KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

IMFによる世界成長率見通しが3度下方修正される

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本日の日経平均は反落。前日のNYはトランプ大統領による対EU関税発言やIMFによる世界成長率下方修正を受けて軟調

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。寄り前に発表された機械受注は予想の+2.7%を下回る+1.8%となったことも重石となりましたが、下値には買いが入り間もなく下げ幅を縮める形に。中国株が軟調スタートとなったことで再度下げ幅を拡げる場面があったものの、後場の日銀ETF買いに対する期待感も下支えとなりました。

そして後場には日銀ETF買いが入り再度下げ幅を縮めるも、前場高値を抜けきれないところで買い一巡感。また恒例のもみ合い相場が続きましたが、引けにかけては高値を抜いてマイナスながらも高値引けで終わりました。売買高は11億株台、売買代金は4営業日連続となる2兆円割れ。


投資判断は「やや売り」。NYダウは今年に入ってから13.4%の上昇となり、13年以来の大きな伸びに。8.3%しか上がっていない日経平均と勢いに大きな差があります。低下が続いていた長期金利も反発し、VIX指数も再度低水準に。そもそも個人投資家の多い上海総合指数は参考程度に考えるとしても、香港ハンセン指数も今年16.5%高となっており、ドイツDAXも12.7%高。日本だけ出遅れているというお決まりのパターンです。

為替水準に関しては、結局ドル円は111円台で昨年末と大きな差は無く、ドル建て日経平均にしても7.8%高と低調。この日本株だけ弱い原因を為替に求めることはできません。やはり唯一増税に向かう国として、敬遠されていると考えるべきでしょう(逆にもし消費増税が回避されたら5%程上がる?)

Brexitの話に関しては引き続きあまり市場の混乱には繋がらないような印象ではありますが、そのゴタゴタが悪材料となるか否かは、その時その時の株式市場の雰囲気に因るところが大きいでしょう。

しかし全く皮肉な話ですが、世界的に再度金融緩和に向かっていることを考えると、結局日銀がずっと緩和を続けてきたのが正解だったような感じになっています(勿論異論を差し挟む余地は十分あります)。そう考えると、将来的にはECBもFRBも、自国のETF買いという荒技の緩和策を頼ってくる時代が来るのかも知れませんね・・・。

一番恐いのは、これで「緩和をしても株価の下支えには繋がらないのだ」という意識が投資家に蔓延してしまうこと。そうなってくると、足元にわかに変な期待値を持ち始めた日銀の追加緩和論が、全く効果を持たないどころか逆効果になりかねないということです。引き続き海外マーケットの動向を注意深く見ておく必要があります。

アノマリー的に、3月権利落ち日に180円程度とされた配当分をきちんと埋められなかったので「年間通じて弱い」というものがあります。実際、昨年は3月権利落ち日が200円超のマイナスだったので年間下落でしたし、一昨年は15円だけでもプラスだったので、年間を通じてもしっかりでした。一昨年は31円安でしたが、大納会の力技で何とかギリギリ80円高となり年間プラスを保てたという結果。

3月権利落ち日と大納会の比較でもやはり厳しい模様。00年以降の過去19年間分で権利落ち日がマイナスとなったのは10回で、うち権利落ち日と年末大納会日経平均の比較で上がったのは2回だけ(12年の2.1%高、16年の11.8%高)。平均で10%程度の下落率となっており、まあまだ9ヶ月も残っていますから勿論上下するのでしょうが、先行きに明るい感じはありません。(※ちなみに逆に配当分を埋めれば、やはり9回中7回は上昇し、平均13.7%上昇している)

逆説的に「年間右肩上がりで足が強いので配当分を埋めるのだ」ということであれば、このアノマリーも納得かも知れません。ただ根っこに「この配当を来年もしっかり貰えるのだろうか?」と投資家の疑問があれば、そもそも権利落ち前後に出たとされる再投資に合理性がありません。

単なる再投資だけではなく、4月からは国内勢の新年度に向けた新規資金も入り始めているわけですが、やはりその資金も成長企業に入っていくべきもの。ですから、配当落ち分を埋める程の買い需要の背景には「来期の成長性をしっかり見込んだ投資行動がある」ということにもなります。

その需給的には強弱感が出る感じです。10/4高値形成から半年期日通過による売り一巡感は出やすい日柄になりました。現実的に半年も信用買い持ちしている人がいるとはなかなか考え辛いので、あくまで概念的なものです。ただ半年リズムというのは結構当てはまるので、これは一つ相場のターニングポイントになりやすい日柄でもあります。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp 

一方、本決算を控えるタイミングになるので、4月は自社株買いが控えられる時期でもあります。2月以降投資主体別売買動向においてほぼ一手の買い手なった事業法人(=自社株買い)ですが、これが消えた時に誰が次の買い手として登場するかというところが気になります。


新興市場も「やや売り」。本日は両指数共にしっかり。バイオ株に色々と材料が出る中で、薄商いの1部市場を避けて新興市場に資金が集まる格好。マザーズ指数は昨年1月の高値形成以後実はジリジリ下がっている形にはなっているのですが、とりあえず足元は戻り局面にある形。大型株の決算シーズンに入る来週くらいまで、今のような状況が続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は大幅反発。ここまでの下げに比べると全然戻っていませんが、それでもようやく5日線をしっかり上回ってきました。結局下方修正で大底を形成できたような格好になっており、売りたい筋は既に売ってしまったとみられ、需給面ではこのまま上がっていくだけ・・・と思いたいところです。


売りポートフォリオソフトバンク(9434)は小動き。今月末にはTOPIX浮動株比率調整係数解除による買い需要が見込まれているのですが、先日かんぽ生命(7181)の売出が発表されました。その規模実に1.5億株(4000億円超)規模で、かなり大きな資金吸収に。個人的には「ソフトバンクの損をかんぽ生命で取り返しましょう」という営業が増えると思うんですよね。

もう一つ、財務省日本郵政(6178)追加売出に向けて主幹事証券会社選定手続き開始というニュースも。これらターゲットは先の郵政3社上場時のように、投資情報に疎い高齢者だろうと思われ、非常に乱暴な言い方をすれば高齢者が生きているうちに金をふんだくろうという政府の思惑すら感じます。

新紙幣発行によってまた詐欺グループが「旧紙幣使えなくなるから交換を」などと電話をかけてくるのでしょうし、国、犯罪者揃って高齢者の財布を狙っているように見えます。恐ろしいですね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。