KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

遂に2年債と10年債の逆イールド実現でNYダウは歴代3位の下落幅に

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日経平均は本日反落。前日のNYはアメリカの長短金利逆転を受けてNYダウは800ドル安となり、昨年12月の暴落時も上回って下落幅としては歴代3位の記録に(ただし下落率で言えばランキング30位を大きく圏外)。これまで抵抗線として意識されてきた200日線を割り込んで終了しました。

それらを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ下値ではGPIFなどの買い観測も見られ下げ渋る動き。注目される人民元基準値が元高設定にはなったことや、アメリカ株下落による米中貿易戦争終結期待感なども背景に、デモが続く香港のハンセン指数は一時プラス圏に浮上しました。

後場は日銀ETF買いも入ったと見られ、一段と下値はしっかりした印象に。売買高は14時半現在で9億株弱と低調。


投資判断は「買い」。8月に入った途端の対中強硬姿勢で世界の相場が混乱しています。しかし何故この一番株価にダメージを与えそうなタイミングでトランプ砲を放ったのか。先般も述べたように、8月はイベントが少ないですからトレンドの転換が難しい時期です。勿論自身のコメントで株価が下がらないなんて思うはずもありません。

ウォールストリートジャーナルの記事によると、側近の反対を押し切って決定したとされ、その場にいたクドローNEC委員長、ボルトン大統領補佐官らと2時間近く議論の末、賛成したのは対中タカ派のナバロ氏だけだったとのこと。

トランプ大統領はやはり不動産屋さんなので、何としてでも利下げに持って行きたいのでしょうね。FRBの利下げのお題目は「足元の景気は良いけれど、中国との貿易戦争でどうなるかわからないから予防的な利下げ」ということですから、じゃあ中国ともっと揉めれば利下げするんだな、と。

本末転倒のように思えますが、(それなりに頭の良い人ではあるとは思いますが)全てを計算して発言しているというのはさすがに買いかぶり過ぎでしょう。あの年齢まで不動産業界にどっぷり浸かっていたのですから、単純にそういう思考になるのかも知れませんね・・・。

利下げや金融緩和で資金がジャブジャブになればドル安になって輸出企業にも恩恵があるし、何より不動産価格が上がります。別にトランプ大統領が私利私欲のために利下げを求めているというつもりはありませんが(最高権力を得て、もう人生も残り少ないのにリスクをとってまでこれ以上富を求めるとは思えない)、純粋に不動産が強いことが正義と信じているのだろうと思います。

日本に話を転じると、足元で円高がグングンと進んでいます。先般より「為替が株価に与える影響が少なくなってきた」と指摘していますが、あくまで感応度が小さくなってきただけで、まだ円高になれば株安になります。

ただ日本の不動産バブルが起きた昭和末~平成初期を考えると、当時は円高と株高が両方同時に起きました。海外から資金が入り込んで日本の不動産が高くなりました。外国人勢から見れば円高自国通貨安になれば、日本の不動産はその分価値が上がりますから、より資金を投じやすいということになると思います。

ですから(まだその段階ではないのですが)更に世界の金余りが進んできたら、日本はまた不動産バブルが発生する可能性があります。実際、本日もREITは高値を更新してきています。

「人口が減っているのに価値が上がるとは考えられない」という意見はもっともだとは思いますが、じゃあ「決済通貨としてほぼ無価値なのにビットコインが何故上がるのか」と言う問いの回答は単純明快でたった一つしか解が無いように思います。「だって買われて値が上がるから」。

日本の不動産もそうです。日本の不動産ならどこでも良いわけではなくて「金持ちに買われるような魅力的な高い不動産はバブル化する」という考え方になるでしょう。今後更に金余りの状況が進んで行くと、二極化が益々進みます。私のような庶民が買えるような数千万円レベルの不動産ではなく、都心のビル一棟買いのような何百億単位の物件はドンドン上がるという動きになっていくのだろうと思います。

つまり不動産の利用価値ではなく、金融商品としての機能が重要なのです。特に金持ち同士がキャッチボールできるような、巨額の資金の受け皿になりやすい商品が必要です。その金融商品の価値を裏付ける意味で立地や用途があるだけで、実際に利用価値がどれだけあるのかは問題にはなりません。そういう時代が来るのだろうと思います。

日本株に関しては、とりあえず足元の下落はアメリカ株よりはマシな動きになっていますが、そもそもこれまでの出遅れ感が強かったです。確かに日本時間は中国人民元基準値の発表などがあり、欧米の株式市場に比べて警戒感が高いのは事実です。

それ故空売り比率も高いのでしょうし、シカゴCME日経平均先物が高いのに、実際に前場が始まったら日経平均が思ったより下がってしまうのでしょう。また個人投資家などが日経レバレッジETF(1570)ですかさず逆張り投資をしてくる分、戻りが重いのもあるでしょう。

FRBが資産圧縮を停止したのは、中国によるアメリカ国債売却を警戒してのものでもあるでしょう。ただ幸いと言いますか、足元ではアメリカ国債に強い需要があり、金利が跳ね上がるような環境ではありません。もし中国が今の状態でアメリカ国債売却に動くと、逆に中国からの資金流出、外貨準備減少が嫌気され、コントロールできない元安懸念から大きな打撃を受けるのは中国の方でしょう。

ドル調達コストも跳ね上がるので、中国はこの米国債売却カードは使えないはず。一方、アメリカでは今回の追加関税発表後、トランプ大統領の支持率は下落しているそうで(庶民に影響を与える品目の追加関税である他、昨今の銃乱射事件の影響も大きいようですが)、トランプ大統領も更に強気には押せないのではないかと言われています。そういう意味では、米中貿易戦争のこれ以上の拡大は過度に心配する必要は無いのかも知れません(勿論油断はできないのですが)。

日韓摩擦に関してはレジストの輸出許可を出したことで幾分和らいだ感があったものの、影響は限定的(元々日韓摩擦でほとんど下がっても無かったのですが)。終戦記念日の本日は、とりあえず両国首脳に殊更に対立を煽るような発言もありません。


新興市場は「買い」に。本日は両指数共に軟調。さすがに大型株市場が売られる中で新興市場も無事では済みません。ただ例年8月をボトムに年末にかけて買われて行く相場展開になること、また決算も一巡し米中貿易戦争の影響を受け辛いことなどから、投資判断を「買い」に引き上げました。個人の待機資金が回ってくる展開に期待です。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアンソーラーインフラ投資法人(9284)は反落。ただ本日もREITがしっかり高値更新してきているように、安定高利回りの商品にはちゃんと買いが集まる形になっています。また同ファンドに関しては、先日決算を発表し、分配金が3600円→3650円と増加。一段と魅力を増しました。安全志向の資金の受け皿として、一段高の展開になると期待します。

MTG(7806)は大幅続落で上場来安値更新。昨日3Q決算を発表し、案の定の赤字拡大となりました。ただ寄り付きで売りが一巡した後は買い戻しの動きも。優待の内容が決定し、500株以上であればSIXPADなどが貰えるということなので、優待利回りで考えるとまあまあなレベルになってきました。PBR1倍割れということですっかりバリュー株な感じです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。