KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

メジャーSQなのに急落

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日経平均は金曜大幅反落。前日のNYは高安マチマチでほぼ横ばい。米中貿易戦争緩和期待と、景気後退懸念が交錯する動きとなりました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ寄り前に出た日銀短観が市場予想を上回り、前回並の水準となったことから、少し買い戻しの動きが出ました。下方で決まったSQ値も下支え。しかし間もなく買いが一巡すると再度売りが強まる形になりました。

それでも中国の鉱工業生産指数などが悪かったところで、景気対策期待感などで一旦下げ止まる形。後場先物の買い戻しや日銀ETF買いが下げ幅を縮小しました。ただ21500円を回復したところで、再度戻り売りが断続的に出てくる格好。何とか前場安値は割り込みませんでしたが、安値圏での引けとなりました。売買高は18億株台、売買代金は3.1兆円とメジャーSQで膨らみました。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは中国やEUの景気後退感を嫌気して売られる流れに。それを受けた日経平均先物は21220円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

ここ最近の特徴的な動きは何と言っても原油です。原油が下げ止まらないところがある種オイルマネーが出て行く形でユーロ売りに繋がり、ユーロドルは1.13ドルの節目を割り込んで来ました。ユーロに関しては今晩ユーロ絡みの話がたくさん出てくるので、ここで反発のきっかけを作れるか、あるいはそのまま更なるユーロ売りに繋がっていくのかの分水嶺となりそうです。

勿論、いついかなる時も株式市場に不安の種が尽きることはないのですが、16年以降は特に不安の質が変わってきたといいますか、オンパレードになっています。ユーロは絶え間なく混乱していますし、世界の大統領とも言えるはずだったアメリカの大統領は1世紀以上前の指導者のような立ち振る舞いを続け、朝令暮改の政策が市場をかき回しています。明日突然何を言い出すか知れたものではありません。

そもそもメルケル首相がリーダーシップを取らなくなったEUは、フランスは反対デモが激化し、イタリアの予算案を修正させるのも簡単ではありませんでしたし、もう有名無実化しているような感じもあります。今となってはイギリス国民の選択が正しかったような流れになっています。

まだ終わったわけではないのですが、難民問題は相当根深い分断を呼びました。私が13年にローマに行った際、丁度難民を乗せた船が地中海に沈没したということで、町中に半旗が掲げられ哀悼の意を示していました。

恐らくその頃まではまだ余裕があったのですが、今ではイタリアやギリシャといった南欧の国々に難民がドッと押し寄せ、元々苦しかった国々の財政を破綻させ、各国を右傾化させる契機になりました。

各国でトランプ大統領のやり方を真似たような政党が立ち上がり、支持を集めています。本来財政の健全化で強さがあり、かつてヒトラーを生んだ反省から右傾化を最も嫌がるはずのドイツ国民すら反メルケルで支持を集める形になっています。もう今の枠組みを維持するのは無理な話なのでしょう。破綻は時間の問題のように思われます。

そして時計の針が逆戻りして、第二次大戦前のような殺伐とした国家間の争いが起こる素地が出来てきました。結局人間は歴史から何も学ばないのでしょうね。株式市場も同様。だから私はリーマンショック級の暴落は間もなくやってくると考えています。

最後に雑感ですけれど、今更ながらしみじみ思うのは、やはりスマホの需要が今の株価を決めているんだなぁということ。07年に初代iPhoneが発表され、それからスマホが一人一台の時代になって、シリコンサイクルも変えましたし、今や若者ではパソコンは使えないけれどもスマホは使える、という新しいタイプのデジタル世代が誕生しました。

その後、ネット広告の仕組みが変わり、電車の中では皆スマホで記事を読んだり本を読んだりゲームしたり。スマホの料金が高いからCDが買えないとか、スマホの画面が汚れるからチョコフレークが販売中止とか、様々な分野に影響が拡がりました。我々の生活を一変させたデバイスです。そんなスマホがいよいよ成長鈍化ということで、スマホの成長を拠り所にしていたサービス(例えばSNSとか)の成長性鈍化にも繋がっています。

私自身、スマホが出るまで「最近欲しいものが無いなぁ」と思っていたのですが、iPhone3Gが出た瞬間に買いました。そこまで物欲を刺激する製品はなかなか出てこないですね(fitbitはちょっと欲しいですが)。

次はやはり自動運転の車が出来たら、人間の行動様式も変える一大イベントになると思います。逆に言えば、今はそれが完成して普及するまでのエアーポケットにいるような感じで、次の世界的な需要増の牽引役が不在です。早く自動運転が実現すれば良いなと思う反面、そう簡単にはできないだろうとも思っています。


新興市場も「やや売り」。金曜は両指数共に軟調マザーズの方は主力株のサンバイオ(4592)が決算期待感もあってプラス引けで、その他バイオ株もしっかりしたものが目立つも、メルカリ(4385)が上場来安値を更新するなどで足を引っ張る形。ただこんな不透明感が強い地合の中でも、例年通り新興株が買われる感じが垣間見え、個人投資家の力強さを感じます。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は大幅安。金曜はマザーズ先物もSQだったことから朝方出来高を伴って高く始まったものの、寄り天となり軟化。同業のヤーマン(6630)が決算後の出尽くしから(しかも事前に予想が出ていたのに)自社株買いがあっても大幅安となったことで連れ安の形になりました。同じユニコーンとしてメルカリに不思議に引っ張られるところも嫌気。

ただこちらもPayPayキャンペーンである程度追い風があったと思いますし、今度はLINE(3938)が似たようなキャンペーンを実施するとか(ただこちはら家電量販店はJoshinしか対応していない)。先日は中国「独身の日」に次ぐ「双12」のECセールもあったということなので、国内外でそれなりに売れたと思うのですが。引き続き好業績に期待。


木曜引けより買いポートフォリオとなったヤマダ電機(9831)は反落。

残念ながらPayPayキャンペーンは丁度木曜で終わってしまいましたが、PayPayキャンペーンは恐らくビックカメラ(3048)陣営(ソフマップやコジマ(7513)など)、ヤマダ電機陣営(ベスト電器九十九電機など)、エディオン(2730)陣営(百万ボルトなど)といった家電量販店で大部分を取ったのでは無いかと思います。電化製品は高額ですから。

となると、ざっくり500億円の売上を提供したキャンペーンで、同社グループで50億円くらいはその恩恵を受けられたのではないかと思います。そのうちキャンペーンがあったことで増えた売上(本来そこまで買うつもりが無かったもの)が30億円だったとして、年間売上1.6兆円企業に残念ながら上方修正を促す程の恩恵は無いでしょう。

ただ還元ポイントが1月に入りますから、それを使うにはまたPayPay対応店舗を利用する必要があります。またLINE Payなどが対抗キャンペーンを打ち出してくる中で更なるシェア向上のためのPayPayのキャンペーン追加もありそうですし、しばらく漁夫の利の追い風は続きそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。