KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アジア株暴落の中では下値が固い

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日経平均は本日反落。前日のNYは一時S&PNASDAQが最高値を更新し、分割権利取りの動きが出たAppleは一時時価総額が2兆ドルを突破。 ただFOMC議事録が公表されFRBが景気先行き不透明感が強いと認識していること、追加緩和には消極的なこと、またイールドカーブコントロールの導入にも消極的だったことを受け、3指数共に引けにかけて売られる動きとなりました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。23000円丁度まで下落しました。アメリカの長期金利が急速に反落したものの、ユーロがそれ以上に売られる形でドル円はやや円安に振れ日経平均も下げ渋り。ただドル円円高反転すると上値が次第に重く。ファーウェイに対する事実上の禁輸措置を受け中国市場が軟調なスタートになり、台湾株や韓国株も大きく売られると、日本も半導体株中心に売りが強まりました。

前引けのTOPIXがギリギリ△0.5%に届かない下落率となったことから、日銀ETF買いが阻止されると、後場は一段安。台湾株や韓国株は下落率が4%になる大幅安となりました。日経平均は下げ渋りの動きを見せたもののTOPIXはほぼ安値圏での引けに。売買高は10億株割れ、売買代金は1.8兆円弱と低調。


投資判断は「やや買い」。例年のアノマリーとして8月後半は株価が高いとのこと。一つは決算が出尽くして買い気が強くなること、またアメリカの債券償還による円転需要が終わり、ドル円が円安に向かいやすいからというのがあります。ただ前半の動きが例年と異なるので、今年はあまり当てはまらないかも知れません。

チャート的には約2ヶ月間1000円幅のボックス圏相場が続き、ずっと超えられなかった23000円の水準を先週明確に抜いてきました。持ち合いから放れたので、その勢いは簡単に収まらない感じもあります。MACDも好転し、ボリンジャーバンド+2σを超えて押し上げながら上昇していく力強い感じになっています。まず年初来高値24000円は目指す波動になっているのではないでしょうか。

週足では一目均衡表の遅行線が2月最終週に重なってくることで、上抜けるタイミング。今週を乗り切れば無事三役好転とできます。ただ個人的な経験則として、遅行線が急落した場面にさしかかる場合、一瞬それに沿って下に向かうケースが多いです。

需給面では純粋に(まだ一ヶ月先の話ですが)9月のメジャーSQに向けてのポジションを見ると、プットの建玉は23500円辺りまでがせいぜい。一方、コールの建玉は24000円が最も多くなっています。年初来高値水準である24000円辺りをターゲットに考える人達が多いということでしょう。今回のSQ値が23350円に決まり、幻のSQとなっている点はあまり気にしなくても良いようにも思います。出来高も薄いですし。

一方、ドル建ての日経平均の方は先んじて年初来高値に接近しています。今年の高値は1/20に付けた218.5ドル。先週金曜は218.0ドルなので、もう指呼の間に迫っています。そういう意味ではドル建ての日経平均は上値が重くなってきそうですから、ここから更に円建ての日経平均が上がるには円安の力が必要になってきます。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

勿論、アメリカ株などは最高値更新波動なのですから、ドル建て日経平均が年初来高値を更新しても何らバチは当たりません。ただ気にする人は居るでしょうから、まず一旦この水準での足踏みが起こる可能性はあります。

そもそもS&Pもチャートを見ると、2月に付けた最高値に到達。こちらも抵抗力があるでしょう。ただダウはまだ高値まで距離があります。

ともあれ、アメリカ同様に日本も決算が一巡。あくまで参考レベルのお話ですが日経平均のEPSは決算発表シーズン前の7/21時点1270円→直近1052円まで17%下がりました。一方で株価が上昇し、PERはグングン上昇しています。

他方、思った以上に健闘したのが配当利回りです。こちらは東証1部全銘柄の単純平均なので総額では結構減ってはいるようですが、一ヶ月前とほぼ変わりありません。この間株価が上がっているにも関わらず変化が無いというのは、増配した企業が多かったという言い方ができそうです。それが今の株高を裏付けているという見方も出来るのでは無いでしょうか。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000

アメリカの長期金利上昇圧力が日本の金利上昇圧力に繋がっていますが、株式の配当利回りの上昇が長期金利に影響を与える面もありそうです。それが日本の銀行株を中心とした金融株の押し上げ、そして裁定売り残の買い戻しに繋がる形で押し上げ要因になります。更には円安がやはり円建ての日経平均を押し上げるということになりますから、日本株の先行きはアメリカの長期金利が果たして更に上がるのか否かにかかっていると言えます。

もしアメリカでコロナワクチンの開発進展などが伝われば、景気回復期待感が高まり長期金利上昇に繋がるでしょう。先週はそれを期待して強含んだ週になりましたが、こればかりはどのタイミングで出てくるかわかりませんので予想に組み込み辛いです。ただ先般も書いたように、ロシアや中国がワクチンをさっさと承認してしまったので、西側もモタモタしているわけにはいきません。従来よりはスピード承認を意識した動きになりそうです。

明日21日(金)はアメリカで7月の中古住宅販売件数の発表があります。前月472万件→540万件への増加が見込まれています。増加は景気が良いという見方にも繋がる一方、元々在庫不足のためあまり増えなかったとしてもそこまで嫌気されるものではなさそうです。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調。ここまで強かったマザーズも一時プラスに切り返す踏ん張りはあったものの、直近IPOも一部では力尽きる感じになりました。完全に崩れてしまわなかったところは、足元回転が効いている感じがあります。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は大幅高で年初来高値更新。1000円台復活となりました。この銘柄が年初来高値を更新する日が来ようとは・・・。本日ほぼ高値引けになってしまった点やボリンジャーバンド+3σに接近している過熱感は気がかりですが、まあ適度な調整を織り込みながら高値更新波動が続くヤーマン(6630)共々上昇していく展開に期待。優待権利取りの動きも期待できそうです。


クレステック(7812)は反発。昨日から一ヶ月間の自社株買い期間に入ったのですが、それに合わせて売りをぶつけてきている感じがあります。200日線を無事突破できるまで踏ん張ってもらいたいところ。同業のグレイステクノロジー(6541)が社長の株売却で急落しているのと好対照と言えるかも知れません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。