KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

引き続き売り方の買い戻しが目立つ展開に

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日経平均は本日続伸。ISIS指導者殺害報道を受けて地政学的な安心感も加わり、朝方22900円手前まで買い進まれたところで上値が重くなる展開に。TOPIXは一時マイナス転換する場面もありました。ただ中国株がしっかりしたスタートになったことで、下値にまた買いが入ってくる形。半導体関連株が強く日経平均を押し上げる格好。売買高は前引け時点で5億株台と低調。


投資判断は「買い」。最近ネット上で話題になったのは「NISAでの買い付けトップが日経ダブルインバース(1357)」ということで、個人投資家逆張りスタンスが鮮明なこと。気持ちは十分わかります。私だって雰囲気だけで売買していたら「米中不安だ消費増税だと、どうして先高感が持てるのか」という気になり、きっとこの罠にかかったことでしょう。

また「ドヤ」になってしまうかも知れませんが、8月以降はこのブログで「これ以上下がらない」「不景気の株高が起こる」と繰り返し伝えてきました。何故こんなに繰り返すかといえば、やはり巷の声は「株が上がるのはおかしい」「日本株は強すぎる」「きっと暴落がそろそろ起こるに違い無い」という言葉があふれかえり、それに抗するためです。

その呪縛から抜け出すには、ある種の洗脳のように繰り返さざるを得ません。まあ中には「お前が言うから余計に下がると思うんだ」という方もおられるかも知れませんが・・・。すごい失礼な言い方をすれば、個人投資家は漠然と雰囲気だけでやっている人が多いのだろうと思います。

そして失敗して「あぁ、やっぱり株なんてやるものじゃない」「プロがインサイダーで儲かるようになっているんだ」「大金を持っている奴が勝つに決まっている」などと捨て台詞を吐いて退場していきます。そういう面が0とは言いませんが、大抵は自身の勉強不足や努力不足を棚に上げているのではないでしょうか。

そもそもオプションも日経レバレッジETF(1570)や日経ダブルインバース(1357)も国際のETFVIX(1552)も、こういうレバレッジの効いた商品は必ず「時間的減衰」があります。すなわち、対象資産(日経平均)が動かなければ、それだけで価格や株価は下がるような仕組みになっているのです。その時間的な価値が値動きに大きさを与える商品設計になっています。

そういうものを敢えてNISAで買うというのは、まあ勿論短期で値幅を取ろと考えたならアリとは思いますが、トップになるというのはちょっと異常です。大切なお金を投じるのであれば、もう少し真剣にアレコレ考える必要があるのだと思います。これならもっと倒産寸前の株価二桁の低位株をNISAで持っている方がまだ理屈に合うような気がします。

特にNISAの場合は損益通算が出来ませんから、かなり高確率で儲かると思うような銘柄でないと不利です。ということは、皆確信に近い形で「日経平均が下がるんだ」と考えているということ。逆に言えば、こういう人達が根絶やしにならない限り、下がるものも下がらないのでしょう。何故ならもう既に下がるための燃料(売り玉)が投じられてしまっているのですから、今後下がるためには更に追加の売り玉が必要ですけど、それが出てこないということですから。

そういう状況なので、実際に悪材料が噴出しても、アク抜けという形でむしろ株価が上がったりします。また勿論人間の心理的な「慣れ」もあるので、本来大きな悪材料であるはずなのに「今回も大したことないだろう」と思ってしまい、実際の数字に表れた内容を見てジリジリと売られることもあるかも知れません。この辺りは数値化できない株の面白さでもあるとは個人的には思っています。

しかもこれは日本だけの話ではありません。恐らく世界中の投資家が一様に感じていることだろうと思います。「何故トランプが好き勝手放言し中国と争い、EUは解体の危機にあるのに、こんなにも株は上がるのだろう」と。それぞれの国民性はあるでしょうけれど、それぞれの言語でそのような疑問を口に出しているでしょう。

景況感に関しては、特に消費増税があったので個人消費は厳しい印象です。ただ国内から見るとそうでも、外部から見たIMFの見方は違っており、7月の報告と比べて今年は0.9%成長据え置き、来年は0.4%→0.5%成長に上方修正されました。消費増税があっても、それを政府の景気対策が下支えするから大丈夫という見方になっています。またなかなか言い辛いことではありますが、台風被害などによる復興需要も更に上乗せされてくる可能性があります。

日銀の追加緩和期待に関しては、先般G20で黒田総裁は「必要なら緩和も」と改めて言及。過去の黒田バズーカは4月と10月の展望レポートと合わせて行われてきた経緯や政府によって約束通り消費増税が実施されたことを考えると、月末の日銀金融政策決定会合で何らかの追加緩和策が出てくる可能性はあります。

一方、為替は円高圧力が強いと思います。特に10月からはドル安が目立っていますが、実はそれ以上に下落しているのが日本円で、結果10月になってから1円程円安になっていますし、それが円建ての日経平均が突出して高いという動きを演出しています。

とりあえず月内は上述のように月末の日銀金融政策決定会合に対する期待感があって円売り圧力とのせめぎ合いになりそうで、個人的にはドル円は短期的には110円を目指していると思うものの、日本の金融緩和措置に限界感がある以上、もし出たとしても追加緩和後は出尽くし感も強まりそうですし、長期トレンドは円高圧力が続くとみています。またこれだけ好転している外部環境が一転悪化するようなことでもあれば、一気に円高に振れる可能性もあります。

ただ今後1年間という長期スパンで見ると、アノマリーでは「消費増税後1年は円安が続く」というものがあります。実際、過去3回共に1年後は円安となっています(89年4月131円→90年4月160円、97年4月122円→98年4月135円、14年4月102円→15年4月122円)。最低でも10%くらい円安になっていますから、来年10月には120円以上の円安局面があるかも知れません。サンプルは少ないですが、増税で円安というのは考え方としては自然です。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部が閑散な中、値幅を取りやすい新興市場に買いが入ってきている格好です。またここから東証1部が本格的に決算シーズンに入っていく中で、決算が比較的遅い新興市場の株が買われそうな感じです。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は続伸でまた上場来高値更新。同ファンドに限らずインフラファンド全般的に高値更新銘柄が目立ち、資金流入が観測されます。中でも時価総額最大の同ファンドは買い安心感強く、先週は投資法人債の起債を発表して増資リスクが後退したことも買い安心感に繋がっている模様です。まだまだ利回りは高く、買い余地があります。


クレステック(7812)も続伸。朝方は同社にしては大きい買い注文2万株が入って買い気配スタートでしたが、2部指定替え決定後の高値1350円を上値に萎む格好になりました。ただ元々圧倒的に割安感が強く、明確な底打ち反転トレンドに入ったのだろうと思います。顧客企業の機械セクターの復調が意識されますし、高利回りである点にも注目です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。