KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

白地図

3歳のうちの娘にトークスキルを身につけてもらいたいなと思い、そのうち落語でも聞かせようと画策しています。さしずめ手始めに「寿限無」からと思い、寝かしつける時に私の「寿限無」を聞かせていました。するとそのうち「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・」と最後まで丸暗記で言えるようになりました

また絵本も何度も読んでいると「耳コピ」して覚えてしまいます子供の吸収力の大きさには驚かされますが、昨日たまたま見ていた「奇跡体験!アンビリバボー」でKing Gnuの「白日」をアフリカの子供が耳コピしてYouTubeで話題というのをやっていましたうーん、やっぱり子供の力はすごいですね娘にも今のうちに英語を習わせないといけないと思ったり



一方、最近ひらがなを読めるようになったので、絵本の文字をなぞって自分で声を出して読んだりしていますただ一文字一文字なので、単語や意味を意識できるにはまだまだ文字を追うのに必死な感じ

そうやって識字力を身につけていく一方、今まで絵本を何度も読んでいると「耳コピ」して覚えていましたが、文字が読めるようになると「耳コピ」力がちょっと落ちているようにも思いますこれが成長するってことなんでしょうか。

動物の子供は生きる術を身につけるために大人のマネをして色々なことを吸収していくと言いますが、翻ってあまり変なことも言えないなぁと思ったり私が「疲れた」ばかり連呼しているせいか、最近娘も「疲れた」とすぐ言うようになってきたので、これはまずいと思っている昨今です鏡を見て生活しないといけませんね

ファーストリテイリング(9983)だけが支える相場

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本日の日経平均は続落。前日のNYは引き続き原油金利高によりエネルギー株、金融株が買われダウこそ最高値更新となったものの、長期金利1.3%乗せにより金利と逆相関の動きをしやすいIT関連株が売られNASDAQは軟化。VIX指数は21.5ポイントでほぼ横ばい。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。昨日に続きワクチン接種開始によるAfterコロナ株が買われる動きになりました。ただ引き続きファーストリテイリング(9983)主導により歪な上昇相場となり、値下がり銘柄の方が多い状況に。TOPIXの方は間も無くマイナス転換となり、徐々に値を下げていきました。春節明けの中国株が高値更新となっても反応は限定的。

後場は2月初の日銀ETF買いが入るか・・・と見られたものの、実際には入らず。前場安値を割り込みました。ほぼファーストリテイリング一本に頼った支えで全体的に弱い相場展開でした。売買代金は2.8兆円台とそこそこ。


投資判断は「やや売り」に。いよいよ日経平均は一旦天井となってくるとは思います。明日、明後日すぐに天井とわかるような急落になるというわけではなく、上値が重くなって上がらない展開になると思います。

理由としては日経平均のオプション絡みの売買が3万円という節目で膨らんでくるというのが「まとも」な考え方になります。しかしその割には売買代金が極端に大きく膨らんできません。

ということは、この買い上げで売り方の買い戻しによる上昇というのは見られず、もう売り方も戦意喪失したのかほとんど存在していないということになります。そうなると片翼飛行という感じで上昇に力強さも無くなるので、推進力は弱い感じがします。

また先般も指摘したように恐らくここから週刊誌などで「日経平均3万円!」「バブル到来!」という見出しがたくさん出てきて「にわか個人投資家」がドッと入る→外国人などが待ってましたと浴びせ売りをする、またGPIFを含めた機関投資家ポートフォリオリバランスにより日本株のウエイトを下げる、などなどが挙げられます。

そして「これだけ世間が苦しんでいるのに株で儲けるなんてけしからん」などという世論が台頭し、証券税率アップの話なんかも出てくる可能性があります。

もう一つ言えるのは「目標を見失ってしまった」という人間らしい面もあるとは思います。勿論、私は14年に超長期的な上値抵抗線を突破してからずっと言ってきたように、日経平均はバブルの高値を十分超えて4万円もあり得るとは思っています。

ただそれはこのまま一足飛びに突き進んで行くものではなく、紆余曲折を経て向かっていくもの。いきなり次の目標は最高値38915円だ!・・・というと「おいおい、一旦ちょっと待ってくれ」と考えるのは「自然」でしょう。

