KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

コロナ急落前の水準を回復!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはFDAがコロナ患者の血漿を使用した療法を緊急認可したことでコロナ治療への期待感が高まり、3指数揃って堅調。S&PNASDAQは最高値更新となり、ダウも引けにかけて急速に買われる動きになりました。ボーイングなどコロナ禍銘柄に買い戻しが入る形。原油は高値圏小動き。ドル円はやや円安気味で106円に接近する流れに。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。一気に23200円を上回って始まり、その後も次第高となりました。2/25の急落で空けた窓を埋めました。

後場も一段高となりましたが、間も無く天井を打った形で次第に利食い売りに押される流れ。安倍首相が月内にも記者会見の意向と伝わり健康不安説が台頭。引けにかけて一段と値を消し、23300円を割り込んで終えました。TOPIXは上ひげ陰線に。売買高は12億株台、売買代金は2.1兆円台と久しぶりに2兆円を回復しましたが低調。


投資判断は「やや買い」。先週の話題はApple時価総額2兆ドル超えでした。当然世界最大で凄いなぁということなんですが、反面不可解な点もあります。先週急上昇の背景には確かに4分割の株式分割を控え、分割権利取りの動きが出たこともあるでしょう。

ところがAppleには表面化しているだけでも2つの逆風を受けています。まず一つはゲームアプリで世界の大人気作「フォートナイト」を運営するEpic Games社(ちなみにSONY(6758)が7月に出資)に反旗を翻されたこと。今までアプリはAppleの場合は「App Store」、GoogleAndroidの場合は「Google Play」のどちらかでダウンロードし、スマホ上で遊ぶ形になっていました。ただ、売上の30%は胴元のAppleGoogleに取られてしまいます。

Epic社はそれを回避するため、従来のアプリ内課金のシステムを改め直接課金機能を実装し、直接課金の場合はユーザーに20%割引きで提供し始めました。つまりAppleという問屋の中間マージンを排除して顧客と直接取引し始めたわけですが、それがガイドラインに違反するということでAppleGoogleは「フォートナイト」をダウンロードできなくしました。それが独禁法違反にあたるとして、今Epic社は訴訟を起こしたわけです。

これは少なくともAppleには痛手です。ただでさえ世論はGAFAMの独占を嫌い、ヨーロッパ各国政府からデジタル課税などを持ちかけられているくらいなのに、万一今回の訴訟が認められたらビジネスモデルが大きく崩壊します。確かに、こういう動きは既に昨年から出ていたのですが、今回は大人気作品で注目度が大きいだけに業界に与えるインパクトが大きいです。

もう一つは、中国版のLINEであるウィーチャットiPhone上で使えなくなるかも、というもの。もし使えなくなったら中国人の95%がiPhoneを手放すと答えているそうで、巨大マーケットの中国でiPhoneが売れなくなる危機があります。ただ、これは丁度週末にトランプ政権が海外での利用に関しては制限しない方針と伝わってきました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-21/QFF5U6DWLU6E01

これらはあくまで「懸念」止まりではあるのですが、更にもう一つあります。同社はNYダウ採用銘柄ですが、ダウ平均の算出は単純平均なので、単純に株価が1/4になるのなら、NYダウ連動型の投信は保有しているApple株の3/4を売却しないといけません(その分、他の29銘柄を同金額分均等買いのリバランス)。こちらは具体的に出てくる需給悪化要因です。

それでも分割する理由の一つは前回書いたように増配に替わる株主還元の意味合いや、純粋に「ロビンフッター」を始めとした個人投資家の存在がありそうです。証券アプリ「ロビンフット」自体には1株単位以下の株を買う手段があるようなので単元株にはあまり意味が無いかも知れませんが、勿論個人投資家はロビンフットのみに存在するわけではありません。今回のコロナ給付金で潤った他の個人投資家も取り込みたいという思惑もあるとは思います。

というわけで今週はまず分割後にAppleの株価がどう動くかに注目が集まり、単純に反動安が出るようならばS&PNASDAQには少なからず影響を与えそうです。あくまで個別企業の問題ですが、時価総額が最大ならば、その余波が他の銘柄に及びやすいのも事実です。

ドルインデックスの下落も先週の話題の一つでした。18年5月以来の92ポイント台に低下し、先週は一転円高方向に振れたことが日本株の重石になりました。なおシカゴ短期筋のユーロ買いポジションは18日時点で微減。18日といえば丁度ユーロが年初来高値を付けたところですが、そこから強めにユーロが下落しており、このドルショート筋の巻き戻しが起きているように見られます。過去最大級に貯まっているので、巻き戻しが加速するとドル高は一気に加速しそうです。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

なお先々週の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物を3,663億円の買い越し。先物も4,206億円の大幅買い越しで、上放れの要因はやはり外国人の買いが作りました。一方、個人が5185億円の大幅売り越し。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。本日はコロナ禍銘柄であるバリュー株が買われ、グロース株が売られるターンになりました。昨日東証1部とは逆に今年2番目の売買代金の大きさになりましたが本日は一服。売買代金が最大だった前回5月がアンジェス(4563)を始めとした大活況だった頃なので、昨今のバイオ株の落ち着きを考えると、主役をきちんと交替して盛り上がっているところに相場の強さを感じます。
https://stock-marketdata.com/trading-value.html


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は続伸。先週末に発表されたFTSEの新規採用でREITの新規採用銘柄が多かったことからREITがしっかりしていますが、その余波がインフラファンドにも届いている格好。ただ同ファンドに関しては引けに急に買われた形になっており、何らかの需給要因があった模様。お陰でインフラファンド指数も引けにかけてクイッと上がりましたが持続力はいかに。

MTG(7806)は大幅反落で連続年初来高値更新ストップ。マザーズ下落率トップになってしまいました。まあこういう日もいずれ来るものですね。時価総額500億円の壁は厚いのかも知れません。ただ引け後に大ヒット商品「Foot fit」の手版「Hand Pulse」を発表。なかなか良さ気な商品で一度使ってみたいですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。