KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中貿易戦争懸念がまたぶり返す

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前日のNYはキャタピラーNVIDIAの決算が中国との貿易戦争懸念が深まる形で軟調。またファーウェイなどへの追訴も発表され、貿易協議の先行きにも不安感が台頭しました。


投資判断は「やや売り」。アメリカの政府閉鎖が一時的に解除となったものの、株価への反応は限定的。そもそもここまで株価が上がっていたのですから、それはある種当然かも知れません。

政府閉鎖が長引けば経済活動にマイナス影響を与えていきますが、株式市場はそれが具体的な数字として経済活動に現れてこない限りは反応しない習性があります。フランスも毎週暴動が発生しても、株価の下落率は他の先進国並。

10月に相場を崩す要因を作ったとも言われるIMFの見通しですが、先日の下方修正も改めて冷や水を浴びせる形になっています。IMFは全世界各国の5年先までの経済成長予測を算出しており、各証券会社などの予測データの元になっている重要な指標ですから、その影響力は大きいです。

過去の例に照らし合わせると、VIX指数が急騰した場合、S&PはVIX指数がピークアウトしてから少なくとも1ヶ月半ほどしてからもう一度底を見に行く動きがあり、その後ようやく本格反転となります。

今回12/24にVIX指数の天井もS&Pの大底も示現した後に何も無かったかのように戻り相場を演じました。当時心配された懸念は特に何も解決していないのに、です。もしそれに当てはめると、やはり2月辺りにもう一度底を伺いに行く動きが出ても不思議ではありません。

一方、ここまでの株の復調に合わせて原油の戻りもしっかりです。中国も香港ハンセン指数は12月の下落分を帳消しどころか昨年9月の水準まで戻り。中国の減税や金融緩和策による景気底上げを期待した買い戻しが入ってきています。この原油と中国株の復調から、16年年初の相場との類似という見方はすっかり消え、足元の大規模なリバウンドに繋がっています。

投資主体別売買動向では外国人投資家が10週連続の売り越し。そもそも1月は外国人が現物株を売ってきやすい月でもあります。過去を遡って確認すると、アベノミクス開始以後1月に買い越したのは初年度の13年のみ。以後ずっと1月は月間売り越しとなっています。結果、14年以降1月は陰線か、もしくは上値が重い月足になっています。

一方、NISA買いがあるはずの個人も2週連続の売り越しですが、これはまだソフトバンク(9434)の売りが新年に出てきたのかも知れません。

ソフトバンクの話はともかく、日本株は12月末からだいぶ戻ってきたことでGPIFの買いもあまり期待できませんし、需給的にはせいぜい日銀や個人に頑張ってもらうしかないということになります。幸い、個人の売買はマザーズ市場で回転が効いているので、昨年末の総悲観に比べると明るさがあるのは事実です。ただそれを外国人の売りを吸収できるレベルで続けられるかどうか。

少なくとも先々週までの外国人投資家は売り越していますし、これだけ商いが細っていると、買い手はあくまでどうしても買わないといけない存在、例えば売り方の買い戻しなどに限られてくる感じです。

チャート的には無事25日線を回復。ただ12月高安の半値戻り20823円を達成した後は上値が重くなっています。アメリカのS&Pなどは既に3/4近くを取り戻しており、それに比べると全然出遅れ感があるのは言わずもがな円高の影響で、ドル建ての日経平均は既に6割を回復しています。ただ「半値戻しは全値戻し」という格言もありますが、個人的な経験則上はあまり当てはまらない印象です。

ドル円に関してはとりあえず先日の日銀金融政策決定会合で「変更無し」が出たので、円安進捗もここまでではないかと思います。チャート的にはドル円は110円に接近してきており、達成感が出て来ても良いタイミングです。

2月のオプション建玉を見ると21000円より上のプット(売る権利)の建玉がスカスカ。確かにコール(買う権利)も20500円より下がスカスカなので、とりあえず20500円~21000円辺りが居心地が良い感じになっています。

今週からいよいよ本格化してくる決算が気になります。今のところ、安川電機(6506)も日本電産(6594)も下方修正を許してもらっています。ただ、下方修正して上がるなら皆決算を先回りして買うことになるので、大抵ある時点を過ぎた決算からは下方修正が許して貰えなくなります。日米共に個別企業の決算に注目する時期だろうと思います。

個別では確かに指数同様に25日線を越えてきた銘柄もありますけれど、全般的には未だ25日線を抜けきれず、弱い銘柄の方が多い印象です。逆に言えば、25日線を越えてきた銘柄は先んじて売られていた銘柄が多く、需給が先んじて改善しているということになり、戻りやすく売られにくくなります。

銘柄間で段々と差がハッキリしてきた感じで、買いの場合は25日線を越えてきている銘柄を、売りの場合は25日線を未だ回復できていない銘柄をチョイスすべきだろうと思います。

基本姿勢としては、引き続き今週は弱い動きを想定しています。何度も繰り返しますが、明日引けに控えるソフトバンク(9434)と武田薬品工業(4502)のTOPIX算入に関わるリバランスの売り圧力が、この低水準の売買代金では吸収仕切れないからです。

個別では日本電産(6594)の下方修正をきっかけに、機械株全般の厳しさが目立っていますが、先日出た首都圏マンション販売も気になるところです。新築マンションの初動となる初月契約率が62.1%と、リーマンショック後すら下回って27年ぶりの低水準。一つは値頃感から中古マンションのリノベが浸透してきたというのもありますが、この新築マンション契約率に関しても12月に50%を割り込むという酷さになった模様です。


新興市場も「やや売り」に。マザーズの方は時価総額首位のサンバイオ(4592)が下方修正を発表しましたが、元々足元の業績で買われてきたわれではないことから影響は限定的。ただバイオ株は先行してきた分、全般的に一服感があるのも事実です。段々と東証1部銘柄の決算が進む中、決算の反応が良かった銘柄に短期資金を奪われていきそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は昨日続落。マザーズ指数が反転してきたこともあり、売りに押される展開となっています。また特に今年に入ってから中国の景気減速懸念を背景にインバウンド関連株の弱さが目立ちますが、足元では40兆円規模の景気対策が伝わっている他、来週からは春節の長期休暇。この辺りまた刺激材料になると思います。


売りポートフォリオダイキン工業(6367)は昨日反落。全体相場の下落もありますが、先般の富士通ゼネラル(6755)の下方修正が効いている感じ。本日の日経では「昨年の国内白物家電販売好調。ルームエアコンが牽引」ということでしたが、これは夏場に織り込んでしまった話。今後反動が一層激しくなってくると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。