KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トヨタ(7203)決算控え、閑散相場で小動き

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日続伸。昨日のNYは中国や韓国で新型コロナウィルス感染者数が増加してきたことで第二波を警戒する動きがダウの上値を押さえる形。ただ影響を受け辛いNASDAQ中心に買われ、S&Pはプラス圏で終えるなど高安マチマチ。VIX指数は27.6ポイントと微減で続落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が107円台後半まで円安進捗したことも支援材料になりましたが、NYダウ先物がじり安となり円高方向に振れるとすぐにマイナス圏に。その後一旦買い戻される場面がありましたが、全般的に前日終値を挟んだ小動きに終始しています。売買高は11時15分時点で5億株台、売買代金は1兆円割れと低調。


投資判断は「やや買い」。雇用統計は無難に通過。既に毎週毎週新規失業保険申請件数の大きさに驚かなくなっている現在では、売り方が仕掛ける余地も無いですし、改めて売ってくる人もいないという感じです。

アメリカでは外食産業に従事する非正規雇用者が多く、そういう人達はむしろ経営者に頼んで失業者にしてもらって公的支援を受けるのが一般的ではあります。逆に言えば、今まで(コロナ前まで)その程度の雇用指標に一喜一憂してきたことの方がおかしいのかも知れません。

また失業といってもレストランさえ再開すればまたすぐに仕事にありつけます。実際、今回むしろ平均時間給が前年比7.9%上昇しているのですが、これらパート的な低賃金労働者が減少したことによるものです。

これで月初の経済指標イベントは一通り通過したので、とりあえずアメリカ経済を嫌気して売られるようなターンは、来月までは来ない感じにはなりました。既にアメリカの感染ペースも鈍化していますし、あとは突発的に出てきかねないトランプリスクくらいです(発言や、まさかの本人感染など)。ただこれはもう気にしたらキリがありませんから。

個別でもアメリカの方は決算が概ねスケジュール通り進捗して一巡しつつあります。そしてIT大国であり、ある種今回のコロナショックを他国に比べて受け辛いところが、足元の株価復調に繋がっているとも言えます。実際、IT系が多いNASDAQは既に昨年末の終値を上回り、プラス転換しています。

最近毎週書いているFRBのバランスシートに関しては6.7兆ドルと前週に比べて655億ドルの微増。増加ペースは鈍っていますが、着実に増えていっています。そういった量的緩和に加え、財政政策の両輪で、高い失業率をカバーできているのもアメリカの強さです。

日本は今月いっぱいの緊急事態宣言延長が決定したものの、世界は経済活動緩和方向に動いています。アメリカに至っては、ペンス副大統領を長としたウィルス対策チームの解散すら検討されています。

思うに、米中対立もコロナも、皆終わりがあるとは考えていない悪材料です。米中は大国同士の終わりなき覇権争いですし、コロナはもうインフルエンザ同様に世界のどこかでウイルスは残存します。それぞれ嫌なネタであるのは間違い無いのですが、新鮮みはありません。その悪材料が出た時に空売りをため込んで、緩和が見られたら空売りの買い戻しを誘って上がっていく・・・ということを繰り返すように思われます。

一方、そういう風に世界の動きが正常化に「向かってしまう」と、追加の巨額な景気刺激策が出なくなり、破産や倒産相次ぐ厳しい現実に目を向けざるを得なくなるということで、株価が弱含む契機にもなりかねません。ただこの当たりの上下動はあくまで短期的な話ではありますけれど。

一応、足元では第四弾経済対策として、以前トランプ大統領が打ち出した「給与税」減税の話も盛り上がってきています。もし実現すれば1兆ドル規模となり、これは17年に決めたトランプ減税(年平均1500億ドル×10年)に比べると短期間ながらも規模は大きい施策です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58775710U0A500C2000000/

なお4月のNYダウの上昇率11.1%は1987年1月以来の月間上昇率なんだとか。1987年といえば10月にブラックマンデーがあった年で、何となく因縁を感じますね。ちなみにNASDAQも15.4%もITバブル崩壊直後のリバウンド00年6月以来とのこと。もっとも、4月月間という期間の括りに何か意味があるとも思えませんが・・・。

4/24時点の投資主体別売買動向では、外国人は現物を3,483億円の売り越し。先物も1,779億円の売り越しで、4月第4週の下落相場はやはり外国人が演出しました。個人を始めとする国内勢が買い向かう形ですが、やはり4月の外国人買いアノマリーは今年は無いようですね。

逆に言うとそれでも株価はしっかりしているので、もし何らかのきっかけで外国人買いが出てくると、裁定売り残の巻き戻しに火を付けて、いよいよバブル化していく可能性はあります。

市場で懸念されたのはユーロの動向です。先般のECBの量的緩和の決定がドイツ憲法裁判所で一部違憲とされたことで、EUの緩和策に暗雲が立ちこめてきました。この辺り益々EUという形態に対して加盟国は嫌気がさしてくるのでしょうね。もっとも、他の国々はドイツ財政におんぶに抱っこである状態は事実なのですが。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58786700V00C20A5000000/

中国のPMIなども弱かったですが、全人代を前にむしろ弱い方が追加の景気刺激策が出てきそうなことから、特段嫌気される感じはありません。米中対立激化も、そういう意味では材料になっています。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。アンジェス(4563)やテラ(2191)などここまで相場を引っ張ってきたところが売られている割には、他の銘柄が頑張ってしっかりしています。アメリカでもNASDAQが強く、IT系の多いマザーズなど新興市場は強いという見方が可能でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続伸。マザーズ高やスポーツジム株の復調などを背景に同社も少し買い戻しの動きが続いています。ただ基本的にはどう考えても状況が好転しそうに無いので、リバウンドの域は出ないと思います。


日本KFCHD(9873)は反落。昨日前期見通しの修正を発表。売上は若干下回った形になったものの、営業利益は上方修正。ただ市場の期待値がもっと高かったことで売られる動きになりました。それでもまだ今期見通しに対する期待感もありますし、経常利益以下が厳しかったのは他の外食持分会社の苦境にあるようなので、本体のケンタッキーが持ち帰りで大丈夫なら今期もいけるでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。