KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ハードBrexit回避なるか

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金曜の日経平均は反発。前日のNYはNetflixなどが決算を受けて好調だったことや、イギリスがEUと離脱合意などと伝わりハードBrexit回避期待感が高まったことで堅調。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後20600円を上値に重い展開となりましたが、11時に中国のGDPが発表され、年率+6.0%と市場予想+6.1%をわずかに下回ったものの、景気刺激策期待感などから中国株が上昇。それに合わせて日経平均も年初来高値を更新しました。

ただ後場利食い売りに押される展開に。TOPIXはマイナス転換となりました。日経平均の方はファーストリテイリング(9983)が頑強に高値圏をキープしプラスを維持しましたが、週末のイギリスの離脱案議会採決なども控え警戒感。引けでは22500円を割り込んで終了。売買高は10億株台、売買代金は連日の2兆円割れと低調。


投資判断は「買い」。金曜のNYは中国のGDPが弱かったことや、ボーイングジョンソン・エンド・ジョンソンにマイナスのニュースが出たことで特にNYダウが軟化。ドル円円高になりましたが、それらを受けても日経平均先物は22500円と小じっかり。

言い方は不穏当ですが、売り方皆殺し相場が来ていると言えます。8月以降買い転換した私ですらついて行けないような上昇になっていくのかも知れません。

チャート的には日経平均TOPIX共に200日線が上向いてきました。こうなってくると、もうこのまま年末までジワジワと買われて行くパターンになるかなと思います。一つ象徴的なのはファーストリテイリング(9983)の株価。以前も書きましたが、02年以降、ファーストリテイリングは本決算後に買って大発会まで持っていればほぼ全勝です(唯一負けたのは昨年ですが、大納会まではプラスでした)。これも一つの牽引役となりそうです。

アメリカでもAppleが最高値を更新してくるなど、雰囲気は明らかに変わってきています。アメリカではFANG株など、一部値がさ株がドンドン買われて行くパターンの上昇になっていくのではないでしょうか。それが日本ではファーストリテイリングを先頭にした上昇相場に匹敵するのかなと思います。

12月メジャーSQでの日経平均プット(売る権利)の建玉は22500円まで比較的ありますが、それより上はほとんど建玉がありません。プットの売り手は普通先物の売りポジションをヘッジ目的で保有しています。そうしないと何かの拍子に日経平均が大暴落した時に損失が大きくなるからです。

一般的に株価は大暴騰よりも大暴落の方が発生しやすいので、コールの売り手よりプットの売り手の方が神経質にヘッジを組入れてポジションを形成しないといけません。もし株価が上がっていけば、そのヘッジ部分が不要になってくるので、先物を買い戻す→株価が上がるという原動力になりやすいです。

なので、高い値のプットの建玉が少ないと上がらない・・・とまでは言いませんが、片肺飛行のようなもので上昇力が弱くなります。足元のように薄商いで買い手が売り方の買い戻しくらいしか期待できないような相場では尚更です。ただ、もし外国人が本当にリスクオンの状況になり、日本株買いに向けてくれるならば問題はありません。

その外国人買いに関しては、いわゆるミューチュアルファンドの決算期が10月に集中していることで売りが出やすく、それ故10月はアメリカで株価が荒れやすい原因とも言われています。アメリカの投信は総額1900兆円とされており、そのうちの半分が株式型投信だとしてもかなりの額です。それに絡んだ需給のアヤで株価はボラティリティが高まりやすく、NYダウ下落率ランキングでは10位の中に10月のものが6個もランクインしています(ただし同年のものが2つあります)。

じゃあ10月は株価が弱いのかというと、むしろS&Pは01年以降では12勝6敗とむしろ上昇しやすい月となっています。ですから下がる時はガツンと下がるけれど、基本的にはしっかりしている月と言えます。ましてこのミューチュアルファンドが今やどれだけ日本株保有していて今更売ってくる必要があるのか微妙ですし、最近はアメリカ株との連動性が薄く日本株がしっかりしていることも目立ちます。

日本株が相対的に強い原因は、米中それぞれと対立しているわけではなく、むしろ双方と上手く貿易が出来ていること、日銀がしっかり買ってくれていること、金融緩和の弾がまだ残っていること、香港の混乱からアジアでの日本市場の再注目などなどが挙げられるかも知れません。消費増税が実現しても尚支持率が高く、政局が安定していることも買い材料かも知れません。

更には、今回の米中部分合意を受けて、ここまで弱かった中国株がしっかりしてきていることから、中国市場と同じ時間帯に動く日本株にとってはプラス材料です。また中国が安定すればヨーロッパ株、特にドイツ株も復調してくるとみられ、アメリカ一強→出遅れ感の強い他の国々へ資金のリバランスが起きやすいというパターンもあるでしょう。

日本株では個別では小売株が強いです。イオン(8267)を筆頭にセブン&iHD(3382)やファミリーマート(8028)、ローソン(2651)などのコンビニ株も上値追いの動きになっています。

一方、機械株では半導体関連株が強いですし、先週安川電機(6506)が大幅な下方修正でさすがに下落したものの、決算翌日に大幅安となった不二越(6474)と共に結局復調。全般的に数字の悪さは織り込まれていると言えます。であればアメリカの決算通過で更にアク抜けの上放れになる可能性は高いです。

また、基本的には日本の長期金利が上がれば株高になると考えています。まずアメリカの金利が上がれば連れて日本の金利も上がりやすいですが、短期的には先週からアメリカの長期金利が上がり、ドル高円安となって株価が上がっています。また日本の長期金利が上がれば高水準の裁定売り残の買い戻しを誘発しやすいので、それが株高に繋がりやすいとも言えます。


新興市場も「買い」。金曜は両指数共に堅調。前日に8月以来の安値水準となっていたマザーズ指数が何とか反発したものの、上ひげを残す微妙な展開になりました。ようやく時価総額トップのメルカリ(4385)が反発し、そーせいG(4565)などもしっかりして下支え。ただ全般的に個人投資家が懐疑的で、まだ底打ち確認とは言えません。反転のきっかけを掴みたいところ。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)軟調で再度1000円割れ。水曜に出た訪日外国人観光客数の影響が遅れて出てきたのか、金曜は資生堂(4911)やパンパシフィックHD(7532)などインバウンド関連株が軒並み安。同社もいっちょ前にその流れで売られた模様です。うーん、一体何がどうなったら上がるのやら・・・。


フマキラー(4998)は続伸。前日にヒアリが東京定着というニュースが出てヒアリ関連株としてまた買われる動きに。正直長続きしない・・・と思ったのですが、案外強い動きが出ました。チャート的には4月高値から半年期日通過しており需給は良好、鍋底形状だったことから、あとは上放れのきっかけ待ちだったのかも知れません。

また今や東芝(6502)指数となっている2部指数が強いことも、この際プラスかも知れませんね。とにかく意外高しそうな感じにはなってきました。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。