KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均は23000円でひとまず達成感

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日経平均は本日反落。前日のNYは米中部分合意において来月APECでの署名に間に合わない可能性が伝わったことで売られる展開に。製薬大手メルクとファイザーの好決算が下支えも、Googleが決算を受けて下落したことなども重石になりました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。特に指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が売られる形で押し下げました。一方、TOPIXはプラス圏に切り返し。売買高は13時15分時点で8億株台と、最近の中では多い方。


投資判断は「買い」。日本株がやたら強いとよく言われますが、実際にはそれぞれの国で株価が高値圏にあります。日本は年初来高値を更新しましたが、ドイツDAXも年初来高値を更新。特にドイツは中国の景気減速をモロに受けて、製造業中心に出てくる指標が軒並みリーマンショック直後以来の低水準にも関わらず高値を更新しています。

結局米中の関税は引き下げられたわけでも無いのに、もうまるでこの一年間何事も無かったかのような株価水準に戻っているのです。ですから別に日本だけがおかしいわけではないのです。世界中の値動きがおかしいのですから、暴落が起きて水準訂正されるとしても、何か世界的な予兆があるはずです。

単に日経レバレッジETF(1570)に空売りが多いから上がっているだけではないというわけですから、これで日本株「だけ」が下がるようなら、それはそれで「おかしい」のかも知れません。

ともあれ、今は市場全体の雰囲気が「何とか少しでも好材料を見出して、それをネタに株を買いたい」というような、材料を渇望している状況にあるように思われます。

今は雰囲気が良いので、多少米中に険悪なムードが漂ったとしてもアメリカ株が大きく下がって戻ってくるような感じはありません。アメリカ株も決算が過ぎれば今度は自社株買い期待が入りますから、相場は需給的に一層頑強になりそうです。そうやって何かのきっかけで上放れに向かえば、また次の次元への上げ相場に向かいそうです。

思い出してみると、5月の本決算シーズン終了後から8月上旬くらいにかけて、毎朝起きてみると株価が下がっている(あるいは日本株アメリカ株の上昇について行けない)、というような状況が連日続いていました。それが今は逆のパターンにハマっただけですし、また基本的に下落局面よりも上昇局面の方が期間が長いので(下がる時はドスンだが、上がる時はジワジワ)、この状況での売り方の苦しみは推して知るべしという感じがします。

チャートだけで論じることが許されるならば、日経平均23000円や23500円は確かに意識されるでしょう。ただTOPIXの方は18年1月、10月の高値を結ぶ上値抵抗線辺りまで節が無く、あと70ポイント程上値余地があります。現値から4%程度上値余地がありますが、日経平均に当てはめると24000円レベルになってきて、つまり昨年10月の高値辺りまで行くということになるのですが。

投資主体別売買動向では、先々週外国人投資家が現物を5,563億円の大幅買い越し。先物も5,858億円の買い越しでしたから、合計1.1兆円超の買い越しと今年最大になり、先々週急騰の原因を作りました。今の相場が単なる買い戻し相場ではないと同時に、現物で5,000億円超の買い越しとなったのは4月第3週以来ですから、半年前の本決算シーズン前である4月相場に似ている感じがします。

一方、アメリカのVIX指数も今年の最低水準になってきていますが、VIX先物は売りポジションが差し引き17.1万枚となり、5月に付けた過去最大の18万枚超に接近しています。状況は益々4月下旬に似ている感じがします。もし当時のように悪材料が出た場合、きっかけ次第で日経平均も2000円程安くなる場面があるのかも知れません。
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

スケジュールとして本日はまずTOPIX浮動株比率の調整が引けにあります。毎月大なり小なりあるのですが、今回は1~3月期決算を対象としているので、1年の中で最も大きなインパクトがあります。対象銘柄のみならず結構な影響があると思います。

そしてアメリカでは7-9月GDP速報値の発表とFOMCがあります。FRBは過去にも「予防的な利下げ」は0.75%行ったことで、今回も3度目の利下げが有力視されています。問題はその後のパウエル議長の会見で、これで利下げ打ち止めが示唆されるのか否かにかかっています。決算はAppleFacebookなど。

31日(木)はまず中国で製造業PMIの発表があります。そして昼には日銀金融政策決定会合の結果発表があります。市場関係者は「為替も円安方向で動いているし株も高いから今回も追加緩和は無いのでは」と言う意見が増えていますが、別に株式市場や為替市場のために追加緩和をするわけではないと思うので、そこは何とも言えません。ただ確かに今後何か起きた時の弾は残しておきたいでしょうし、実際前回は現状維持でも反動は小さく済みました。

そういう意味では前日のFOMCにおいて利下げ打ち止めが示唆されれば、少なくとも為替的には日銀は動く必要がありません。一方、動くのであれば消費増税をようやく実施してくれた安倍首相に対する返礼的な意味合いもあり、また展望レポートなどを出すこのタイミングくらいしかありません。

先週くらいまでは個人的には追加緩和があると思っていましたが、今は5分5分くらいのイメージで、どちらかというと現状維持かなという感じですし、その方が総合的に良いとは思います。あとは月末なので決算の前半の山場になります。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に軟調。昨日までマザーズ指数は8連騰と復調傾向を示しており、日経平均23000円到達感から新興市場に買いが入ってくるか・・・と思っていましたが、朝方からグングン売られる形に。基本的には東証1部が本格的に決算シーズンに入っていく中で、決算が比較的遅い新興市場の株が買われややすい地合ではあります。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は続伸でまた上場来高値更新。相変わらず同ファンドに限らずインフラファンド全般的に高値更新銘柄が目立ち、資金流入が観測されます。特に最近はREITが高値圏で足踏みする中、インフラファンドの強さが目立ちます。時価総額も大きくなってきたことから、ESG投資などの資金が入りやすくなったものと見られます。


フジ・メディアHD(4676)は反落。戻し歩調ではありますが、全体相場に比べると鈍い感じです。同社の不動産資産や筆頭株主東宝(9602)の好決算を期待して買いポートフォリオ入れとしたのですが、どうも反応が弱いです。ちょっとポートフォリオ整理の意味合いもあり、本日引けで利食い終了としておこうと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は10月の成績発表です。10月はだいぶ成績も良くなったと思うのですが。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。