KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は今年最大5%超の大暴落

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,240円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日大幅続落。昨晩のNYはクリスマス前の半ドン取引の中で売り急がれる動きになり大幅安。ムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集、LIBOR3ヶ月利回りと10年債利回りが逆イールドになったことで、大手6行に対して資金流動性に対する確認を行ったことが伝わると、金融危機的な雰囲気を感じ取った市場が売り反応。

そういった株安に激怒したトランプ大統領が今度はムニューシン長官の解任を検討などと伝わる混乱ぶり。マティス長官が年内退官となったことも不透明感を高めました。WTI原油は42ドル台まで低下。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり2万円どころか19500円も割り込んでくると、その後も断続的な売りが続く格好。中国株が安く始まったことなどで一段安の動きになりました。

後場は日銀ETF買いが入るものの焼け石に水。一度は下げ幅を多少なりとも縮める場面があったものの、引けにかけて改めて売られる格好。特に後場が始まった中国株に買い戻しが出ているのに、円高歩調に合わせて売り込まれる形になりました。

終わってみれば5連敗で下げ幅は1000円超、下落率は5%超で今年最大。1年3ヶ月ぶりの2万円割れで、東証1部新安値銘柄は3/4に当たる1550となり過去最高を更新。売買高は17億株台、売買代金は2.6兆円台と低調でした。


投資判断は「やや買い」。3日新甫の12月はやはり波乱となりました。もう12月も終わりなので今年の総括をしていかないといけない時期になってきましたが、世界で一番強いアメリカ株すら昨年末の水準を下回ってきました。「中間選挙年のアメリカ株は強い」というアノマリーは破られることが確実な情勢。

アメリカが出した経済指標はISMの指数が製造業、非製造業共に好調。特に非製造業の方は60.7と過去最高に迫る高水準でした。先月のパウエル議長のハト派発言もあって、株価にとっては本来それぞれ大きな支援材料になるはずでした。なので株式市場の暴落タイミングは延命したか・・・と思いきや突然3年債と5年債の「逆イールド」が話題に挙がったりしました。

一応逆イールド、つまり長短金利差の逆転に対する懸念には関しては昨年末から度々このメルマガで指摘してきたことなので、説明に関しては今更であり割愛。ただ一般的に長短金利差の懸念は2年債と10年債でなされるものです。

3年債と5年債の金利差逆転が懸念されるのであれば、今後は2年債と5年債、あるいは3年債と7年債など、色々な組み合わせで危機を煽ることができます。この辺り、月替わりから仕掛けてきた売り方の仕掛け方に警戒が必要になりそうです。

ともあれ、その2年債と10年債の金利差も一時0.10まで狭まったのは事実。ついこの前まではアメリ長期金利急騰が懸念材料でしたが、下がって来たら下がって来たでまた懸念。まあこの辺りは相場材料の持つ二面性であり、結局その場面場面で評価が真逆になったり良いように使われるわけです。ですから経済指標の先読みと株価の先読みは全く異なります。

それよりも私が個人的に今最も気にしているのは原油です。原油の下落スピードを見るとどうも15年年末の相場再来を連想させ、実際今年の12月も月初が天井でその後大幅安となっています。当時もWTI原油価格は15年10月に高値51ドルだったのが続落を続け、2月には半減となり26ドルの安値を付けました。

ここまで短期筋の原油先物建玉推移を見ると、買いポジションは確かに10月ピーク以降は減少基調となっており、その巻き戻しが原油下落スピードを加速させていることがわかります。ところが、その建玉の残高は未だ差し引き33万枚と高水準。15年12月当時は20万枚ほどでしたから、当時よりも買い建玉が溜まっていて、投げ売りが出やすいところです。
http://www.hoxsin.co.jp/market/factor/?cl

これだけ原油価格が下がってもアメリカのシェール掘削リグ稼働数は高水準をキープしています。であれば、50ドルを割り込んで3年前のように半値を目指すとすると10月高値77ドル→40ドル割れが次のターゲットになってくるのではないかと思います。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

ここまでは原油価格の急落がそれ程株式市場に影響がありませんでしたが、OPEC加盟国の立てている予算の原油価格前提が50ドル前後に集中していることを考えると、いよいよ黄色信号が点灯し、オイルマネーの引き上げから株式市場にも負の影響を与えてきそうです。

一方、日本株はNT倍率が足元で一段と上昇しており、先週は一時また20年ぶりの高値を更新する場面がありました。ファーストリテイリング(9983)が例年本決算後から大発会まで買われる傾向があるので拡大するのだろうなとは思っていましたが、今回は更にユニー・ファミマHD(8028)という寄与度の高いニューフェースを加えて一層強くなりました。

一方、TOPIXの方は自動車株が関税懸念(加えてゴーンショックも?)で上値が重くなった他、足元ではアメリカの金利低下による銀行株の下落も押し下げ要因になりそうな雰囲気になってきました。ここからも一段とNT倍率が上昇するかも知れません。


新興市場も「やや買い」。東証1部銘柄よりも下落率が大きい新興市場は、引き続き追証発生の投げ売りや年末特有の損出し売りが最高潮。とりあえず後者は明日から無くなります。執筆現在の日経平均先物軟調ですが、マザーズ先物の方は素直に反発しており、当たり前の言い方になるかも知れませんが、売り物さえ無くなればリバウンドの動きは出そうです。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ雪印メグミルク(2270)は続落。一応前回示したように、本日寄り付きで利食い終了となりました。ただよりによってこの地合で寄り付きは少しプラスだったので、利食いのタイミングとしては悪かったです。まあ損切りじゃなかっただけ由とします。


本日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったフマキラー(4998)は大幅続落。一時10%を越える暴落となり、1000円にタッチする場面がありました。ただ結果的にだいぶ安く仕込めましたし、だいぶ良いところまで調整が済んだと思います。誰も注目していないからこそ、今が仕込み時と言えましょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。