KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

てるてる家族 後編の中編

正に真打ち登場という感じで出てきた立川志の輔師匠の声は小さく、正直落語を聴きに来るお客さんの平均年齢は高いですから、前列にいる若者(のつもり)の私が聞き取りにくいなら皆わからないやろーなーと思っていたのですが、会場の皆は熱心に聞き耳を立てて師匠の言を聴いています。敢えて小声で話す事によって聴衆を引きつけるという効果も狙っているのでしょうか。さすが師匠(××)

とにもかくにもぼそぼそと始まった師匠の話でしたが、枕は世相を斬るということで定額給付金の話と円天の話でした。
「4000円も払って今日来てくれたお客様は円天には引っかかっていないということですね(^^)」
という「くすぐり」から入り、
「定額給付金が何で1万2千円なのかわかったんです」
というネタに続くのですが、それはなるほどーという部分と、まさかーという部分が入り乱れたお話でした。ここで書くと一種の著作権法違反になりそうですから、ネタバレは止めておきます。もしどうしても知りたい人はメールでお問い合わせください(冗談です(;^_^A)。

そんな志の輔師匠も次第にしゃべりに熱が入ってきます。すると声が大きくなり、次第に地の富山弁が止まらなくなります。これが地元民の心をくすぐります(^^)地域のグループ意識によって一層笑い易くなるという構図です。これも一つの作戦でしょうね。私もまんまと引っかかりましたが(;^_^A

そんなこんなで少しずつ落語に移っていきます。最初の一席は創作落語で「異議なし!」というお話。全編富山弁で語られたので富山が舞台の話、ということになるのでしょうか。とあるマンションに防犯用のカメラを導入しようとする組合の集まりで、収拾がつかない会議の様子を面白可笑しく話していただきました。

それが終わると「中入り」という事で少し休憩を挟む事になりました。まずは前半を堪能した私たちは一息付きました。(つづく)

さて、一息付きたい日経平均は本日反発。前日のNYダウは小幅高。オバマ大統領による住宅ローン支援策の好感と、住宅着工件数の落ち込みに対する悲観が拮抗した状況。それを受けた日経平均は昨日の7500円割れの反動もあって朝方は買いが先行。93円台に突入した為替も受けて、自動車関連株を中心に買い戻しの動き。しかし日銀の金融政策決定会合では目立った好材料も出ず、上値が徐々に重くなる展開。結局は小幅高で引けました。

投資判断は「買い」。ただ市場の雰囲気は正直重いです。為替が円安とはいえ、これは俗に言う「悪い円安」で、ドルが強い円安ではなく、日本売りの円安となっています。完全に停滞している日本の政治が原因。例の問題によって中川大臣が辞任し、与謝野氏が経済担当三役を一手に担う事となりました。いくら与謝野氏が優秀だとしても、この未曾有の危機に一人で背負い込むには荷が重すぎます。ロシアの北方領土問題にしても麻生政権はいよいよカウントダウンが始まっており、政権末期な臭いがプンプンしています。

そんなわけで為替は現在94円台に突入しているのですが、単純に輸出企業の日本円換算の売上が大きくなるという効果よりも、日本の弱体によって売上高そのものが減少するという弱気見通し分が差し引かれ、その結果円安になっても日本企業を買おうという動きが出なくなっています。単に円安になれば良いのであれば、お隣の北朝鮮にテポドンという実弾を適当に発射してもらえば、わざわざ為替介入という実弾を使わなくても良いわけですから。不謹慎ですが。

一方、前回もお伝えしたように、日本の売上の42%を占めると言われる自動車関連産業には、かすかな希望が芽生え始めています。トヨタ(7203)が5月から増産に転じるとの報道が出て、ホンダ(7267)のインサイトは非常に好調な滑り出しを見せています。

