KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

安倍首相辞任ショックは限定的か

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金曜の日経平均は続落。前日のNYはジャクソンホールにおけるパウエル議長の講演において、2%を超えるインフレ期間を容認すると発言したことで、金融緩和の長期化が期待されしっかり。S&Pは連日の最高値更新となりましたが、NASDAQはGAFAM銘柄がリバランスで売られ軟化。長期金利は0.75%まで上昇も、ドル円は106円半ば程度。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ引け後の安倍首相の会見に対する警戒感も滲みマイナス転換の場面も。そけでも中国株もしっかりしたスタートになったことなどで次第に買い戻しが優勢に。後場も一段高のスタートになりましたが、後場寄りが天井。引けにかけてはまた会見に対する警戒感が拡がりました。

そして14時過ぎにNHKが安倍首相の辞意を報じると、一時22600円を割り込む急落に。その後引けにかけて多少戻したものの、23000円を割り込んで終了。売買高は16億株台、売買代金は2.8兆円台と久しぶりに高まりました。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは安倍首相の辞任など関係無しに、3指数揃って堅調。追加のコロナ対策実現期待感が高まったことや、石油施設に対するハリケーンの被害が想定以下だったことで、エネルギー株が買われる動き。VIX指数も23.0ポイントまで低下。それらを受けた日経平均は22940円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されています。

しかしアメリカは相変わらず楽観的です。まだコロナの脅威を取り除くことができたわけではないのに、それをはやしてコロナ禍銘柄の復調となりました。まあ指数が上がっているので、あくまでそれを口実にした循環物色のゲームチェンジだっただけのようにも思えますが。

中国軍のミサイル発射も本来であればもっと嫌気されても良さそうなものですが、片方の当事国であるアメリカが全くの無反応でした。

アメリカはどちらが大統領になったら株価に良いのか・・・というのは正直現段階では何とも言えませんが、普通に考えればトランプ大統領の方がマーケットフレンドリーとは言われています。ただ民主党大統領の方が結果的に株価の上昇率が良いという歴史があります。

アメリカではまた黒人を警察官が不当に銃撃したということで、ウィスコンシン州で非常事態宣言が出ました。これってトランプ大統領にとって不利に見えますが、何となくむしろトランプ大統領有利なんじゃないかと思ったり。黒人が度々暴力的な抗議活動をしてくることで、白人層や一部のリベラルな黒人にすら嫌気を呼び起こすのでなはいかと。

選挙はとにかく水ものですから、蓋を開けてみるまでは何とも言えません。ハッキリ言って「どちらが勝つか」と予想するより「こちらが勝ったらどう動く」とシミュレーションしておくことの方が重要だと思います。いずれにせよ、もう少し時間があります。

あと、至極真っ当な意見で当然と言えば当然なのですが、これまで相場弱気論を展開していた人はいつまで経っても宗旨替えできない人が多いです。それを批判するつもりもバカにするつもりも毛頭ありません。明日にも私にブーメランになって返ってくる可能性のある生き馬の目を抜く相場ですから。

確かにそれまでの自説に沿うならば、未だ景気の明確な復調が見えない中で益々相場弱気論の旗を降ろすわけにはいかないからですね。そしてそういう人が未だ残ってくれているからこそ、相場はいつまでもジリジリと上がっていくという形になっています。

ですから、コロナのワクチンが完成、あるいは完全に沈静化してしまうと、そういった人達もようやく強気論に「転じることができる」ので、全員買いという一番相場に宜しく無い状況が出来上がってしまいます。何故なら皆強気ならば、既に買ってしまっているのでこれから買う人が出なくなります。

一定程度弱気派が残って、相場にも懸念材料ができるのがベストです。そういう意味で何をしでかすかわからないトランプ大統領という人は実に相場に都合が良かったのかも知れませんね。

不安材料を挙げればキリはありません。アメリカでは大型ハリケーンが襲ってきています。ただそもそも自然災害で株価が暴落することは、余程大きいものならば一時的にあっても、その後はむしろ株高の材料になるのがほとんどです。何故なら災害の規模が大きいほど経済対策が大っぴらに打たれるので。カリフォルニア州で山火事もまた起きていますし、不安の種なんていくらでも転がっています。

そういう意味では中国の三峡ダムも皆まるで期待しているかのように「決壊決壊」と言い続けているのですが、今のところ(勿論良いことですが)期待が裏切られ続けている感じです。中国の心配をするならアメリカの心配もしないと公平ではありません。

Appleの分割権利落ちがあり(ただ分割後の株価水準で売買されるのは来週からとのこと)、さてダウ構成銘柄にどのような変化が起こるか・・・と思ったら、このタイミングで構成銘柄の入れ替えも発表。エクソンモービルファイザー、防衛大手のレイセオンが外され、セールスフォースとアムジェン、ハネウェルが採用され、Appleの分割でIT力が落ちるところをセールスフォースが幾分カバーという形。30銘柄の1割が入れ替わる大胆さも、アメリカらしいです。

直近の信用倍率は前週の2.23倍→2.37倍へと上昇。先週は下落週でしたから、まあこんなものですね。まだ2倍台前半で好需給であると言えます。

また先週末時点の裁定残高は、売り残が1.6兆円に対して買い残が0.5兆円の差し引き1.1兆円の売り長。前週に比べて368億円減ってしまったのですが、引き続き1兆円以上保っているので、やはり需給は良好と言えます。

もう一つ、先週の投資主体別売買動向では、外国人投資家は現物を298億円、先物を212億円売り越しており、先週の下落局面では外国人が売ってきています。一方、個人は1,008億円買い越しですが、特に信託銀行が818億円の売り越しということで、高値圏でGPIFが少し売っているという構図のようです。ちなみに活況なマザーズは前々週も先週も買いの主体は外国人で、力強い上昇を演出している模様。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。特にマザーズ指数は一時6%超の急落となり、引けでも値上がり銘柄が17銘柄と散々。安倍首相が辞めて何故マザーズが大きく下がらないといけないのか微妙な感じがしますが、個人投資家の多い市場ですから、個人投資家の受けたサプライズが相当だったということでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発。アメリカで長期金利が上昇したことで、日本の高利回り銘柄は下がるかな・・・と思ったのですが、案外しっかりでした。REITの方はFTSEの新規採用を受けて上昇基調になっており、それに連れ高していく可能性は期待できます。

MTG(7806)は大幅安。ここまで操作されたように高値圏をキープしていた株価ですが、14時以降の突然のニュースにアルゴも反応できなかったような形。一時ストップ安近くまで売り込まれる動きになりました。ただそこからは気を取り直して長い下髭に。しばらくは1200円~1300円での株価推移で、優待権利取りの動きが入ってくるのを待つ展開でしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。