KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

GAFAMで最高値更新相次ぐ

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日経平均は本日反落。昨日のNYはISM非製造業景況指数が予想や景況感の分かれ目となる50を大きく上回る57.1と4ヶ月ぶりの高水準となったことや、中国株高を好感して堅調。AppleAmazonなどのGAFAM株が最高値を更新するなどで特にNASDAQが強く、SOX指数も2000ポイントを超え最高値。VIX指数は27.9ポイントと微増。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。間も無く昨日高値を上回る動きになりましたが、達成感もあって次第に売られる展開に。中国株が始まると案外しっかりしたスタートになったことから下げ止まり、また前引けのTOPIXが△0.5%未満となって後場の日銀ETF買いを塞ぐ動き。

それで昼に先物が一旦売られたものの、後場前場安値を割り込まず。ただTOPIXは下回る場面があり、明日に控えるETF分配金捻出に伴う売り需要を警戒する動きになりました。売買高は14時半時点で8億株台と低調。


投資判断は「中立」。先週の日本市場はモタモタしていましたが、海外は比較的堅調でした。特に中国市場はみるみる強含む動きで上海総合指数は高値更新。確かに出てきたPMIが国家統計局のものも財新のものも、製造業も非製造もそれぞれ予想を上回っていたので、今感染拡大が続くアメリカに比べると経済活動は好調です。

ただ第二波懸念や新型インフルエンザ懸念、米中問題激化や三峡ダム決壊懸念などなど不安材料は豊富です。まあ底が知れている不安材料があった時の方が株価は上がりやすいものですが。

一方、アメリカの方も少なくとも株式市場は不安材料がありません。NASDAQは最高値圏で、今まで一度も通期で黒字になったことがないTeslaがトヨタ(7203)の時価総額を抜きました。VIX指数は6月の安値形成以来の200日線まで低下し、WTI原油は40ドル前後で安定的。シェール開発大手のチェサピークエナジーが破綻したことも安心感に繋がっています。長期金利も安定的。

アメリカはチャート的にまだ6/12の急落で出来たアイランドリバーサルの窓を埋めきっておらず、6/12の急騰以後は少しずつ下値を切り下げており、VIX指数の方は第二波を回避できた感じになりつつあります。大崩れするような材料はありません。

止まらぬ感染拡大とトランプ大統領の支持率低下が騒がれても良さそうなのものですが、全くその感じもありません。そのままアメリカは長期夏休みモードに入りました。

先週の各国の株価の動向を比較してみると、S&Pは4.0%高、香港ハンセン指数は3.4%高、ドイツDAXは3.6%高、イギリスFTSEは0.03%の下落でほぼ横ばいなのに対し、日経平均は0.9%下落、TOPIXは1.6%の下落でした。じゃあ為替の問題なのかというと、ドルに対してもユーロに対しても若干円安に振れた週。ユーロは対ドルでむしろユーロ高になった週でもありました。

香港の混乱、またイギリスのEU離脱など、国際金融都市として実は東京の地位は上がってきています。にも関わらず不甲斐ない日本株。もちろんたった1週間の株価推移の比較でどうこう言うのもおかしいですが、日本株の重さが際だった週でした。

先物は先週一時22000円を割れる場面もありましたが、一応6月のメジャーSQ値が22071円ということ、また22000円の節目もあり、下値は固いのではないかと見ています。

直近の裁定残高は、売り残高が1.8兆円、買い残が0.4兆円で差し引き1.4兆円となり、前週に比べて819億円の減少。ジワジワと減っているのが株価の推進力を落としていますが、それでも高水準であることには相違ありません。特に日本の長期金利は7月相場入りから上放れの動きが出始めています。となると通常は更に裁定売り残は解消圧力が強まる→株価の下支えに繋がるはずです。

最新の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を4,852億円の売り越し。先物は1,926億円の買い越しでしたが、差し引きでも結構大きめの売り越しです。それを日銀と個人で買い向かう形。外国人がこれだけ売ってきてもこの程度の下落で済んでいると前向きに捉えるべきでしょうか。また止まない外国人売りは、結局アベノミクスの終了を警戒しているのかどうか。

今週のスケジュールとして、8日(水)は景気ウォッチャー調査の発表があります。やはり株価への直接的な影響は小さいですが、回復度合いを測る意味合いで見ておいた方が良いでしょう。決算ではイオン(8267)やファミリーマート(8028)など小売大手が出てくるので、合わせて判断される材料になります。

また主なETFの分配金捻出売りが出る日(第一波)とされています。金額ベースでは3,000億円弱相当になると試算されています。特に日経平均型が1,800億円相当を占め、日経平均への売り圧力が強まりそうです。

アメリカでは10年債入札がある債券入札ウィークです。やはりこの債券入札週間が長期金利に与える影響は大きいです。また石油の週間在庫統計の発表もあります。前週は原油在庫が大きく減少したことで原油市況の安心感に繋がりました。航空機需要の増加などで恐らくは今週も減少しているとみられるのですが果たして。

9日(木)は5月の機械受注、工作機械受注の発表があります。中国はともかくとして、それ以外の地域の設備投資活動再開がどの程度本格化しているのか、特に機械株に与える影響に注目です。またさくらリポートの発表があります。景況感が良いはずもなく、観光などで打撃を受けた地方の回復はどうしても鈍いとみられ、その辺りの温度感を見ておく必要はありそうです。

また6月のオフィス空室率の発表があります。REITは値動きが落ち着いているのですが、 最近特に大手不動産株の下落が目立っています。土曜の日経でも富士通(6702)が「オフィスの面積を今後3年で半減」と報じられており、リモートワークが可能な業態はそういう方向性で動くのは当然と言えます。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。マザーズは指数寄与度の大きいSansan(4443)が黒字転換予想を受けて大幅高。アメリカのNASDAQ高にも牽引される動きになっています。こちらはETF分配金捻出売りの影響を直接的に受けないので、値動きがしっかりしていると言えます。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反落。九州豪雨を受けて九州地方にポートフォリオの多い同インフラファンドも上値が重い展開に。ただモロに被害を受けた日本再生可能エネルギー投資法人(9283)もほとんど反応が限定的であり、基本的には保険でカバーできる災害の影響は気にされていない形です。むしろアメリカでソーラー関連株が買われていることから、雰囲気は良好です。


日本KFCHD(9873)は大幅安。本日昼に月次が発表され、既存店売上高が遂に前年割れの99%に。高成長ストップを嫌気した売りが膨らんでいます。まあ昨日の日本マクドナルドHD(2702)の月次よりはマシなのですが、さすがに自粛が解かれると、これまで食べ飽きた感のあるところは一服でしょうね。ただ7/4は50周年記念だったので、キャンペーン効果からまた今月の月次は良さそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は6月の成績発表です。まあまあ良い成績になったのではないかと思うのですが、ともあれお楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。