また建設業界も公共事業の前倒し期待を受けて、大手や官需関連ゼネコンはにわかに息を吹き返してきています。ようやく底が見えてきた感じで、もう少し耐えれば、生き残った企業は勝ち残りメリットを享受する事ができそうです。

ただしその「もう少し」がかなりきついのも事実。連日のように中小企業はもとより上場企業ですら破綻し、本日も旧佐伯建設のあおみ建設(1889)が会社更生法手続を出しました。3月決算に向けて、もうしばらく連鎖的に破綻が続いていくものと思われます。しかし3月決算を乗り越えた5月頃からは株価は急回復していくものと見ています。そこまでどうやって乗り切るか、まずは経営者の手腕が問われるところです。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。日経ジャスダック平均は昨年10月の安値にもう少しのところまできていますが、マザーズ・ヘラクレス指数は大型株指数に比べればマシな水準。ただ売買代金の低下傾向は否めず、行き場の無くなった資金が新興市場に流れてくるというような構図には残念ながらなっていません。

ソフトクリエイト(3371)は小動き。本日引け後にエイジア(2352)との資本・業務提携を発表。同社がエイジア株を第二位株主ソフトブレーン(4779)から全株取得するということで合意。エイジアもソフトブレーンの株式を保有する大株主ですが、こちらは株式を保有し続けるとのこと。これによってソフトクリエイト自身はこれら2社と直接的・間接的に関係を築けるわけですが、正直弱者連合だった2社ですから、ソフトクリエイトにとっては当面大きな武器とはならないでしょう。

それでもソフトクリエイト自体上場直後に様々な会社と資本業務提携を拡大して業績を伸ばしてきました(失敗も多々ありましたが)。今回久しぶりにその動きが出てきた事で、同社の野望が蘇ってきた感を受けます。いずれには子会社化を狙っているのでしょうか。その動きこそ好材料としたいものです。それにしてもエイジア、ソフトブレーンの最近の動きはインサイダーチックでしたね。

ソネットエンタテイメント(3789)は反落。まだ落ち着いた動きを見せていますが、緩やかな下落を続けているところです。子会社のエムスリー(2413)、DeNA(2432)は強い動きを見せているのですが、親会社ソニー(6758)が円安にも関わらず昨年来安値更新と弱く、どっちつかずな状況に。反発のきっかけさえあれば急騰できる力を持っているのですが。

ソフトバンク(9984)は続落。前回の悪い予想が当たり75日線を割り込んでしまって一気にトレンドが暗転に。日興シティの目標株価引き上げもあり、最近はアナリストの強気見通しが立て続いているのですが、なかなか支援材料にはなっていません。内需売りの動きが強まっている格好ですが、その流れが止めば、再度上昇トレンドに戻るでしょう。

ダイハツ(7262)は続伸。前述したように自動車業界に明るい兆しが見えているところが好材料となっています。まだまだアメリカビッグスリーの破産法申請の動きに目が離せませんが、基本日本の自動車業界はアメリカの自動車会社が弱れば相対的に長期的には有利になってきます。そこまで株価を見通せば、今の日本の自動車会社株は絶対的な買い水準と言えるでしょう。

日本リテールファンド(8953)は急落。REIT指数が連日の大幅安となっており、その余波が来ています。REIT急落の真相はイマイチよくわかりませんが、昨今続く上場不動産銘柄の破綻が一因かと思われます。環境は決して良くありませんが、それでも各REIT毎にしっかりと分配金を出してきており、このご時世で高い利回りを実現しています。その辺りもう少し見直されれば買いが入ってくるものと思われます。

JUKI(6440)は反発。昨日遂に50円台に突入してしまい、下げるところまで下げたという感じでした。これで株価は概ね2007年の高値1169円から1/20水準にまで達しました。95%の下落です。これ以上の下押しは無いと見て、まずは底値固めから出直しです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→678円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→185300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1277円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→85000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→746円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→196円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8390円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→99円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→360000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→64円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→778円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→82円 目標120円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→281200円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。