KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反落。前日のNYはクリスマス前日の半ドン取引の中で、ダウは小幅安となったもののNASDAQは9営業日連続高で高値更新。原油在庫の減少とロシアの協調減産継続観測を受けて原油もしっかりでした。

それらを受けた日経平均は朝方から売られる展開に。その後も閑散小動きの中でジリジリと値を下げ、8日連続陰線、TOPIXは6連敗が見えています。売買高は14時時点で5億株台と、今年最低となった売買代金を更に更新する感じ。


投資判断は「買い」。今年に関してはむしろ足元でアメリカ株は最高値更新を続け需給はすこぶる良いです。そんな時に割高な値頃感だけで無理矢理売りしかけてくるメリットは少ないように思われます。また「昨年12月に暴落したので、今年も・・・」と警戒している人も多いでしょうから、尚更下がらないのでしょうね。2~3年経てば皆気にしなくなるはずですが、一年前はまだ記憶に新しいです。

S&Pアノマリーとしては「年初から11月末までの上昇率が良ければ、12月は更に上昇する」というものがあるそうで、戦後以来の統計で優位性が示されているようです。

じゃあどのタイミングでピークが来るのか、と言えば、以前も書いたように「良い材料に反応しなくなる、あるいは出尽くしの売りという反応に変わってしまう」時が来たらだと思います。少しずつ米中問題に投資家が飽きているのは事実ですが、署名前にまだ楽観論が台頭すれば買われますから、順相関のまともな相場です。

9月に発生したレポ金利(短期金利)の急騰に関しては、金利水準自体はとっくに落ち着いているものの、まだアメリカではドル調達需要の高まりから短期金利の上昇懸念は燻っており、以後連日NY連銀が翌日ものレポを通じて多額の資金供給を行い沈静化を図っています。そして年末の金融機関の資金需要に対応するため、少し期限を延ばした6週間ものの資金需要も強かったようです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-25/Q1J726DWX2PU01

それを「隠れQE」と言う人も居ます。確かに「翌日まで」という超短期間限定の資金供給とはいえ、毎日7兆円規模で続けていれば、その分はQEと言えるかも知れません。そして上述の6週間ものの資金供給もそれなりに規模感があり、一時的とはいえ更にQE拡大と見なせるようにも思えます。

結局、政治の停滞を金融政策(金融緩和)で何とかするしかない・・・という状況はずっとずっと続いています。色々なことが複雑化し、物事が簡単に決められない決まらない→その間の時間を「お金で買う」という手法です。

これはオバマ大統領の時代からもあった話ではありますが、トランプ大統領になってからより露骨に使われているような気がします。結果論で言えば、米中貿易戦争というものですら、金利正常化に向かい始めたFRBの首に縄をかけて緩和方向へと引きずり出すための道具に過ぎなかったのかも知れません(だからFRBがこれ以上の利下げをしないとふんだら、米中和解に向かう?)。

特にトランプ大統領は元々不動産屋さんですから、金利が低いというのが何より正義です。ですから習主席よりもパウエル議長を敵視しているというのは、あながち冗談では無いのかも知れません。

一応、その不動産のバロメーターでもあるREITが日米共に10月にピークを付けて以降、高値圏ではあるものの高値更新できない水準に居て、相場がまだ全面強気(バブル)ではないという感じでもあります。他にも低格付け社債は下がっているという話もあります。

VIX指数先物の売り建玉が最高水準にあるというのも話題です。売っているのは誰かということですが、基本的にはファンドを通じたヘッジ目的の売りだという説が有力です。18年の急落の際に騒がれた「パリティ・ファンド」も規模は60兆円とも言われており、現在もジャブジャブマネーの受け皿になって膨らみ続けている様子。

話題を日本株に変えまして、昨今、親会社による子会社のTOBや売却が相次いでいます。最近だけでも先週の田辺三菱製薬(4508)に対する三菱ケミカルHD(4508)のTOB、また日立(6501)が日立化成(4217)を昭和電工(4004)に優先交渉権を与えるなどなど。

これは政府が今年3月に実施した未来投資会議において議論された「親子上場に対するガバナンス上の問題」が意識されているようですが、個人的には今まであまり気にしていませんでした。だって日本郵政(6178)が国内最大の親子上場をやっちゃってるので、それを政府が問題視するのはおかしいだろう、と。昨年末にはソフトバンク(9434)の上場も認めてしまっているわけですし。
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/cgs_kenkyukai/pdf/2_015_s01_00.pdf
とは言うものの、最近の相次ぐ親子上場の解消の動きを見ると、一応経営者のプレッシャーにはなっているのだろうなとは思います(あるいは割安放置されている子会社回収のきっかけにも。東証の市場再編の動きもあるので。)。

上場子会社は東証上場の約2割にもあたるので、次の親子上場解消を探すのは容易ではありません。大体色々な証券会社の予想を見たりするのですが、当たったのを見たことが無いですね。

一方、香港でのアリババ上場(追加の資金吸収1.4兆円)、そしてアラムコのIPO(資金吸収2.8兆円)と世界的に大型の資金調達が相次いでいますが、それらに向けた換金売りを屁とも思わないような世界の株式市場の強さがあるのは心強いと言えるのかも知れません。まあ香港IPOのアリババを狙う投資家や、アラムコのIPOを狙う投資家と日本株投資家のポートフォリオはほとんど重なっていないのでしょうけれど。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部が閑散ならば新興市場・・・というわかりやすい資金移動になっています。サンバイオ(4592)SMBC日興のレポートを受けて買われていることも刺激に。特に日経JASDAQ平均は年末3営業日前から大納会にかけて26連勝中という強烈なアノマリーがあるので、余計新興市場が買われやすいのだろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続落。本日つつがなく株主総会が終わったようですが、マザーズ指数が上がっている一方で同社は売られる展開に。総会でも株価復調のきっかけは掴めなかったようですね。終値ベースでの最安値更新も迫っており、本当に損出し売り圧力の終わる27日から底打ち反転できるのかどうか注目です。


日本リビング保証(7320)は続伸で年初来高値更新。分割考慮で昨年7月以来の1500円を付けてきました。引き続き回転が効いている格好です。チャート的にはとりあえずその7月の戻り高値1600円くらいまでは問題無く上昇できると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。