一方、減ってきたとはいえ裁定残高も売り長ですし、信用買い残も歴史的な高水準とは言えません。需給の方向性が悪くなってきているのは事実としても、需給の水準自体は決して悪くありません。

株式市場も3月期決算銘柄が多く、決算が一巡したことでほぼ期末の配当が確定したも同様ですから、ここからいよいよ利回りを取りに行くトレードが膨らみやすいと言えます。こういう点からもバリュー株に優位性があり、NT倍率低下に繋がっていくのではないかと思います。日経225採用銘柄で指数寄与度の高いところは軒並み利回りが低いですから。
https://nikkei225jp.com/data/nt.php

明日はアメリカで中古住宅販売件数の発表。またアメリカのオプションSQであるダブルウィッチングデーでもあります。この辺りもイベントとして株価への反応は限定的だとは思います。


新興市場も「やや売り」に。本日は両指数共に軟調アメリカの長期金利上昇が、IT系が強いNASDAQの逆風に繋がる格好になっており、その流れが日本のマザーズにも波及しているような印象です。逆回転が始まると空売りの入り辛い新興市場は一方通行になりがちなので、少し警戒しておく必要がありそうです。

本日上場のアクシージア(4936)は好発進となりましたが、今年最初のIPOで人気化していたQDレーザ(6613)はさすがに急反落。東証1部でもここまで強かったマネックスG(8698)が急反落となるなど、ちょっとイケイケの雰囲気が止んだような感じになっています。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。この地合の中で結構頑張りました。同社は実はベンチャー投資として今年一発目のIPOであるQDレーザ株に投資しており、22万株超を保有しています。そういった辺りでもう少し盛り上がっても良かった感じはありますね。何とかこのまま週間プラスで終えたいですが。


さて、本日は一銘柄久しぶりに売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはM&Aキャピタルパートナーズ(6080)です。

コロナで打撃を受けた中小は数知れず、それ故M&Aで事業譲渡を考えるところが数多あります。というわけで同社の決算はすこぶる好調でした。事業環境は引き続き繁忙だろうとは思います。これから給付金や協力金が切れて廃業を正式に決めてくる業者も増えるでしょう。株価は昨年12月まで好調でした。

ところが環境が良いのに今年に入ってからM&A各社の株価は下落基調にあります。というのは、昨年末頃に河野太郎行革担当大臣が「M&A仲介業者が売り手、買い手双方から手数料を取る仕組みは利益相反だ」という主張を提言し波紋を呼んでいるからです。
https://www.taro.org/2020/12/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%EF%BD%8D%EF%BC%86%EF%BD%81.php

日本M&Aセンター(2127)にしろ同社にしろ、この「両方から手数料を取れる」というビジネスモデルの強みでここまで業績を伸ばしてきました。それ故、本当に3月頃にまで何らかの指針が出来て規制されてしまうとなると、片翼飛行になってしまいます。

特に儲け過ぎの業界ですから、これに対して異論が出る余地は無いでしょう。河野さんはワクチン担当大臣として昨日からワクチン接種が開始となったことから、ここから心置きなく次の課題に移れるのだろうと思います。

また、これだけ事業環境が良いですから、ライバルや競合もドンドン増えていきます。同社や業界最大手日本M&Aセンターは老舗故のノウハウを武器に強みがあるのは確かだろうと思います。ただ収益難にあえぐ地銀などの金融機関も必死です。結局中小企業の相談相手は担当している税理士だったり、融資してくれている金融機関だったりしますから、セミナーや営業などでまず客を取ってくる必要があります。

1Q決算は数字的には売上が売上が3倍に、営業利益も大幅黒字転換です。ただ不動産業界同様に、その期間でどれだけの成約があったかに因りますから、正直数字の大小はあまり問題にならないと見られます。実際、決算後は株価が下落しています。

目標株価は4000円に。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

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記憶のらせん

3歳の娘が突然「さだこ」「さだこ」と言い出して、「貞子のこと?」と聞いたら本当に貞子の話でした20年も前のホラー映画の主人公のことを何故知っているのか、と思ったのですが、幼稚園の友達が口にしていたことに感化された模様。

それで娘が「貞子を見たい」というので、ホンモノは流石にショックが大きすぎるだろう・・・と思い、Youtubeでデフォルメされた可愛らしいものがないのか・・・と思ったらありましたさすがYoutube

