KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

引き続き薄商い続く

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日経平均は本日続落。朝方から売り先行で始まると、為替が円高方向に振れて21500円手前まで売られる展開に。ただ10時を過ぎるとひとまず底を打った形で戻り、底堅さは垣間見られます。売買高は11時時点で4億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。全体の上値は重くてもNT倍率は足元でまた高値を伺うような展開になっていますが、ファーストリテイリング(9983)は決算後も最高値圏をキープし、ソフトバンクG(9984)にも好材料が相次いで、半導体製造装置関連株も風向きが変わってきたところが要因となっています。足元の日経平均の歪さがまた一層強く出ていますが、この流れは続くのでしょう。

先般も書きましたが、これ(NT倍率が高いこと)の原因かもしくは結果として、裁定残高の逆ざや(売り残が買い残を上回る)がドンドン拡がっています。特に6月メジャーSQで裁定買い残の整理が進んだ後に顕著に拡大しています。
https://karauri.net/saitei/ 

最近、特に場中における株と為替の感応度がおかしくなっているように思います。以前は場中円安になれば株高に繋がってわかりやすかったのですが、一ヶ月ほど前から為替と株が連動しなくなり、最近はむしろ場中に円高になった方が株高になるようになってきました。やはり裁定業者の売り残の方が増えてきたことで、今までの値動きと逆転してきたのではないかと思います。

そんな感じで日本株アメリカ株や国債の上昇について行っていないので、GPIFの中での比重が少なくなり、2兆円超の積み増し余地が生まれているというBloombergの記事もありましたが、そういった国内のクジラが買ってきている雰囲気はさらさら無く。商いの薄さを見てもと、待機資金の多い個人投資家も積極的に拾っている印象はありません。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-17/PUPRZA6TTDS001 

最近の話題は例の年金2000万円問題。このお陰で不安を感じた若者世代による口座開設の動きが足元で活発化しているとのこと。NHKの報道によれば、6月の口座開設は昨年に比べ楽天証券が2倍、マネックスが1.5倍などと順調な様子です。しかし若者らしく積み立てNISAの口座開設がメインですから少額で、市場に与えるインパクトは正直かなり限られます。

また、彼らは初心者ですから、積み立ての意味を理解せずに逃げ足も速いというのが残念ながら特徴的。セゾン投信によると、5月10連休明けの株急落を受けて、積み立て投信の解約が最も多かったのだとか。こういう修羅場をくぐり抜けて、逞しい投資家に育ってくれることを私も願っていますが。ともあれ個人投資家の待機資金がまた増えていることから、下がった時の下支え予備軍として期待されます。

先日聞いた話でなるほどと思ったのは、GPIFの基本ポートフォリオ日本株の比率を25%)は5年毎に見直しがあり、前回は14年だったのでつまり今年に見直しがあるとのこと。しかも前回は14年10月末に見直して日本株の比率を高め、同時に黒田バズーカ第二弾が発射されて日本株を押し上げた原動力になりました。

となると、今年は消費増税を控えて、市場が期待するように金融緩和+ポートフォリオの見直しによる浮揚というのは考えられるのかも知れません。正直どれだけ効果があるのかはわかりませんが、少なくとも日銀のETF買い増額よりは現実味があります。年金2000万円問題に対抗するにはもっと運用益を出すしか無い!というロジックもあるいは通用するのかも知れません。

すごく邪推をすればそれを催促する相場になっているのかも知れません(催促相場というのはあまり本気には考えていませんが)。

日本株に関して明るい話題としては、先般日経で報じられた「中国がハイブリッド車も優遇対象に」という話。これまでは欧州が得意なEVに限定していましたが、EVだけだと充電スタンドの普及が追いついていないことや、そもそも価格が高いことなどで、目標通りに環境対応車導入が進まず景気にも悪影響であることから、妥協した形になっています。

ハイブリッド車を最も得意とするトヨタ(7203)に最も恩恵のある話と言えそうですが、ハイブリッドの特許をオープンソース化(一般公開)し、中国現地メーカーでも作れることも、中国政府の背中を後押ししたのだろうと思います。一方、トヨタはシステムや部品で稼ぐ体制にしたので、トヨタにも恩恵がやはりあります。

また株価が強いのでトランプ大統領の中国に対する強気節が出てきましたが、市場の方はさすがに「またか」と慣れてさほど反応していないのは良い傾向。中国株の下落も限定的で、世界の投資家の関心はしばらく米中貿易戦争から離れている(=アメリカの利下げに集まっている)ようです。

チャート的にはまだ6/10に空けた窓があるので20900円くらいまでの下げ余地はあり、更にその下には私が繰り返し言及している「アイランドリバーサルの窓は(いつか)埋める」の20464円~20646円の窓もあります。うーん、きっかけ次第では埋めに行く動きになる可能性は否定できません。

ただ空売り比率は18日に51.2%と過去最高記録を更新し、一応大底のサインは出ました。今までの傾向では50%前後の高水準になれば大体その後一ヶ月くらいはジワジワと買われる上昇相場になります。

最後に雑感ですが、市場の売買代金は相変わらず低調です。ただふと思ったのは、東証を経由しないPTSの売買も増え個人投資家などはそちらで約定することも増えましたから、実態はもう1000億円ほど売買代金が多いのでしょう。ただそれでも少ないですね。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。為替が円高方向に振れて東証1部が弱含む中、消極的に新興市場に資金が集まっています。月末に向けて東証1部銘柄の決算発表が増えていくので、今は新興市場の方に買い安心感があるのは間違いありません。なお本日IPOブシロード(7803)もしっかりした初値形成になりました。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は続伸。京都アニメーションの痛ましい事件を受けて防火関連が買われる動きには特になっていません。まああの事件は様々な意味で特殊ですから、防火対策をしっかりすれば何とかなった類でも無いですからね。ただやはり火は怖いです。亡くなられた方にはお悔やみ申し上げると共に許せませんね。


日本リビング保証(7320)も続伸。先週末は昼の上方修正を受けて上ひげの長い「波高い線」になりましたが、本日のところは買い気が続いています。もし高値をきちんと上回れれば、戻り待ち売りの少ない強い上昇波動と言えそうですが、上ひげの範囲内で動いている限りはまだ油断はできません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。