KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀ETF買い減額

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本日の日経平均は大幅続落。昨日のNYは中国のPMIと追加で2兆ドルのインフラ投資計画をトランプ大統領民主党が要請したことがプラス材料とはなったものの、ゴールドマンサックスが4-6月期GDP予想を△24%→△34%に下方修正したことが重石になり軟調。ただWTI原油は20ドルをキープ、また下落するにしても日中値幅も縮んできたことでVIX指数は低下し53.5ポイントに。

それらを受けた日経平均も朝方から売りが先行。朝方発表された日銀短観は大企業製造業のDIが△8と7年ぶりの低水準に。ただ事前予想よりはマシだったということで、18500円水準を意識して間も無く買いが入ると、その後は下げ渋りの展開に。10時45分に発表された中国財新製造業PMIが予想と好不況の分かれ目となる50を上回る50.1となり、安心感が拡がりました。

ただ昨日の国家統計局発表のPMI同様に、間も無く買いが一巡すると、その後は売りに押される展開に。中国株やNYダウ先物の下落と歩調を合わせて軟化しました。後場は日銀ETF買いが入るも反発力は鈍く(買い入れ額は前回までの2,004億円→1,202億円に減額)。

次第安となると、14時以降にダウ先物と共に堰を切ったように売られる展開に。一気に600円以上値を下げ、18000円を割り込みました。引けでは18000円を何とかキープも全面安。売買高は16億株台、売買代金は2.7兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。NYダウの週足で長期チャートを振り返ると、11年5月、13年5月、14年1月、12月、15年3月、17年8月の高値を結ぶ上値抵抗線を17年10月に上回ってから加速が付いて更に上昇しました。

それをブラッククリスマス18年末に大きく割り込んで、当時私も「長期上昇トレンドが終わってしまった」と思ったものですが、一般的に言われる「高値から20%弱気相場入り」という鉄則をはね除けて上昇トレンドに回帰できたのが昨年19年でした。

当時言われたのがPPT(Plunge Protection Team)の力技。元々ゴールドマン・サックスの共同経営者だったムニューシン財務長官が招集し、アメリカ株を買い支えたと言われています。実際、その招集が伝わった12/24の翌日をボトムに、株価は大復活を成し遂げました。結局、アメリカも中国と同じムジナだったわけで、決して中国の国家隊のみが批難される筋合いはありません。むしろ中国は資本主義国家でも無いですし。

今回もこれが招集されれば(あるいはまだ現役なのかも知れませんけれど)、株価は見事に下げ止まるとは思うのですが、さすがのトランプ大統領も選挙イヤーにはそんな露骨なマネはできないのかも知れません。

しかしトランプ大統領が誕生した瞬間「アメリカの財政規律がおかしくなる、経済が混乱する」ということで、大統領選挙当日の日本時間では株安・債券安となりました。ところが蓋を開けてみるとむしろ歴史的な株高(今は帳消しですが)、債券高になっているという皮肉。4年前に一体誰が想像していたでしょうか。案外サンダース大統領になっても、アメリカ株は更に上がるかも知れませんね・・・。

アメリカ市場は財政的には赤字ですから、こんな低金利で皆が国債を買ってくれるなら本来は売れるだけ売りたいはずです。そうすると金利低下圧力は弱まります。ただ市場から資金を吸収してしまうので、金利が下げ止まったとしても株式市場にお金が流れるわけではありません。それを市場がある程度落ち着いた(=債券価格が下がった)時にFRBが一定額以上で買い戻すなどの条項を付ければ、一時的な資金吸収に止まりますが。

現状世界的に金余りなのは間違い無いのですが、物の流れが止まってしまっており、資金需要がありません。とりあえず国債で細々と金利を稼いでいくか、という資金と、唯一値上がりの続く資産として運用者が資金の一時的な逃避先として殺到しているのが現状です。

しかし教科書通りに考えるならば、本来これだけの低金利環境下ですから、高利回り商品にお金が入りやすいはずです。ただ残念ながらVIX指数が高くボラティリティが大きいうちは利回りがアテになりませんから、まずVIX指数が落ち着く必要があります。そうなって初めて株式市場の利回りの高さが選好され、株式市場に資金が戻ってきます。

それにしてもアメリカは最先端医療技術を誇るという矜持がありますから、恐らくそのうちトランプ大統領がまだ医学的エビデンスが取れないうちに「アメリカの製薬会社が新型コロナウィルス治療薬を開発した!やはりアメリカは偉大だ!」と政治利用しそうですが、その時株式市場はどう反応するでしょうか。

欧米は握手、キス、ハグはする、一方でマスクはしない文化ですから、どう考えても感染速度はアジアよりも欧米の方が早いです。極論をすれば、売り方がマフィアかテロリスト集団などを通じて、感染者数を意図的に運び入れることだって可能でしょう。

ついでに雑感を述べると、今回の新型コロナウィルスは場合によっては先進国と新興国の国力差を縮めることになるかも知れません。今回の新型コロナウィルスの特徴(というより、病全般的にそうですが)は高齢者にダメージが大きいというところ。 新興国は一般的に若年層が多いので、国全体としてのダメージが相対的に小さいとも言えます。

株に関しては感染拡大がまだしばらく続くのは必然と考えられる以上、果たしていつマインドが変わってくるかというところです。直接的に株価に効くのはやはりアメリカで早くPPTを招集して直接買い付けを行ってもらうか、ワクチン開発を進める製薬会社に対して多額の助成金を決定するか(ただし実際には震災時原発自衛隊が水をかけた程度の心理的な改善効果)でしょうか。

日本株に関しては、空売り比率が3/6に52.2%と無事(?)過去最高を更新。3/12にも51.8%と高水準を記録しました。何故年々空売り比率が高くなっているのか、ということに関しては、ズバリ裁定売り残の増加が背景にあると思います。裁定売り残裁定取引に絡む空売りなので、その額が増えれば増える程空売り比率は高くなる傾向にあります。

では何故裁定売り残が積み上がっているのかと言えば、それはマイナス金利がドンドン進んでいるので、理論的にその分先物価格にはマイナス圧力が働きますから、裁定買いよりも裁定売りの機会が増えます。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調。ただ権利取り妙味が薄く権利取りの動きが出辛かった分、また期末のドレッシング買いが無かった分反動が無く、相対的に新興市場の下落はマシでした。例年新興市場が4月に高いというアノマリーを狙う新年度相場入りになっている感じがします。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は反落。昨日ヤーマン(6630)などライバル会社が「簡単に痩せられる」などの宣伝効果が無いと消費者庁から処分を受けたのに対して、同社は指摘が無かったことから相対的な優位性がプラスに働きました。ただ結局地合にやられて売られる動きに。昨日まで6連続陽線を見せるなど、少し風向きが変わった感じはしているのですが。


日本リビング保証(7320)は続伸。高値から1ヶ月半で株価が1/3程度になってしまう程の暴落を味わいましたが、また新年度相場になってから仕切り直しという感じです。そもそも今回のコロナ騒動は同社にとって特段マイナス材料にならず、需給さえ好転すれば見直し買いがまた入ってくると思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は3月の成績発表です。各経済指標のように悪いのは承知の上ですが、何とか今後に繋げられますように。


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。