KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

イギリス内閣不信任案は否決

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前日のNYはゴールドマンサックスなど金融株の決算が好調で続伸。また今年の高値を更新しました。ただウォールストリートジャーナルが、検察が企業秘密窃取の疑いでファーウェイを捜査と伝わると、引けにかけて急速に値を消す展開に。なお、イギリスの内閣不信任案は事前予想通り否決となりました。


投資判断は「中立」。足元の地合は戻り歩調にありますが、今月は基本的にはもう少し下値余地があると考えています。株式市場的には特に今月は月末にソフトバンク(9434)や武田薬品(4502)のTOPIX算入に絡んだリバランス売りが出てきます。しかもこのTOPIXに絡んだリバランス売り以外にも、外国人投資家から見た日本の時価総額という面での売り材料に響いてくる可能性もあります。

あの大投資家であるウォーレン・バフェット氏の考えで定義されている「バフェット指数」なるものがあります。それは「株式市場の時価総額は大体GDPとイコールになるのが適当」というもので、時価総額÷GDPを元に算出され割高、割安を表します。

つまり分母がソフトバンクのような突然のIPOで増えてくると、その分日本株は自然と割高になるわけです。実際、足元の東証1部の時価総額590兆円のうち8兆円が突然現れたソフトバンクの影響です。また3兆円は武田薬品工業シャイアーを買収した分です。

元々アメリカはIPOが少なく上場している企業も多いので、この突然増加する時価総額分はあまり考慮されていませんから、実はバフェット指数の考え方を日本株に当てはめるのはちょっと相応しく無いのかも知れません。

また正直、このバフェット指数は昨年辺りからアメリカ株がグングン上がるにつれ上昇しており、本当に適当なのかどうか疑問視する声はあります。ただ単純に日本株のウエイトが膨らんできたらリバランスしてリスク分散しようという投資行動は自然でしょう。

それ以外にもNT倍率が既に92年以来の高水準となって異常に高い分、その修正が出てきてもおかしくありません。

とりあえず、もし本当に15年当時のように2月中頃くらいまで下げるとすると、10月高値から25%程度の下落を目処として24448円×0.75=18336円辺りを目標に考えています。ざっくり18500円割れくらいという感触です。ただ当時より既に下落率が大きいことや、足元で裁定売り残が買い残を逆転してきたことなども考慮すると、底入れはもう少し早いのではないかとも思います。

ではそういうお先の暗い時代に何を買えば良いのか。テーマ性のある銘柄は確かに狙い目だと思います。キャッシュレスや新元号、教育無償化、引き続きAIや自動運転などなど色々ありますが、これらは流行り廃りがありますから、追いかけるのはその時その時の空気を見極めないといけません。また、既出のテーマより新しいテーマの方が当然手垢が無く売りも少ないでしょう。

そういう材料的なテーマでは無く、全体的に自社株買い余力のある会社を買おうというものを最上段のテーマに据えようというのが私からの提案です。

と言うのも買い手が急速に消える流動性枯渇の恐ろしさはリーマンショックを知っている投資家なら十分骨身に染みていると思いますが、それ以後に投資の世界に足を踏み入れた投資家は、昨年末の急落で相当酷い目に遭ったと思います。信用取引の評価損率が20%を越えてくると、12年5月にボトムを付けた時以来でしたが、その恐ろしさを知らない(あるいは忘れてしまった)個人投資家が多いことの表れに思えます。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp

株式だけではなく、市場があるものはすべからく「買い手」がいないと上がりません。今年本当にアメリカ株もピークアウト感が強いなら、上値を買う外国人投資家の回帰に期待するのはしばらく難しいです。また人口構成的にも断続的な売りが続く個人投資家も期待できないとなれば、引き続き日銀やGPIFに期待するしかありませんが、個別では事業会社そのものの買いに期待した方が良いでしょう。

実際、上場企業側にとっても自社株買いは恩恵が大きいです。何故なら既に配当利回り東証1部平均で2.5%となっていますが、対して格付け「A」クラスの企業であれば社債が年率1%くらいで発行できるので、社債を発行したり借入など借金をしてでも自社株買いをした方が差し引きとして資金の社外流出が小さくて済みます。

この場合ポイントとしては余力となる現金が多いところは勿論のこと、自己資本比率が高いこと、先々あまり投資をする雰囲気が無いところ、ROEが8%を少し下回っているところ、またオーナー企業が良いような気もします。

まずお金に余裕がある企業が自社株買いをするのは当然として「ROE8%を少し下回っているところ」というのは、分母の資本を自社株買いで減らすことでROEを高めれば、機関投資家などに文句を言われずに済みます。そのROEの目標値が14年のコーポレートガバナンスコード策定にあたっての有識者会議で最低8%とされましたから、もう一頑張りというところは自社株買いで一気に達成という動きも出やすいはずです。

「オーナー企業」に関しては、基本筆頭株主である自分の利益に繋がるため株主還元に積極的になるだろうという点。配当の増額で来るケースや、あるいは自分の持株を自社株買いで買わせるケースもありますが、どちらにしても他の株主にとっても悪い話ではありません。上手くいけばMBOでプレミアを付けて非上場化という動きも出やすくなってきます。

ただ逆の例を挙げれば、昨年コケたZOZO(3092)があります。これは明らかに社長が昨年9月に「月に行く」と言い出してから売られました。というのも、その月旅行の資金捻出に社長の保有株売却の思惑が出てきますから。実際、社長の前澤氏は16年5月にバスキアの絵を購入する資金捻出のため売出を実施した経緯があります。

一応、自社株買いは決算に合わせて行われる(実施が発表される)ものが多いので、例年5月(本決算発表シーズン)や11月(中間決算発表シーズン)に多いというのも特徴的な話です。そう考えるとこの戦略は、個別企業の決算によって旬のあるテーマ戦略とも言えそうです。


新興市場も「中立」。引き続きバイオ株中心にマザーズ指数がしっかり。日経JASDAQ平均も相変わらず陽線が続いて25日線まで戻りました。昨年末に個人投資家の売りが出きってしまった分、需給が軽くなっています。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続落。上述のように好調なマザーズ市場の環境はドコ吹く風、独歩安で上場来安値更新波動が続いています。一応昨日は訪日外国人観光客数の発表があって、昨年の消費額は4.5兆円と引き続き高水準となっています。いい加減反発してきても良いと思いますが・・・。


フマキラー(4998)は反発。今年に入ってからは低調な動きが続いていますが、主力のインドネシアの通貨はドル安もあって復調傾向。今が陰の極なのだろうと思います。人知れず仕込んでおく好機。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。