↓子供向け「リング」



まあやはりこれでも子供には怖いようで、貞子登場シーンではさすがに固まっていましたところが怖いもの見たさは子供の強い好奇心。「もう一回」「もう一回」と何度も観ていました他にもお化けや鬼が出てくる(といっても可愛らしいアニメの)動画が好きなところは、水木しげる先生の言うとおり。

ところで、動画を見ていて「あれ、リングって映画館で一回観たけど、そもそも話の内容覚えていない。テレビから出てくるところくらいしか覚えていないぞ」と思ったのですが、今回の動画を見ていて「あぁあぁ、こんな感じの話だったわ」と、自分の記憶の引き出しを22年ぶりに開けることが出来て満足。

ところが、あとで「ネタバレ」のページを改めて見てみると、全然違うじゃんYoutubeの動画の話は、大筋は沿っているものの、原作とはだいぶ違います。まあそっくりやってしまうと著作権の問題もありますけれど。

「リング」のネタバレ
https://cinemarche.net/horror/ringu-nakanisi/

しかしそう考えてみると、さっき「あぁあぁ、こんな感じの話だったわ」と納得した自分の記憶の不確かさ記憶って簡単にねつ造できるんだなぁと思いました(私だけ?)

日経平均3万円!

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日経平均は本日続伸。前日のヨーロッパは原油高を受けてしっかり。ドイツDAXは過去最高値更新となりました。テキサスでの大寒波により製油所が閉鎖に追い込まれ、WTI原油は60ドル台回復となりました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日3万円乗せを示現したものの勢い衰えずにいきなり窓を空けて急伸。30500円手前で一旦上値が重くなりましたが、前引けにかけて上回ると後場も上値追い。売買代金は14時15分時点で2.1兆円台と株価水準の割には低め。


投資判断は「中立」。足元またアメリカの長期金利が上昇してきています。上述のように金曜はまた高値更新しましたが、実はアメリカは2年債利回りが先週過去最低。10年債利回りとの差がグングン広がっていきます。順イールドということで将来の期待値が高まっている点が前向きに評価されているようですが、これは「10年後はアメリカも高成長に戻っていけるけれど、2年後まではまだ低成長のままだ」という見方の裏返しとも言えます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-2-year-bond-yield

ただアメリカの10年債金利が上がっている程にはドル買いに繋がっていません。むしろ10年債入札を通過して長期金利は再び上昇に転じたものの、ドルインデックスは横ばいがせいぜい。なのでドル円の方も105円弱の水準をウロウロしている格好。短期筋が貯まった円買いポジションを幾分解消してこの程度の上げですから、全体的に円高圧力が強めとも見て取れます。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

そうなってくると止まらないのが商品市況。WTI原油は遂に60ドルまで上昇し、銅の価格も上昇させています(金はようやく反落)。この辺り本当に将来の急激なインフレ懸念は高まるばかり。確かに株はインフレに強い商品なので、そういう意味で株高に繋がっている面もあるでしょうけれど。

ただアメリカ株の方は決算が一巡し、上昇が継続しているもののトーンダウンしている感じがあります。それはバイデン政権の追加景気刺激策に対して大体着地点が見えてきたこと(焦点は現金給付の対象と額)、またワクチン接種が進んで感染者が減ってきて景気の正常化に向けて歩み始めて「しまった」ことなどもあるでしょう。今は景気減速を止めるべく金融緩和頼りの相場なので、その金融緩和の終息が見えてくると株式市場にとっては嫌なので。

一方、ここまで牽引していたGAFAM系で決算後に弱いものが目立っています。高値追いが続くのはGoogleMicrosoftくらい。Teslaに至っては今年に入ってから(下がってはないものの)上がっておらず、推進力を欠いた状態。確かに最近イーロン・マスク氏が色々やっている割には強いと言えるのかもしれませんけれど。

VIX指数は遂に20ポイントを割り込んで来ました。これは素直に明るい話題です。短期筋のVIX先物空売りポジションは直近で差し引き13.8万枚と最近はあまり動いておらず、空売りなどではなく純粋に下がって来ているような感触です。
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

