KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中間の対立激化もVIX低下

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜反落。前日のNYは米中間の対立激化を嫌気して反落。それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行したものの、10時以降はマイナス圏推移。まず臨時の日銀金融政策決定会合において事前に報じられていた通り中小企業支援策が決定し、それ以上でもそれ以下でも無かったことから出尽くし感が拡がりました。

また開幕した中国全人代で今年のGDP目標が見送りになったことや、香港に「国家安全法」を導入する議案が提出されたことなどで、香港株が6%近い急落に。それに引っ張られる形で売りが広がりました。後場も一段安となりましたが、特段極端に売られるわけでもなく。75日線を意識して底堅さもありました。売買高は12億株台、売買代金は2兆円割れと低調。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは引き続き米中間の険悪化が気にされたものの、連休を控え動き辛く高安まちまち。時間外で一時10%以上下落し30ドル台まで下がったWTI原油も34ドル回復まで戻しました。VIX指数は28.2ポイントまで低下。長期金利は0.66%で安定的。それらを受けた日経平均先物は20590円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが見込まれています。

先週はアメリカでワクチン開発期待感の高まる報道が相次ぎました。ただもし本当にワクチンが開発されれば、それはその国にとって強力な武器になりますからドル高に繋がるはずですが、そういった反応はありません。

株式市場は内心は「ワクチンの実用化はまだまだ先の話で不確実性が高い」と思っておきながらも、それを材料に買い上げる動きがアルゴリズム取引などを背景に出ているだけという感じもありますから、腰の入った上げではありません。もっとちゃんとした材料(巨額景気対策とか)が欲しいところです。

一方、トランプ大統領は未承認の薬を服用していると明かしており、心臓に深刻な副作用を起こすリスクがあるということで、突然トランプ大統領が倒れた・・・なんてことになると洒落になりませんから、世界がトランプ大統領の健康を望んでいるのかも知れません。ヒヤヒヤですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59273650Z10C20A5000000/

先週はまたFacebookAmazonの最高値更新というところも話題になりました。日本もキーエンス(6861)が過去最高値を更新するなど、もうコロナは終わって株無敵モードに入った感じになっています。それでもまだ弱気派の方が多いのがまだ救い。

黒川検事の辞任に関しては、(嵌められたのかどうか真相はわかりませんけれど)非常識なアホだなぁと思うと同時に、また内閣支持率の低下に繋がりそうです。ただ株価は多少円高に振れても、また内閣支持率が下がっても嫌気しない無敵モードになっています。

雑感としては決算がだいぶ出揃ってきましたけれど、今回の本決算シーズンは、今の情勢上決算説明会が電話会議形式やWEBで行われており、富山に居ながら参加できるという利点が私にとってはあります。

なので毎日一社ずつくらいめぼしいところをピックアップして参加しているのですが、(まあコロナの打撃が小さそうなところを選んでいるというのもありますけれど)結構経営者は「むしろチャンス」的なニュアンスが強いんですよね。特に現預金を多く保有しているような財務体質の良いところは「M&Aの絶好のチャンスだ」と意気込んでいる様子。

勿論、経営者がここで弱気姿勢を見せるわけにいはいかないので「空元気かも」というひねくれた見方も出来ますが、やはりよく言われるように、確かに日本の大手企業はキャッシュポジションが高く、世間が感じる程今回のコロナが絶望的だという感じではないように思います。これは私も前々から書いていましたが、中小が弱ることで上場企業はむしろ残存者メリットが大きくなる可能性があります。

この前何かのメディアで岡崎良介氏が話していて一つ「なるほど」と思ったのは「リーマンショックと今回のコロナショックは違う」という話。何が違うかというと、リーマンショックは「大企業」が襲われた金融ショックだったのに対して、コロナショックは外食や小売といった「中小」がより打撃を受ける生活面でのショックだ、ということ。それぞれ大小問わずに悪影響には違い無いのですが、その直接的な影響度合いが前者と後者で異なるということです。

確かに報道などを見ていて、苦しんでいるのは明らかに「中小」ですね。大企業からの悲鳴は勿論決算や月次動向などを見てわかりますが、より深刻なのは息の根を止められる中小の方。判断の遅い政治や、対応の遅い給付金などで、もう本当に命運を断たれてしまう中小が日に日に増えている感じです。そもそも報道はよりインパクトの大きいところを選んで「視聴者の求める、納得したがる」報道に偏向しますから。

非常にまっすぐに捉えれば、株式市場はこの大企業と中小との「温度差」を見抜いて、株価の復調に繋がっていると言えそうです。

直近の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を1,296億円売り越し。先物も2,599億円売り越しということで、先週は週間では日経平均はプラス、TOPIXはマイナスという概ね横ばいの週でしたが、外国人の売り越し基調が止んでいません。それに対して個人が1,882億円の買い越し。事業法人の買い越しと合わせて買い支えている形です。これでもし本当に外国人投資家が買い越しに転じてこようものなら、株価は一気に上伸する可能性があります。


新興市場も「やや買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズは遂に反落でしたが、たった1ポイントにも満たない反落でしたから、その強さは推して知るべしという感じです。1000ポイントを目指す流れと言えそうです。特に相場の牽引役とも言えるアンジェス(4563)が5/8の大陰線からアメリカのワクチン開発報道を受けても尚徐々に復活の流れになっているのが、今の強さを象徴しています。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続伸。全く良いところの無い会社ですが、今回の決算を受けて翌日に売り出尽くし→更に売ってくる人が居なくなったという点は前向きに考えても良いかも知れません。上場してから初めて安値から1.5倍化を実現し、その後も戻り高値水準を維持しています。PBR1倍割れで今のところ財務懸念が無い点や、優待継続を表明したことが安心感に繋がっているようです。

日本リビング保証(7320)も続伸。月曜の後場場中に決算を発表し急騰となりましたが、翌日は冷静に売り直され、そこから戻ってきている流れです。元々同社の決算は安定的で決算数字で買われる理由は無いはずですが、単純によくわかっていない人がアルゴに追随で買っているだけではあります。ただコロナ影響を受け辛い着実な積み上げができる会社であるのは間違い無いので、その点は確かに強みです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。