KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アルゼンチンショックも底堅い印象

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日経平均は本日反落。前日のNYは香港のデモが深刻化したことや、アルゼンチンでの大統領予備選挙で現職大統領が敗れたことなどから新興国不安が台頭して軟調。祝日恒例の円買い仕掛けもあって、ドル円は一時105円手前まで円高が進みました。

それらを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ下値ではGPIFなどの買い観測も見られ下げ渋る動き。注目される人民元基準値はまた元安設定にはなったものの、現値水準よりは落ち着いた水準だったことから、売り材料にはなりませんでした。その後も20400円を割り込むとすかさず買いが入ってくる動き。

後場は日銀ETF買いも入ったと見られ、一段と下値はしっかりした印象に。売買高は14時現在で9億株弱と低調。


投資判断は「買い」。人民元が節目とされる1ドル=7人民元を突破して以降、世界の株式市場も不安定になっています。理屈で言えば関税を引き上げられても人民元がその分安くなれば中国は競争力を失うことはありません。

5500億ドルと言われるアメリカの中国からの輸入品のうち3000億ドル分に10%の関税をかけるのですから、3000/5500×10%=5.5%程度人民元を安くできれば、今回の関税分を相殺することができます。そうなると結局アメリカ側の企業や消費者が関税分を負担することになります。

今はとりあえず市場では7.1人民元水準で止まった形になっていますが、動き出してしまった以上、人民元安は進んで行きそうな雰囲気はあります。問題はそれをどこのタイミングで中国株にとってプラスだと評価が変わるかどうか。しばらくは神経質な相場展開が続きそうです。少なくとも外国人が投資しやすい香港ハンセン指数に関しては、外国人から見た中国株の評価額が下がってしまう以上、売りが出やすい環境にあります。

ただ、では世界の株(少なくとも日米)がそのまま下がっていくのか・・・というと、どうもそんな気にならないんですよね。だからこそ余計に私の逆指標ぶりが遺憾なく発揮されているのかも知れません。

チャートが5月に似ている、としましたが、5月と似ている状況はトランプ大統領が対中関税第四弾を月初に出してきたこと、日本の決算シーズンであること、外国人投資家が売り越しやすい月であることが共通点だからです。ただ12月とも似ているのは、FOMCを受けての下落であること、また裁定残高が逆ざやであること、指数が一時ボリンジャーバンド-3σを突破して売られた点です。

確かにこれまでチャートに煮詰まり感があったので、ボリンジャーバンドは簡単に突き抜けやすい環境にはありました。ただ3日連続突き抜けましたから、さすがに売られ過ぎ感があるでしょう。

「売られ過ぎの反動が出るのはわかるとして、出てくる決算がこんなに悪いのに、リバウンド以上の株高になるのか」と言われると、「まあそうですよね・・・」と受け入れるしかないようにも思います。アメリカ株もヒンデンブルグオーメンも点灯したと言われており、非常に危うさははらんでいます。ただそれでも世界各国は緩和方向に舵を切り、アメリカも資産圧縮を止めて市中に流れる資金(M2)は増えようとしています。

その場合「不景気の株高」局面になりやすいです。中央銀行は何とかして資金を市中に回そうとするけれども不景気や先行き不透明感から設備投資には資金を回せません。であれば、企業は自社株買いなどに偏重していくしかありません。

今はそういう流れが弱いですが、日本も政府がそれを後押しする施策を進めないと、年金不安などが噴出し、国が混乱します。そういう意味合いもあって日銀の追加緩和でETF買い増額というのも、現実味を帯びてくるように思います。副作用が・・・というまともな批判は、国民不安を打ち消すという大義の前では無力です。いざとなったらMMTのように、勝てば官軍的な後講釈で正当化するような理論はいくらでも作れるでしょう。

ともかくそうやって市場から玉を吸収していくと、足元のアドバンテスト(6857)の強さを見ても明らかなように、どんな状況なっても高値圏を維持し続ける無敵の株の出来上がりです。ファーストリテイリング(9983)も先月の決算後は弱いものの、十分高値圏にあります。

そういうシナリオを信じるならば、徹底的なバリュー株狙いで行くしかないのかも知れません。自己資本比率が高く、余剰資金があってそれを自社株買いに回せるようなPBR1倍割れの株。成長株も買ってはいけないということは無いですが、あくまで短期勝負に止めるべきでしょう。

今のところ、その余った資金が世界各国の債券市場が大きなスポンジのように吸収しています。まず金利が付いているアメリカ国債という巨大なマーケットがあり、今はそちらに資金は吸収されやすく、一方でアメリカでも確かに株→債券への資金移動が見られ足元で高値圏から反落してきています。ただドイツの30年債もマイナス金利になったとされる程、債券市場はもう「異常な」状況です。株で例えるならトヨタのPERが100倍超になったようなイメージです。

ただ12月にトランプ政権は株価下支えチームを結成し、当時高値から20%も下がって弱気入り相場したはずのアメリカ株は今年に入ってから怒濤の切り返しを見せました。これを見せつけられ、チャートの三尊天井も拒否して更に上がった株高に、まだ追加緩和のプレッシャーを与え続ける環境を考えると、売り方は怖くて売れないでしょう。

一方、日本株に関してはチャート的にはTOPIXは結局6月のアイランドリバーサルを埋めて安値を付けましたし、日経平均の方も大部分埋めました。以前より「経験則上アイランドリバーサルは埋める(ただしそれがいつになるかはわからない)」と繰り返していましたが、結局タイミングを掴めないままに実現してしまいました。すみません。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調。先週末から今週にかけて新興市場銘柄の決算が出やすく、一般的に新興市場は決算を受けて期待→現実に引き戻されてしまうので、売られやすい時期になっています。ただ例年8月を底に年末にかけて買われやすい傾向が強く、この決算が一巡する今週末辺りから買っていっても良いように思います。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は大幅反発。先週末に出た決算は大幅な増収増益で着地。いつも決算は良いのですが、すぐに沈静化してしまう癖があり、今回もそのパターンかと思いましたが、とりあえず現段階では結構頑張っています。足元では超大型台風も接近しており、防災関連株はもっと注目が集まっても良いと思います。


クレステック(7812)は反落。こちらも先週末に決算があり、今期見通しの伸びはイマイチな予想になったものの、前期はしっかりした増益着地。本日も同業のグレイステクノロジー(6541)が大幅高となるなかでもう少し反応があっても良いと思ったのですが、まるで決算など関係ないような平常運転でした。

中国でトヨタ(7203)系のハイブリッド車の普及が進むのであれば、同社の仕事も増えてくると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。