KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

薄商いの中で方向感を欠く展開

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日経平均は本日続伸。アメリカの新築住宅着工件数などの数字が予想を下回ったことなどで、朝方は売り先行で始まったものの、すぐに切り返し先週末の高値を上回る展開に。ただ10時過ぎから売り優勢になり、突然マイナス圏に転じたかと思えば一転切り返す動き。薄商いの中で方向感に乏しい値動きとなっています。

一方、トランプ大統領がイラン産原油の制裁免除終了を発表するという報道から、原油が買われる動き。売買高は12時45分現在で5億株台と低調。


投資判断は「やや売り」。先週不安視されていた日米TAG交渉も気になる為替条項の話が直接的には出てこなかったことで、ひとまず安心感に繋がりました。ただムニューシン財務長官が言っている以上、時間の問題で改めて表面化するのでしょうね。来月くらいまでBrexit問題のように単に先延ばしになっただけでもありますが、株価的には出遅れていたトヨタ(7203)がようやく年初来高値をとってくるなど、輸出株の買いの繋がりました。

一方、年初来高値どころか上場来高値をとってきたのはファーストリテイリング(9983)。ソフトバンクG(9984)の方がスプリントのTモバイルとの合併に暗雲が立ちこめる中で売られ、相対的にファーストリテイリングが買われることでリバランスが行われ、一段と持ち上げられました。

とりあえず目先相場を混乱させるようなイベントも無いですし、アメリカはともかく日本は出遅れ感を取り戻すような動きになりやすいのは事実です。しかしNT倍率の高値更新などを見ると、引き続き指数だけが買われるインチキ臭い相場展開が続いています。

東証1部がプレミア市場創設とか言っていますが、まず先に日経平均などの指数の歪さを算出元の日本経済新聞社に改善してもらう方が先決のように思います。結局プレミア市場を作ったところで、今日経400やコア30などの指数が盛り上がっていないのと同様の結果になるでしょう。

ともあれ状況的に業績相場ではなく異常なNT倍率で「上昇を演出された状況」にあるのは気がかりです。他方、アメリカの方でもVIX指数の低下が先物主導で作為的に作られていることを指摘する向きがあります。4/16時点でのCFTCのVIX先物の売りポジションが17.0万枚となり、これは17年10月の過去最高水準17.4万枚に迫る数字だそうです。

↓残高推移を表示するサイトが見つからなかったのでわかり辛いのですが、左上の「Long 101,191」と「Short 271,099」の差が差し引きでの売り残高16.4万枚
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

溜まりに溜まったVIX売りのポジションに買い戻しが入る→VIX指数が急騰する→株価暴落・・・という経路は警戒しておくべきですが、やはり燃料には着火させる何らかのきっかけが必要です。17年10月の過去最高を形成以後、実際にVIXショックが起こったのは翌18年1月の話でタイムラグがありました。ただその後再度高水準である14万枚超となった18年10月の際は、ペンス副大統領による対中強硬演説が着火させ、急落の引き金を引きましたが。

しかしそのきっかけが何になるかは毎度のことながらわかりません。もしわかることなら、先んじて空売りしたりポジションを手じまったり皆それに対応しているはずなので、なかなかショックは起こりませんから。

そういう意味では、昨年9月下旬のように上放れたと思って警戒心が解かれた時(皆が空売りポジションを買い戻したり、待機資金を市場還流した時)に突然逆撃に遭い、10月の急落に繋がった過去を想起させられ、ここから買いに追随するのはやはりチキンレースに参加するようなものに感じられます。 

そんなアメリカ株の影で最近大きく売られてきたのが実はREIT。足元で金利が上がってきているからということで、確かに金価格も年初来安値となってきているのですが、REITはこの前まで買われてリーマンショック後の高値を更新してきていただけに、今更のトレンド急変がちょっと衝撃的でもありました。
http://www.pwalker.jp/usreit.htm 

国内では機械受注や工作機械受注が悪かったことなど、既に今期が厳しい点はある程度織り込み済み。外需は下半期から盛り返してくるという見方が大勢のようですが、反面内需は下半期から消費増税が効いてくるという懸念が残り、強弱感が分かれる感じです。

消費増税のマイナス影響の方こそとっくに織り込んでおくべきだろうとは思うものの、確かにこちらは場合によっては延期もあると私も思っていたように、半信半疑で織り込めなかったということでしょうか。

一方、中国ではGDPを始めとして、小売売上高や鉱工業生産指数など、揃って予想を上回る着地でしたが、その割には中国株の伸びは限定的。かといって出尽くしで下がるわけでもなく、先般も示したように材料という材料に反応しない不感症の相場展開が続いています。その中で売り方の買い戻しが入り、下支えの感じ。

その代わり日本株も崩れる時に早いというのは、昨年10月や12月、あるいは3月も何度か経験済み。これは日銀ETF買いで板が少なくなっていること、アルゴで一気に売り崩しにかかることから「ジワジワジワ・・・ドカン!」というような相場が以前より一層起こりやすくなっている印象です。特に皆「今の株価はおかしい」と感じているので、下げ賛成意見が多くなりやすいのも理由の一つでしょう。それ故、余計にジワジワとおっかなビックリな上昇になるのですが。


新興市場も「やや売り」。本日は両指数共に軟調。バイオ株が売られ、指数の重石になっています。連休前のリスク回避の動きや、また新興市場空売りのできる銘柄が少ないので、売り方の買い戻しが期待できない点もマイナス材料です。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は堅調。200日線からようやく上放れの動きになってきています。タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)を始めとしてインフラファンドが全般的に高値を攻める動きに。

本日の日経でも「企業の太陽光発電が売電より自社消費で需要というような展開になっている」と報じられました。太陽光発電需要が安定することはこの業界的にもプラスですし、ESG投資なども意識して太陽光発電関連の商品は引き続き需要が強そうです。


MTG(7806)は大幅続伸。値上がり率ランキング上位にも顔を出し、1Q決算後初めて25日線をクリアしてきました。まだ先月末の下方修正の窓を埋めきっておらず、恐らく大型連休明けの決算発表までに、3月末の株価水準まで戻そうとする動きではないかと思います。次は2000円台回復へ。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。