アメリカの金利上昇を受けて日本の金利も上がってきていますが、金利が高くなると、先物が示す数ヶ月先の株価に関しては、今よりも金利上昇分だけ上乗せしないと割に合わなくなってきます。ですから、少なくとも金利分は先物の方が現物よりも上乗せされたような価格になります。

そうなって株価に先高感が出てくると裁定買いと先物売りをセットにしたトレードが発生しやすくなり、裁定買い残が増えます。逆に売り残が増えていた昨今は、量的緩和の拡大などによって金利先安感が背景になったとされています。

ところで足元の報道では、次回日銀金融政策決定会合においてマイナス金利の深掘り余地を検討というものが出ています。また当局側のアドバルーンである可能性もありますが、世界的に否定されているマイナス金利の深掘りを議論しないといけないレベルとなると、日銀の打つ手もいよいよ限られているということなのでしょうね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-10/QOB6YOT0AFC901

今週のスケジュールとして今晩はアメリカでNY連銀製造業景況感指数の発表。こちらは前月の3.5→6.3への上昇が予想されています。

17日(水)は12月機械受注の発表。12月の数字なのでそれで大きく反応するということはないと思いますが、確認しておきたい数字ではあります。また日本で新型コロナワクチンの初接種(医療従事者向け)が予定されています。

一応、海外では既に始まっていて特に開始日に何かアルゴが働いて株価が上下した・・・という事例が無いので、日本の方も大丈夫だとは思います。既に感染者数もダウントレンドですしね。アメリカでは1月小売売上高。FOMC議事録の発表もあります。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。マザーズ指数は昨年10月の高値水準に迫ってきています。ここまで牽引してきたメルカリ(4385)は一服も、フリー(4478)やJMDC(4483)といった主力がやはり牽引する形。相対的に小型株が弱い相場展開が続いていますが、新興市場も外国人が買いやすい大型株が強いという感じでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は大幅反発。先週末のストップ高から昨日は一転急落となりましたが、昨日の寄値水準まで戻す場面があり全戻しの形になっています。巣ごもりが続く中で消費者の健康志向が高まっており、例えばエレコム(6750)などでもトレーニング用品がよく売れている模様。ホームジムも各社が力を入れれば日本でも流行りそうです。


ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。2月に入ってからインフラファンド指数もいよいよ上がり始めましたが、分配回数が年一のため時価総額はカナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)に抜かれてしまいました。ただそういう意味では割安感があり、ここから結構買われる展開になると見ています。
https://quote.jpx.co.jp/jpx/template/quote.cgi?F=tmp/hist_index&basequote=188&mode=D


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さらば遠き日 完結編

友人との思い出話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210115.html

その後姫路駅に戻り、姫路城を見学したり(時間が遅かったので入れず外からのみ)、「地元の人しか知らないような穴場グルメ教えて」と彼から聞いた東來春のシュウマイを食べたり。そして翌日は大阪に移動して初めて出会ったマンションなど彼との思い出の地を巡っては、外出が難しい彼に一々写真を撮って送りました。そのやりとりが本当に最後の彼とのコミュニケーションとなりました。

それから丁度一ヶ月して彼は亡くなりました。クリスマスの1週間前に様態が急変したとのことで、治療しても彼の寿命は半年しかありませんでした。当初医者に宣告された「治療をしなければ余命半年、しても1年」というのは何だったのか。私はオプジーボのような薬が出来ているのだから一縷の望みがある・・・と思っていたのですが、結局まだ人類はガンに対して非力です。

「ブログの防衛大学校の話を本当に楽しみに読んでいる」と言っていたので、なるべく彼が生きている間に完結できるようにしよう、しかし早く書き過ぎるのも早死にを予見しているようで嫌だな・・・と思って書いていたのですが、結局間に合いませんでした。今年、彼からの年賀状は届きませんでした。私からの年賀状は彼の目に触れぬまま一方通行で終わりました。

妹さんからのメールで「闘病中も全く弱音も吐かず、タバコも1日1箱吸っていて最後まで本人らしく生きて兄らしいなぁという思いでいっぱいです!」という返事をいただきました。本当に太く短く、やりきった人生だったのでしょう。何事にも未練タラタラな私は、人生の最後にはそう思えるのでしょうか。自信がありません。

未だに本当に彼が他界したことに対して現実感が無いのですが、また今年の秋頃に線香をあげに二度目の姫路旅行を計画しています。そして彼の墓前に大好きだったタバコでも供えてこようと思っています(完)

MTG(7806)はストップ高!

