込募集中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,240円~

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反落。前日のNYはADP雇用統計が良かったことや、各企業の決算が好調だったことでしっかり。特にFacebookの決算なども機にFANG株に買い戻しが入ってNASDAQが強含みました。他方、原油が軟化。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日急騰した分の反動に加え、円高に振れたことや指数寄与度の大きい通信各社が昨日のNTTドコモ(9437)による料金引き下げ方針を受けて一斉大幅安したことが重石になりました。

その後は中国株がしっかりしたスタートになったこと、また財新PMIが予想を上回り50.1と、好不調の分かれ目となる50を何とか上回ったことで安心感。加えてイギリスがEUとの離脱交渉で金融サービスを巡りEU側と合意したと伝わったことも追い風になりました。

ただプラス圏までは戻せず、後場は一段安。日銀ETF買いも効きませんでした。引けにかけて売られ、安値圏での引けに。日経平均ソフトバンクG(9984)とKDDI(9433)だけで183円、TOPIXは通信4社で10ポイント超の押し下げとなりました。売買高は18億株弱、売買代金は3.2兆円台と前日よりは一服も活況でした。


投資判断は「中立」。10月はとにかく凄まじい月となりました。月初の段階では日経平均が91年以来の高値を付け、元年の最高のスタートダッシュからわずか1年でバブル崩壊→その後は後始末に苦しんだ「平成」という時代をせめてV字回復で終わらせようとする「神の見えざる手」でも働いているのかと思いました。

そこからの急転直下で「年末25000円」といっていたアナリストが今や「2万円割れも」と宗旨変えする始末。
http://baseviews.com/chart/nk225-j.html

市場は一旦落ち着いたような感じではありますが、未だ油断はできません。「今回は○○ショック」と命名されれば市場も落ち着きを取り戻すはずなのですが(その原因さえ注視していれば良いから)、今はまだそういう段階ではありません。だから下げ続ける株価の着地点が見えてきません。

もし後々「アメリ長期金利上昇ショック」と認定されるのなら、そのアメリカの長期金利に関しては、幾分落ち着いているので株式市場も落ち着きを見せるはずです。

先週末まで、特に個別単位ではまとまった投げ売りが所々散見され、瞬間的に値を崩すものが多かった印象です。投信や機関投資家などの大口が保有している銘柄を投げてきた可能性があります。

市場全体に「一体誰が売っているのか?」「いつ止むのか?」という疑心暗鬼ばかりが漂います。これだけ先月ガシガシ売られたのは、何か月末まで換金の必要に迫られた投資家のやむを得ない売りだったのかも知れません。

もし先週の売りが単なる仕掛け売りならば、引けにかけて幾分か買い戻しのリバウンドが入り下髭が長くなるはずでした。それが一向に入る気配がなく売られ続け、誰も現値水準を割安だ、押し目買いの好機だ、とは考えていなかったということになります。

日本株が特に弱かったのは、感覚としてはレバレッジを効かせて日本株を売ってきているようなイメージです。つまり、アメリカ株が少し下げたら売る、中国株が少しでも下げたら売る、というような具合です。

例えば今まで金利の安い日本円で資金を調達して日本株を買うというようなヘッジファンドが、日本の金利上昇や円安圧力の上昇で返済を迫られ、換金売りに出ているというパターンもあるのではないでしょうか。先月なまじ23000円を上抜いて調子に乗ってしまった分の反動も出やすかったのでしょう。

TOPIXが年初来安値を更新してきましたし、2月以降の相場再来ならば日経平均も3月安値を下回っても不思議ではないのかも知れません。ただ普通は一方通行にならず、多少短期リバ取り狙いの買い方を喜ばせて改めて売りを仕掛けるものです。

しかしこれだけ株価が安くなれば「日本は消費増税を止めるのではないか」「アメリカは利上げを止めるのではないか」という話が出てきてもっと急激にリバウンドしても良さそうなものですが。安倍首相は今回非常にウェルカムで迎えてくれた習近平氏との会談もありましたし。

当ブログでは元々市場のPERをあてにした割安感は述べないと決めているのですが(結局取り方の問題で明確な基準にはならないので)、今や日本株のPERが12倍台で歴史的な割安だ・・・などと言う人はすっかり居なくなりました。所詮その程度のものです。

そのPER算出根拠になるEPSが今回の決算シーズンを通じて上がらないのではないか、と市場が疑心暗鬼になり、いよいよPERを拠り所にした人達も投げ売りを出してきたというところなのでしょう。

実際、色々な銘柄が決算を出してきて上方修正もチラホラ見えるのですが、あったとしても中間期までの上乗せ分を通期見通しにプラスするのみで、下期の成長を見込んでいないところが多いです。為替の円安メリットは全く影を潜め、内外需関わらず売られる格好になっています。

ともあれ日本の株式市場のみの致命的な欠陥が無いのであれば、22500円辺りまでは急速に戻してもおかしくはありません。

確かにNASDAQの10月の下落率は遂に10%を超えて2月、3月の急落以上の下落率になりました。ただFANG株の決算はそれぞれ決算は良く、決算を受けた初期反応は悪くありません。そういう意味では2月、3月の時より、戻すきっかけは十分に用意されているはずです(逆に根が深くなる可能性も十分ありますが)。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に軟調マザーズはメルカリ(4385)やMTG(7806)など指数寄与度の高い銘柄にいい加減買い戻しが入りましたが、それ以外の銘柄が売られました。信用の評価損益率も随分解消されたと思いますが、新興市場は来週以降決算が本格化してくるので個別ではそれぞれ注意が必要になってくるでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は続伸。ようやく底打ち感が出て少し戻しました。他のインフラファンドそれぞれ似たような動きに。インフラファンド全般的に個人投資家比率が高いですが、同ファンドに関しては先般の公募の45%が海外投資家が取得したのだとか。

となると、足元の下落は公募取得組の外国人の売りが多かったということだと思います。外国人買いが戻ってくるか、もしくはそれ以外の国内機関投資家個人投資家が割安感を見直して買ってこないと戻りは鈍いのかも知れません。とりあえず12月分配金が近づくまで、ジワジワと戻る展開を期待します。


MTG(7806)は続伸。先月は26日の底打ちまで陽線がたったの4日間しか無い徹底した売られっぷりでしたが、直近4日間は連続陽線と底打ち感を出しつつあります。

本日はRIZAPG(2928)ストップ高となったことや、他の化粧品株の上昇に触発されたかも知れませんが、出来高がわずかに5.7万株と、マザーズ時価総額2位とは思えない程の閑散ぶり。まあ売りさえなければ公募価格まで戻りたいという気持ちはあるのでしょうね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


そして次回は10月の成績発表です。10月は大変な月でしたが、一応売りポートフォリオ厚めで挑んだので世間ほど酷い成績ではないと思います。お楽しみに!


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。