KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

てるてる家族 前編

先週の事になりますが、嫁と二人で富山市の「てるてる亭」というところに落語を聞きに行きました。最近嫁と一緒に昨年までNHKで放送されていた朝ドラ「ちりとてちん」のDVDを見ているのですが、それに感化されて嫁も遂に落語に興味を持ちだしたのでした。まあ落語ブームに乗ったと言えばそれまででして(;^_^A

てるてる亭は富山で落語が聞ける劇場を作ろうということで、富山県出身の落語家立川志の輔師匠が音頭をとって昨年誕生しました。収容人数264名というややこじんまりとしたスペースですが、それでも落語を聞くには程良い空間と言えましょう。

「てるてる亭って出来たらしいよ」
というのは嫁からの情報でした。たまたまテレビを見ていたら紹介していたとのこと。それで良い機会だから、生の落語を聴きに行こうという事になりました。ところが実は毎回完売御礼のかなりプラチナチケットなようです。

ただ私がネットで調べた時がたまたまチケットの前売り発売開始の日だったみたいで、チケット購入のページに進んだらすんなり取れました。4000円という金額は少々高いなーと思いましたが、まあ師匠の落語を生で聞けるのならこの辺が相場でしょうか。昼公演と夜公演に分かれており、月一回のペースで志の輔師匠の落語が行われているようです。我々は昼公演のチケットを確保しました。

それから月日が流れて公演当日。開演時間はお昼の2時。我々は午前中ゆっくりしていたバチがあたって、結局最後は走らないと間に合わない程開演ギリギリの時間になってしまいました( ̄Д ̄;;
「急ぐんだ!嫁!!( ̄Д ̄;;」
走りながら私は後方の嫁に呼びかけました。しかし嫁はそれに応じる力もなく。嫁は今日のためにおめかししてスカートとブーツという非常に走るのに不向きな格好をしていたため、どんどん彼我の距離が離れていくのでした(・・;)(つづく)

さて、離れたくない日経平均は金曜反発。前日のNYダウは場中ずっとマイナス圏で推移していたものの、住宅ローン返済が困難になっている者に補助金を出すという次なる政策が好感され、引け直前に切り返し。

その勢いを受けた日経平均も寄り付きから買いが先行。しかし引けにかけては週末のG7や、今週月曜に発表される10−12月期GDPを控えて様子見の売りが入り上値が重く。最終的にはプラスを維持し、先週はずっとマイナス続きでしたが、最後の最後でようやく反発に転じることができました。

投資判断は「買い」。何とか無事SQを通過しましたが、久しぶりに場中でSQ値(約7812円)を上回った算出日でした。上値にしこりが残るような嫌な状況からは逃れられた形です。一方金曜のNYダウは景気対策法案に対する期待感の剥落から反落し、今週以降の動きに少し暗雲が立ちこめる様子です。

今週は月曜の発表されるGDPが年率換算で−12%という予測値があり、もしそうなった場合、オイルショック以来最大の下げ幅となることになります。そして概ね2桁の下げ幅になる事は避けられそうになく、そうなった場合先行き不透明感が高まって、更に株式市場は弱まる可能性があります。

またアメリカでは今年に入ってから記憶の奥底に眠らされていたビッグスリーの再建計画が出されます。追加支援は必至な状況でしょうが、その負担がまたアメリカの財政負担を大きくする場合、こちらも株価的に弱含む動きが出てきます。週末の報道ではGMは破産法申請による選択肢も残されていると出てきました。今週は正直強気になる材料がなさそうです。

ただ、一通りのイベントは通過し、アク抜け感も次第に出てきそうです。これから大きく下押しするという可能性は薄そうで、最悪の場合でも昨年10月安値を割り込むという事はないでしょう。であればこの水準はとにかく買いで対応できるところだと思われます。世界各国がこれだけ対策を講じて世界景気が回復してこなければ、もう我々の住む世界で景気対策とは今後一切無意味なものであるという事を示す事になってしまいます。

例年今頃の時期になりますと、期末の配当権利取りの動きが出始めて、配当利回りの高い銘柄が少しずつ買われてくるのですが、今年はさすがに配当に対する信任が揺らいで、そのような動きは今のところ見られません。当然ながら企業もこのような状況下で配当を確約することは難しく、今年は投資家にとって寂しい期末になりそうです。

新興市場は「強気の買い」。金曜はヘラクレス指数のみ堅調。ただ金曜引け後に発表された楽天(4755)は過去最高の営業益を更新。新興企業の業績悪化度合いは大型株よりはマシで、昨今の世界同時不況の波を比較的受け辛い体質だという事の一端を証明しています。2003年に日経平均がバブル後最安値を付けた後に急回復を見せたのはご存知の通りですが、新興市場はそれに先んじて急上昇を見せました。今回もそのような順番になりそうで、その土台がだいぶ整ってきたと思われます。

ソフトバンク(9984)は続落。東海東京証券による投資判断引き上げがありましたが、全般的に基調は弱く。前日の下落でチャート上の窓埋めは達成しているものの、残念ながら反発という動きにはなっていません。今週は1400円を挟んだ動きに終始するか。

日本リテールファンド(8953)は反発。東京のオフィス空室率が5%に迫るという報道もありましたが、株価には織り込み済みの格好で下げ要因にはならず。GSによる目標株価引き上げも支援材料。GSは破綻したニューシティ・レジデンス投資法人の入札に参加して、日本の不動産に対する見方が強気なのも引き上げの一因か。

JUKI(6440)軟調で年初来安値更新。信用買い残も厚く、なかなか下げ止まり感が出てきません。残念ながら70円割れまでは覚悟しておくべき水準か。

近畿日本ツーリスト(9726)は小動き。ただこちらも上場来安値更新は目前で、割れる事は必至でしょう。一方こちらは来週に決算が控えており、まだ思惑含みで反発する要因は近々にあります。業績が悪かったら悪かったでリストラ等の発表もありそうですから。

金曜より再度売りポートフォリオ入れしたセブン銀行(8410)は反発。何気に強い動きとなっています。まずは25日線が控える28万円が一つ上値を抑える要因となるでしょう。信用買いも多く、歯車が逆回転すれば前回のように一気に値を消す展開もありそうです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→668円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→186200円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1398円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→77000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→742円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→209円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8150円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→105円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→398000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→76円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→747円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→87円 目標120円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→272500円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。