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日経平均は金曜反落。前日のNYは新規失業保険申請件数が前週から減少したことなどでしっかり。S&PNASDAQ終値ベースで最高値を更新しました。また半導体指数であるSOX指数も3%超の上昇となり最高値更新。

それらを受けた日経平均東京エレクトロン(8035)など半導体関連株中心に買われ朝方こそ買いが先行したものの、SQ値が29718円で決まると、未達のまま下落していく「幻のSQ」に。ただ29400円水準は死守して、後場は29500円水準でのもみ合いに。日経平均は小反落でしたがTOPIXはプラスでした。売買代金は3.0兆円とSQの割には程々でした。


投資判断は「中立」。金曜のNYはGAFAM系が買われNASDAQ中心にしっかり。高止まりする原油価格を受けてエネルギー関連株などが買われた他、SOX指数もまた強く最高値更新。VIX指数は一年ぶりの20ポイント割れ。長期金利は1.21%まで急伸。ただドル円は105円割れの水準に。それらを受けた日経平均先物は29590円となっており、月曜の日本株は強いスタートが見込まれています。


日経平均3万円もいよいよ見えてきましたが、そうなってくると恐らくマスコミや週刊誌がこぞって書き立てます。3万円という数字はセンセーショナルですから。すると「にわか個人投資家」が入ってきて、いよいよ最終局面になってくるのだろうなとは思います。逆に言うとあとわずか2%に迫り、明日にも達成してもおかしくない3万円への期待値はそぞろ高くなってきました。

やはり3万円という大台を付けると達成感が出るとは思う反面、むしろ売り方の損切りの方が強く勢いは更に付くでしょうね。売買代金も5兆円規模というようなこともあり得るでしょう。そうなってきてようやく最近流行りの売り方を焼き尽くす総仕上げという感じなのでしょうか。

大台乗せの怖さというのは、私は15年12月1日の20012円からの下落がずっと記憶に残っているのですが、やはり当時と今とでは売り方の量が違うんですよね。

結果論で語ると、まず日経平均のチャートは昨年10月末の陰線からここまでの相場を作ってきたように、先月末の下落が良い押し目になったということになります。また空売り比率がTOPIXリバランスの1/28に50%超えという辺りも、特殊要因ではあったにせよ、結果的に数日後に底打ち→高値追いという今まで通りのパターンの踏襲でした。

よく私が言う「チキンレースは最期に一番妙味がある」という展開になっています。その妙味がどこまで続くのかという感じもありますが、先般より述べているように、全部の決算が出揃った来週からタイミング的にもまた方向感をまた探る形になりそうです。

個別の印象でも最近低位株もよく上がるようになってきたので、いよいよ最終局面にきたなという感じがします。ある程度マシな決算の見通しが立ったところで出尽くしが出る可能性があると思っています。

また足元で売り方の買い戻しが進む中、下落した場合の緩衝材、すなわち売り方の買い戻しが減っていることで、下がりやすい環境が出来ているとも思います。少なくとも日経平均の方はグロース売り・バリュー買いの流れがTOPIXの方に優位に働くのでNT倍率低下に繋がり、上値は重いと思います。

なお、2月は元々高配当銘柄に優位性がある月です。それはやはり決算を通過して3月末の配当額がほぼ確定すると、権利取りの動きが出やすいからです。アメリカの長期金利が上昇しているにも関わらずREITが足元でグイグイと買われているのは、地銀などの機関投資家による利回り狙いが主因とされています。銀行はREITの分配金も業務純益に計上できるので、お化粧的に高利回りの商品を狙いやすいという話もあります。

ただ足元の決算では減配こそ目立ちませんが、案外優待の廃止が目立っています。事業的に優待を維持するのが困難になってきているところが多いのが実情です。しかし廃止されるのは大体クオカードを出しているところであり、自社製品を出すようなところはコストも低めに抑えられるのであまり廃止にしません。

