KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中貿易協議部分合意成立で急騰!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはトランプ大統領が11日に中国副首相とホワイトハウスで会うとツィートしたことで、米中貿易協議に対する期待感が高まり堅調。それらを受けた日経平均は朝方から堅調。前日に決算を発表したファーストリテイリング(9983)が買い気配スタートとなってSQ値が寄り値から100円高い21842円に決まると、その後は一転売りに押されました。

ただ間もなく売りが一巡すると、21700円を挟んで強弱感が対立。9時半頃にトランプ大統領が「中国は素晴らしい」などとツィートしたことで、ドル円が108円台を回復し、リスクオンの動きに。その後ドル円は108円、ユーロ円は119円を上値に重い値動きにはなったものの、株はジワジワと買われ寄り値を上回りました。

後場も一段高となり21800円を突破するところまで。ただSQ値には届かず、引けにかけては米中貿易協議に対する警戒感が出ました。売買高は12億株弱、売買代金は2.1兆円と久しぶりに2兆円回復となりましたが、SQ分を差し引くと2兆円割れ。


投資判断は「買い」。金曜のNYは朝方トランプ大統領Twitterで「中国との貿易交渉で良いことが起きている」などと煽り、また消費者態度指数などの経済指標も予想を上回ったことから、ダウは一時500ドル以上の上昇に。そして実際に農産物や為替など特定分野で部分的暫定合意となったことから利食い売りに押されましたが、ダウは300ドル以上の大幅高でした。

最近のニュースで個人的に気になったものの一つが「GE(ゼネラル・エレクトリック)は従業員2万人の年金プランを凍結」という報道。こんなにアメリカの景気も強く株も債券も上がってるのに、まだ債務削減と称して年金が削られないといけないのかというところです。勿論個々の企業毎に業績に濃淡があるのは承知していますが、あのエジソンから続く大企業GEの従業員ですら将来に不安があります。

ですから、これ以上の景気悪化はアメリカ政府としては何としてでも食い止めなければならず、今回の(部分的とはいえ)合意は必然的なものだったと言えます。

足元でリスクオンの動きからアメリカの長期金利は上昇してきましたが、一年前には3.2%という水準だったことを考えると、1.7%とほぼ半値水準にあります。低金利は当然アメリカ企業にとってはプラスです。

というのも、アメリカ企業は以前から「借入をして自社株買いを行う」という行為を繰り返しています。リーマンショック後、個人への貸出を厳格にした銀行は貸出の対象を返済能力の高い企業に軸を移し、対GDP比での債務比率は逆転しています。

確かに個人の債務残高合計も増えて過去最高などと伝わってはいるものの、GDPの伸びに対して緩やか増加に止まっているので、比率で見ると低下しているという構図です。

ですから金利が上がると困るのは個人よりも企業の方。それが今は低金利な環境下ですから、利払い負担は減る、社債は低金利で発行しやすい、配当と金利の差が大きければ借入して自社株買いを行えば良い、と良いことずくめです。

もう少しするとアメリカ企業の決算発表も本格化してきます。そこまで来ると自社株買いもまた出て来やすい時期になりますし買い手の存在が市場の底堅さに繋がるでしょう。

また金利の低下はFRBへの利下げ期待感(あるいは催促)の表れでもあり、年内の追加利下げ観測が高くなってきたのも先週の経済指標を受けた大きな変化の一つです。一部では年内2回利下げも見込むアナリストも出てきており「適温相場」に対する期待感も株高に繋がります。

日本株の買い主体に関してはなかなか外国人投資家が素直に買い転換したとは言い切れない状況になってきましたが、一方で先週末はTOPIXが前引けで0.27%しか下落していなかったのに日銀はETFを707億円分しっかり買ってきました。そのお陰もあって先週の金曜は雇用統計前にも関わらず高値引けで「投資の日は高い」というアノマリーを実現してくれました。

これは9月の上昇相場でほぼETF買いが行われなかったので、枠が残っている→お役所的な感覚で年間6兆円分全て使い切らないといけないと考えると、年内残り営業日を逆算して、従来0.5%程度の下落が必要だった買い付け条件を緩めたのかも知れません。ちなみに昨年は12月の相場急落で、年間では6.5兆円ほどのETFを買うことになったのですが「一年間」という期間の区切りがどこにあるかはなかなか定かではありません。

そうこうしている間に、200日前が12月上旬となっていますから、日柄的には週中頃から200日線が上向きに再転換してきます。そうやって下値が固まってしまえば、あとは安心感が強くなってくるでしょう。

しかし商いが閑散です。まあ商いが薄いことは必ずしも悪くはありません。9月月初も1.5兆円水準の売買代金を続けていたのですが、そこから上昇局面に入りました。チャート的には75日線や200日線の下支えが期待できるので、今回も上手くハマれば少なくとも早々に売ってしまわなければいけないような売り圧力は無いと確認された分、連騰相場に入ると思うのですが。

あと雑感としては引け後の開示で色々なところの月次が出てきましたが、やはり高額品になるにつれて消費増税前の駆け込みが見られます。オートバックス(9832)はスタッドレスタイヤドライブレコーダーの売上が前年同月比倍増とかになっていますし、シュッピン(3179)もカメラなどの売り上げが増えています。ただ駆け込みの需要であれば来月の反動を見極めたいという動きが出るのは自然ですから、来月の月次を見るまでは静観が妥当ですね。


新興市場も「買い」。金曜は高安マチマチ。特にマザーズは指数寄与度の高いメルカリ(4385)は引き続きPaypayフリマ登場による競争激化懸念により売られ、時価総額3位のTKP(3479)が公募受渡完了で断続的な売りが続いて安値引け。個別株の話ではありますが、マザーズ先物があるので、他の銘柄に及ぼす影響も無視できません。

一方、快進撃続くワークマン(7564)は台風接近による思惑もあり、時価総額で遂に日本マクドナルドHD(2702)を抜く強さを見せました。マクドナルドも足元では強い動きを見せていたのですが、より強かったという形。どちらも小売業ですが、足元で東証1部でも決算を受けて小売業の強さが目立っています。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は続落。足元で小型株が弱く軟調な動きになっています。ただこの3連休の日本の話題は米中貿易でもワールドカップでもなく、超大型台風の接近。お住まいの地域によって温度差はあるものの、今回は関東を横断していく形になり、警戒感が高まっています。防災関連株の同社ももう少しテーマ性を意識されても良さそうですが。ともあれ皆様お気をつけを。



カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)軟調。金曜は株高の反面REIT指数が軟化した他、日経で「再生エネルギー送電網使えず」と一面で取り上げられていたこと、また台風接近が重石になりました。

ただ繰り返しになりますが、あくまで定額賃料を発電事業者から受け取る形になっているインフラファンドは、実際の売電量はほとんど影響がありません。ですからしっかりと分配金が安定しており、未だ6%という高利回りは魅力的です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。