KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

23500円は引けでキープ

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本日の日経平均は反落。前日のNYは追加景気刺激策の大統領選挙までの合意が困難になったということで3指数揃って軟化。ただ小幅安程度に止まり、VIX指数も26.4ポイントと微増でした。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ寄りついた後は23550円を挟んで小動きに終始しました。一方、オーストラリアの雇用統計が悪かったことや、中国の消費者物価指数が予想を下回ったことなどで香港ハンセン指数が下落すると、昨日同様にTOPIXはじり安となり、前引けは前場の安値圏ながらTOPIXが△0.47%に止まる形。

結果、日銀ETF買いが入らず、後場は一段安に。23500円を下回りましたが、後場寄り直後に安値を付けると、その後はファーストリテイリング(9983)主導の買い戻しが入って下げ幅を縮小。23500円台は回復して終えました。売買代金は1.8兆円台と低調。


投資判断は「中立」。今週はストキャスティックス的には下落のターンの週ではあるのですが、まず日経平均は先週コロナ後の高値を更新してきました。

コロナ後の回復順序的にはマザーズ→日経500種→日経平均(ドル建て含む)と来ているので、次はTOPIXの順番だろうとは見られますから、TOPIXが9月の高値未更新のまま下がっていくような感じは無いように思います。これは感覚的なものですが、案外そういうパターンは多いです。

ここで次回SQに向けた11月オプションの建玉を見ると、24250のプット(売る権利)の建玉が1500口と急増。ここだけやたら急増し、ちょっと今まで見たこと無いような特殊な増え方です。一方、コール(買う権利)の建玉が最も多いのが24000円で1万口弱。こうなってくるとここから次のSQ、あるいは大統領選挙にかけて24000円超という水準をターゲットに向かっていくような雰囲気があります。

最近の高値更新銘柄を見るとファーストリテイリング(9983)とソフトバンクG(9984)が並んでいます。この辺りを見る限り、確かに指数がしっかりしているのは事実ですけれど、以前のように一部銘柄が指数を牽引する「質の悪い」相場のように思います。東証1部銘柄に関しては、指数ほどの強さを感じないかも知れません。

結局毎度の繰り返しですが、警戒している人が残っている以上、今の相場は決してバブルたり得ないのです。下がりたくても既に皆が警戒して先回り売りしているから下がれない、またそもそも一部の銘柄に強く牽引されている相場なので、全面安が続かないという辺りに、売り方は仕掛け辛さを感じているのだろうと思います。

何と言っても株価と肌感覚の景気とのギャップがこれだけ大きいので「株高がおかしい」「何故だ」という人は至極真っ当です。長い読者の方はご存じのように、私は何ならなまじ2月から「コロナがあっても株高だ!」という論調を繰り返してきたので、モロに3月の暴落を食らってしまったわけですが、自説は一貫して曲げませんでした。世界的な金融緩和が株高に繋がると思っていましたから。現に今はそういう世の中になってきています。

日本は確かに新型コロナの感染者数が少なく、欧米に比べると景気動向はマシなはずです。ただ死亡率が高い高齢者比率が高いので、結局警戒感が強いから経済も回りにくいとも言えます。どちらにせよ欧米も株価が高いように、景況感はぶっちゃけ二の次。企業が景気の先行きに警戒感を持つから設備投資を抑制し、それでお金が回らないから中央銀行はとにかくお金を回そうと市中に資金を入れ続ける。そうなってくると株式市場にお金が回ってくるのは当然の理屈です。

また景気の先行き不透明がインフレ率上昇を抑えます。一方、足元で進むデジタル化が一層インフレ率の上昇を抑制するという面もあるでしょう。デジタル化で価格の低いところの情報が入りやすくなる(EC化が好例)、DXの発達で省力化が進み雇用が増え辛くなる、そういった面がコロナを理由に急速に加速し、インフレ率が上がらない→であればもっと金融緩和をしよう、という動機付けになります。

そういう意味で実は大統領選挙のボラを最も心配すべきはマザーズ市場でしょう。この辺りはまた後述します。

今週は工作機械受注速報値が発表され、9月は全体では前年同月比15.0%減と、8月の23%減からマシになったとは言え引き続き厳しさが残りました。ただ外需だけ切り取ってみれば同1.8%増と18年11月以来のプラス転換となっています。中国の景気回復、特にアメリカの規制により、自前で半導体設備などを導入する必要性が出てきた恩恵を日本の機械株が受けている形です。

先週末時点の信用倍率は前週の3.11倍→2.97倍に低下。高値圏をウロウロしていることで、売り方を少しずつ呼び込んでいる形です。いつもの日経ダブルインバース(1357)も信用買い残が差し引き9500万口とまた増加。

こういった結果もあって、日経平均はこれまでの上値抵抗線であった23500円が今や下値支持線に変わっている形です。現状のような薄商いが続けば、下抜くのも容易では無さそうです。今やコロナワクチンの開発停滞ですら、株価の深刻な悪材料にならないようですから。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調。昨日は18年の高値を上回る動きとなりましたが、本日はその達成感も出た形。マザーズ市場は元々時価総額の小さいところに金余りの資金がドッと流れ込んで、こちらはバブルであると言えそうです。

HENNGE(4475)のような貸借銘柄はまだ良いです。誰しもが割高と考えて空売りを入れ、信用倍率は1倍割れ。ところが他の銘柄は基本的には空売りできません(しにくい)。そうなると予め警戒して売っておく・・・ということが成り立たず、下がる時は一気にドドッと下がりやすくなります。

どこで破裂するかわからないのがバブルですし、逆に破裂すれすれのところに一番旨みがあるのも事実です。一応、マザーズの天井はまだ先だと考えていますが、11月が近づくにつれて警戒はしておく必要性がありそうです。ですから、ここから人気化しているような銘柄を触る場合は、割り切れるレベルの投資額に押さえておいた方が無難だろうとは思います。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は続伸。遂に上場来高値更新となりました。引き続きバイデン氏勝利期待感から太陽光関連株に物色が継続。ウエイトの大きい同ファンドが最高値更新なら、東証インフラファンド指数も当然最高値更新となっています。こういった強さを背景に更に投信の設定などが出てくると、一段高の期待感も持てます。


ホクト(1379)は反発。昨日こちらも年初来高値更新となりましたが、2300円寸前のところで失速した形になってます。先日発表された月次では久方ぶりに計画を下回ってしまいましたが、前年実績などが上回っていたことが評価されている形。

ただ雪国まいたけ(1375)も上場してきたので、この辺りが一つの区切りかなと思っています。というわけで、目標までには届きませんでしたが、明日の寄り付きでポートフォリオから一旦外すことにします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。