まして優待を廃止するところは事実上プライム市場への挑戦を諦めたとも受け止められるので、下落がより大きくなるような印象があります。この辺りは要注意です。

また、この時期は逆に金融機関の持ち合い解消売りも出やすい時期ともされています。以前からコーポレートガバナンスコードの浸透で持ち合いが低下していますが、特に今回はプライム市場上場の条件に「流通時価総額」というものがあります。市場で流通している浮動株の時価総額が100億円以上という線引きがあり、これを満たすために流通株式を増やさなければならないところも出てきます。

そういうところは増資をするなりしても良いわけですが、まずは持ち合いの金融機関に売却要請をするということもあるでしょう。銀行側も苦しい台所事情の中で、売れるなら売ってしまうという動きもあると思います。

先週末時点の信用倍率は前週3.57倍→3.25倍に低下。一方、毎週気にしている日経ダブルインバース(1357)の買い残はまた1.1億口に拡大。結局これがまた今週急騰の原動力になったのでしょうね。

また先週末の裁定残高は売り残1.3兆円に対して買い残0.6兆円の差し引き0.7兆円の売り長に。前週に比べて1,536億円減少しました。買い残が10ヶ月ぶりの水準まで増えてきましたが、差し引きで見てもコロナショック前の1年前以来の低水準に。まだ売り長である事実から需給は良いに違い無いのですが、先週の買い戻し相場はこの裁定買い残の積み上がりが一因だったと言えそうです。

この裁定残高に関して一番影響が強いのは長期金利です。日本の10年債利回りはこれまで0金利に近い水準で推移していましたが、今年に入ってアメリカの長期金利に歩調を合わせる形で少しずつ上昇してきています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/jp10yt.html


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に堅調。マザーズではメルカリ(4385)が新高値となり牽引。それ以外でも決算を受けて結構買われる主力級の銘柄が目立っています。この辺りで循環が効いており、今の相場の強さを証明しています。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)ストップ高。好決算を受けて買いが殺到する形となりました。このまま何とか昨年11月の戻り高値を上抜いて2000円を超えてくれれば御の字ですが、なかなか戻り待ちの売りもエグイでしょうから簡単では無さそうですね。ただヤーマン(6630)の利益率の高さから、同社もそれくらいのポテンシャルは期待できると思います。


クレステック(7812)は続落。こちらは金曜引け後に決算を発表。まあ悪くは無い数字というところで、恐らくここまで売り込まれた株価的にはプラス方向の反応にはなると思いますけれど、翻訳センター(2483)の上方修正などのインパクトに比べると相変わらずイマイチです。一応高利回り銘柄が買われやすい時期ですから、1000円くらいまでは回復できそうな気はします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

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さらば遠き日 その10

友人との思い出話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210115.html

「陶芸で闘病なんて、前の朝ドラのスカーレットの息子みたいやな」など途切れることの無い会話が続きましたが、夕方になっていよいよ別れることに。帰り際にお父さんにお願いして2ショットの写真を撮ってもらいました実は今まで一度も彼の写真を撮ったことがなかったのですが、これが最初で最後のものに。

帰り際に彼が「オレもちょっと外に出るわ」と、二人で外を少し歩きました。なんとこの期に及んでまだタバコを吸っているとのこと無茶苦茶ぶりに呆れながら、まあ残り少ない彼の人生、好きなようにさせたら良いとご両親も黙認しているのでしょう。近所の自販機まで一緒に歩いていきました。

「ちょっとゆっくりめに歩いてくれる?」と言われ、彼に歩調を合わせて歩きました。ほんの200mくらいの距離でしたが、5分くらいかけて。道中「ここの幼稚園に通ってた」とか「昔からこの床屋がある」とか、彼の地元トークを聞きながら。

自動販売機の手前の信号で別れることにしました。信号待ちの間、私は「自分の納得いくまで闘い抜いてくれ」と最後に伝え、握手して「じゃあまた」と別れました。彼は少し意外そうな、そしてまた少し寂しそうな表情を見せました。心中どうだったのかはわかりませんが「最近すごく寂しさを感じる」と漏らした彼の本音が現れたのかも知れません。

ここで変に名残惜しむと別れられなくなるのでスッと帰ろうと思い、横断歩道を渡って立ち去りました。数十秒歩いてから一度振り返りましたが、彼もそれを察したように、振り返らず家に戻っていきました。

私はこの時「これだけ元気ならば、また来年会うこともあるだろう。もう一度来よう」と思っていました。しかし結局、これが彼との最期になりました。(つづく)