KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

Brexit再採決前も買い戻し進む

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本日の日経平均は続伸。前日のNYは中国の12月貿易統計において、輸出量が予想以上の減少となったことから世界景気減速懸念を嫌気して軟調トランプ大統領が「中国との通商協議は合意に達するだろう」などと発言したこと、また決算シーズンの先駆けとなる金融大手シティの決算が良かったことで金融セクターが上昇したものの、原油市況の下落などもあって売りに押されました。イギリスのBrexit法案再採決に対する警戒感も。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ寄り付き後間もなく底打ちすると、その後は断続的に買われる展開に。為替が円安にグングン振れたことが追い風となりました。プラス圏に浮上すると、中国株もしっかりしたスタートになったことで一段の上値追いになり前場は高値引け。

後場はまた最近のパターンで横ばい推移。売買高は14:45現在で10億株台と低調。


投資判断は「中立」。昨年外国人投資家は5.8兆円現物株を売り越し、アベノミクス開始後最大の売り越しに。一応、アベノミクス開始以後の累計ではまだ差し引き7兆円ほど買い越してはいます。勿論国内要因だけで外国人投資家が売り越しているわけではないのですが、折角日銀やGPIFが買ってくれるのだから売ってやろうという気持ちがあるのも事実でしょう。株券が外国人から日銀に移っただけとも言えます。

そういった嫌な流れを受けて、今年の相場予想に関しては全般的にパッとしない予想が目立っています。的中率が高いニトリHD(9843)の会長も「年末2万円」予想。私も残念ながらこれまで示した見解通り、やはり今年は厳しい年になると考えています。あとはどこでそれが下げ止まるかというところに神経を集中していくのみだと考えています。

日本に関しては消費増税懸念が重石になりますが、災害などで直近のGDPはマイナスになっていますし、2年前のあの伊勢志摩サミットの時点で「リーマンショック前夜」でした(と安倍首相が各国首脳に触れ回った)。ですから足元の様々な指標を元に「リーマンショック級」と認定して再延期となれば、むしろプラス要因にすら変わるかも知れません。

今回も現段階では財務省に気遣ってか「絶対やる」というポーズを示していますが、基本的には3度目の消費増税延期となるように思われます。渋ることで夏の参院選用のカードにもなるでしょう。ただ、その判断はもうしばらく先の話(春頃)になるでしょうから、株式市場の材料としてはまだ使えません。もっとも延期の場合、今度は証券税制増税など別のルートの懸念が株式市場に襲いかかってくる可能性がありますが・・・。

個人的にはそれよりも、結局はアメリカの成長鈍化が株安に一番大きいと考えています。単純にアメリカは昨年から減税した分、今年はその減税効果が一周してくることになり、前年比での成長鈍化が著しくなります。絶対額が増えたとしても、相対比較で評価されがちな株式市場ですから、これが一番効いてくるのではないかと思います。

トランプ大統領は勿論「FRBが必要以上に利上げしたせいで景気が冷え込んだ」と責任転嫁したいでしょうが、現実的にアメリカの長期金利はむしろ下がっています。一時2.6%を割り込んで約1年ぶりの低水準となりました。FRBの金融政策の影響をより受けやすい2年債は昨年5月の水準程度までで踏みとどまって長短金利差は0.16%と、いわゆるイールドカーブのフラット化が進んでいるのは事実ですが、設備投資など長期的な景気を語る場合はやはり長期金利の方が重要です。

何故長期金利が下がるかと言えば、元々好調な経済に更に減税で過熱させてしまったことの反動、一方でその過熱した経済成長を続けるだけの需要創出が出来ないからでしょう。実際、Appleが今回そういった影響をモロに受けましたし、その他の製造業はアメリカに工場があったとしても安い原材料を得られないので、結局利益が出ません。

トランプ大統領アメリカの保護主義外交で海外はもっとアメリカ製品を買え、一方メキシコとの壁建設などの公共投資で赤字を増やして内需を拡大さえすれば良いという考えは、100年程前のケインズの亡霊をいつまでも妄信しているに過ぎません。

時代はグローバルによる低賃金市場への分散を経て、今やITやAIといった人間以外の給料を要らない主体が仕事を奪っていく構造デフレの時代。ケインズの生きていた頃とは大きく様変わりしており、それを踏襲すれば良いだけならば誰も苦労しませんね。

政府閉鎖が続いていることに関しては、個人的にはあまり心配していません。そもそもトランプ大統領は政府閉鎖を始め諸々の問題を自分のせいだと考えていないのですから、自分から妥協するはずがないように思います。私の前の職場の所長と考え方が非常に良く似ているので良くわかります。周りに上手く「乗せ」るような(手綱をしっかり握れる)人物がいないと、常識的な舵取りは難しいでしょう。

ともあれ、そういったアメリカ株の天井感もあり、私も日本株に関しては一応今年は5月以降に16000円くらいの底があって、夏過ぎ辺りから復調しV字回復ならぬU字回復で最終的には2万円くらいまで戻すのではないかとは思っています。日経平均の超長期チャートなどでみると16000円という水準が90年以降抵抗力として強いです。
https://nikkeiyosoku.com/chart/

しかしピンポイントで16000円が大底になるかと言われると、その時の相場の勢いもありますし、ブレがあるのが普通です。最悪シナリオとしては15000円割れもあり得ると考えています。東証1部の配当水準が現状程度を維持できるとすると、その辺りまで下がってしまうと配当利回りは3%を越えてきます。リーマンショック時ですら3%を越えたところがボトムだったので、そこまでいけばさすがに株式市場の割安感、バリュー感で資金が入ってくると思います。

ただどちらにしろ現水準よりは値が下になるという話なので、全体感としてはとにかく春にかけて下がっていくというのが大前提にはなります。そこから先の話は、また春頃に考えれば良いでしょう。

とりあえず目先は既に昨年10~12月の下落率が18.1%と大きかったですから(TOPIXも17.8%でやはり最大)、急速な織り込み分反発力が出ている格好。日銀やGPIFなどの公的資金という買い手の存在も大きいですね。


新興市場も「中立」。引き続き例年通り年初のバイオ買いからマザーズ指数がしっかり。日経JASDAQ平均も今年の受渡になってから陰線が10日の一日しかありません。昨年末に個人投資家の売りが出きってしまった分、後は上がって行くだけという感じになっています。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は小動き。ただここまでマザーズ指数が強い割には散々売り込まれており、本日も上場来安値更新の場面がありました。いやー、これは何か取り憑いているとしか言いようがないくらいに酷いですね。一応上場から丁度半年経過したことで、上場時に膨らんだ信用買いの期日通過により、買い残は急減しているのですが。出遅れからの急反発に期待。


トランザクション(7818)は続伸。先週末は好決算及び株主優待の拡充を受けて急反発。本日も買いが続いてホッと一息つく展開になっています。先月の下落相場で自社株買いは実施されなかったということで、まだ余力もあります。ここからの戻りに期待。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。