KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

昨年同様大発会から大幅安

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皆様新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

大発会日経平均は大幅下落。連休中のNYは差し引きで行って来い。中国のPMIがそれぞれ悪く無かったことや預金準備率引き下げなどの刺激策を受けてリスクオンムードに傾いたものの、アメリカによるイラン部隊司令官殺害を受けて地政学リスクが高まり一転リスクオフ。しかし注目のISM製造業景況感指数が予想を下回り10年半ぶりの低水準となったものの、反応は限定的。

原油は買われ、リスク回避の円高が進みドル円は107円台に突入。それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。その後も9日に決算を控えるファーストリテイリング(9983)の売りがきつく、日経平均はいきなり400円を超す下げ幅に。押し目買い意欲も弱く、中国株は落ち着いたスタートになったものの、財新の非製造業PMIが予想を下回ったこともあって更に下げ幅を拡げる形。

後場は日銀ETF買い期待感もあって下げ渋ってのスタートに。売買高は13時15分時点で7億株台と低調。


投資判断は「やや買い」。昨年に続き大発会は大幅安スタートになりました。ただ昨年は大発会を安値にその後はじり高相場となりました。果たして今年はどうでしょうか。

もっとも、基本的には下がっても日経平均では23000円割れくらいがせいぜいで、そこは拾っておくべき場面になりそうな気もします。ともあれ、今の市場が本当に金余りの金融緩和の結果であるならば、その材料が通じなくなった時は本当に市場が危ない時と言えそうです。

アメリカ株だけ強いようにも見えるのは、やはり比較的ドル安をキープできているから。アメリカの長期金利は足元でまた1.7%台まで低下してきています。ドルインデックスは昨年9月に100ドルに接近する場面がありましたが、その後下落基調が続いています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

イギリスの政局混乱に決着が見えたところからのユーロ高も寄与していると言えますが、足元ジョンソン首相が退路を断つようにBrexitの延期を求めない法案を作るとしたことでまたハードBrexit懸念が高まっています。それが今後どう影響するかに注目です。

一方、実はアメリカ株だけでなく、ドイツDAXはまた高値圏に位置付けていますし、フランスCACにいたっては07年以来の高値水準になっています。また日経平均もドル建てで見ると既に昨年1月の戻り高値を先月上回っており、不動産バブル以来の高値を更新してきました。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

そのバブル時の円建て日経平均高値38915円は丁度30年前の大納会に記録したものですが、市場の話題としては「配当込み」で計算すると、既に日経平均は38915円を超えたのだとか。まあ個人的には日経平均はそもそも銘柄入れ替えも大きいですし、またファーストリテイリングの寄与度が高すぎるので、意味がある話とは思えません。ですが、足元の株高が結構な水準になってきているのだということを漠然と知らしめる象徴的な意味はあるかも知れません。

ただ株価が示す程世界の景気が良く、視界良好なわけではありません。悪材料を探せばいくらでも見つかります。今回のイランは言わずもがな、インドでは国籍法を巡りデモが拡大しています。香港のデモも未だ沈静化していません。北朝鮮もまたきな臭くなっています。個人的にはアメリカ以外の問題は取るに足らないと考えていますが、そのアメリカでも経済指標は濃淡あり、住宅や雇用は良いものの、製造業は悪いものが目立ってきています。

その七難を隠しているのが世界的な金融緩和モードです。日本はこれまで以上の金融緩和に追随していませんが、ECBは11月からQEを再開していますし、アメリカでも短期債での隠れQEが行われています。

もっともアメリカの隠れQEに関しては、あくまでオマケのようなものです。最大1.5ヶ月ものの短期債で資金供給しているものを、株買いに回すとはちょっと考え辛いです(すぐ返さないといけないので)。ですからそれが今の株高に結び付いているんだ・・・という論調は半分不正解だと思いますし、逆に半分は正解かも知れません。アナウンスメント効果があるので、全く株価に影響していないとも言い切れませんから。

一方、直近の日銀金融政策決定会合では現状維持が掲げられる中、話題は以前に出た日銀による貸株の話。あくまで「ETFの貸株」に止まり、ETF流動性向上に寄与させるということなので、個別銘柄に空売りが襲いかかる・・・というわけではないようです。

流動性の枯渇しているファーストリテイリングは個別の貸株が実現すると最もマイナス材料になると見られていたので、寄与度の高い日経平均にとってはホッと安心感に繋がる話でもありました。でも実はETF空売り+その他の224銘柄を買えばファーストリテイリング空売りが出来るので、やはりファーストリテイリング(ひいては日経平均)にとっては幾分売り材料になるとは思うのですが。この辺り今後どう評価されていくでしょうか。

イベント的には15日に米中部分合意が署名されるとされており、アク抜け感も出やすいです。また1月半ばの自社株買い空白期間にもなり、エアーポケットのように値を下げる場面になる可能性はそこそこあると考えています。

他方、日本の長期金利がマイナス金利から脱したことでREITもすっかり下落トレンド入りとなっています。この辺りも年末にかけた売りやNISAの売りなどが出てきているような印象です。ただ金利低下を受けて本日はしっかりしており、アメリカでも主要なREITのファンドが200日線到達後下髭を付けた形。個人的には日本のREITも単純に売られ続けるとは思っていません。


新興市場も「やや買い」に。本日は両指数共に軟調。日経JASDAQ平均年末高アノマリーも通過し、さすがに東証1部の弱さを受けてしまいました。為替の影響を受け辛い市場ではあるものの、最近は新興市場も外国人投資家の割合が増えつつある中で、大型株市場の動向に左右されてしまうのは仕方無いのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は大幅高で実質上場来高値更新。同社は未だPER10倍割れの割安感の他にも、優待が充実していることでNISA買いが入りやすい銘柄でもあります。また本日は地政学リスクの高まりを受けて防衛関連株が暴騰していますが、防災もある種の関連株と言えるかも知れません。


カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は反発。上述したようにアメリカの長期金利低下による利回り妙味拡大を受けてREITなどが買われる動き。インフラファンドにも当然同様の買いが入ってきています。加えてNISAに組み入れると分配金も非課税ですから、こちらも組入れ買いが入ってきやすい環境です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。