KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

てるてる家族 後編の後編の前編

おくりびと」アカデミー賞受賞おめでとうございます(^^)監督が富山の人だという事で、地元富山は特に湧いております。暗い話題が続く中で、一筋の日本の明るい話題でしたね。そんな今最も熱い富山で行われた立川志の輔師匠の落語会の話はまだまだ続きます(;^_^A

後半の志の輔師匠は着物も一変しましたが、話の内容も一変しました。聴き物語風の聴かせる落語に。タイトルは「しじみ売り」。志の輔師匠の十八番です。

ある冬の朝。子供のしじみ売りがとある旅籠に「しじみを買ってくれ」と必死に売り込みます。しかし小汚いしじみ売りを番頭は相手にしません。それを見ていたどこぞの親分が「可哀想じゃねぇか。俺がそのしじみを全部買おう」と気前よく買ってやります。そして自分の部屋に呼んで「何でお前みたいな年の端のいかない子供がしじみ売りなんぞやっているのか?」と尋ねます。

「お母さんも姉ちゃんも病気で・・・」
と身の上を語り出すしじみ売り。母親が病気がちなのはわかるが、何故お前の姉ちゃんまで床に伏せっているのか?と聞く親分。「お前とそんなに年も離れていないんだろ?」

元々は芸妓だったお姉さん。ある若旦那と恋に落ちてそのまま駆け落ちすることになりました。しかし旅先の旅籠で賭博に手を出した若旦那。有り金を全部すってしまいます。

その賭博は全てイカサマだったのです。若旦那はハメられたのでした。しかし隣の部屋から突然現れた男が、賭博で勝負に挑みます。その男はイカサマにはイカサマで返し若旦那の負け分を全て取り返したのでした。

若旦那にそれを全て返してやると、若旦那は礼を言い「我々はかくかくしかじかで、もう家には戻る事ができないのだ」とその男に告げます。するとその男は路銀にとっておけとばかりに更に50両もの大金を若旦那達に分け与えたのです。そして自分はどこどこのこういう者だから、困ったことがあったら俺に言えと言い残して立ち去ったのでした。

ところが間もなく若旦那達は岡っ引きに捕らえられてしまいます。盗人だという罪状で。若旦那達が持っていた50両には、先日盗みに入られたとある富豪の印が押してあり、これが動かぬ証拠だということでした。(つづく)

さて、捕らえられてしまった日経平均は本日続落。前日のNYダウは金融システムの不安定さから来るパニック売りで12年ぶりの安値水準に。最大手のシティの国有化懸念やAIGの破綻懸念など売り材料に事欠きません。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。TOPIXは昨年10月安値水準を下回ってしまって、アメリカ株同様底が見えない状況になってきました。

投資判断は「買い」。しかし引き続きなかなか買いに向かえるような状況にはなっていません。テクニカル的に見ても買える要因は無し。ただ為替が「悪い円安」ながらも95円に突入し、100円を目指すような動きになっています。もし悪い円安であっても100円台にまで進めば、想定為替レートが90円台の輸出企業にとって業績への影響が好転してくることになり、輸出関連銘柄反発のきっかけに繋がるのは間違いないでしょう。

そう考えるともう少しは底値を伺う動きが続きそうですが、アメリカ株とは連動しない日本株の動きに発展する事も期待できそうです。ただそれが持続するかどうかは今後の政治次第。そして現状はその好転も望めそうにもありません。

新興市場は「強気の買い」。しかしながら本日は3指数共に軟調。特に日経ジャスダック平均は1000円まで下げてきました。先日も書いたように1000円割れはもはや時間の問題か。ただ1000円割れというのが一つの節目となって、切り返してくる可能性は残されています。大型株が買えない今、だからと言って新興株とはならないのが残念ですが、相対的に見るとマシな状況ではあります。

みずほFG(8411)は続落。年初来安値水準を更新してきています。アメリカの金融株不安が引き続き飛び火している格好に。また全体相場がこれだけ落ち込んでくると、銀行保有株の評価損が心配される頃合いになってきています。一難去る前にまた一難という状況なのですが、邦銀の体力がいくらあると言っても限界があります。政治の不明瞭さが続く限り、民間へのしわ寄せが続きそうです。

USEN(4842)も続落で上場来安値更新。一旦下値を割り込んでしまうとなかなか下げ止まりません。最近は新興市場でもフィスコ(3807)やソフトブレーン(4779)といった超低位株が人気化してストップ高を連発していますが、それぞれに共通しているのは低流動性で値が跳ね易いという事。これらも勢いが一旦止まれば、一気に歯車が逆回転してしまうのでしょうが、低位株という点では超が付く程安い同社。きっかけさえあれば、こちらもストップ高連発という事も有り得そうです。

JUKI(6440)も安値更新。低位の二桁銘柄には破綻リスクも意識されて売りが止みません。ただ同社に関しては現在世界で唯一の勝ち組である中国関連株としての側面に期待しており、昨今の円安も相まって、次の決算発表前には何らか報われる動きがあると思います。

コニカミノルタ(4902)も続落。ただこのような相場環境下の中で、昨日もUBSの目標株価引き上げもあって、比較的値を保っています。信用倍率は引き続き圧倒的な売り長で、逆日歩も付いている状況。まだまだ上昇トレンドに残っている期待はあります。

近畿日本ツーリスト(9726)軟調。引け後に前期決算を発表。内容は四季報予想よりも良かったものの、今期予想は四季報予想よりも悪く五分五分というところ。前期は北京オリンピック等のイベントがあったものの、燃料高を背景にした販売不振によって赤字決算となりました。今期はイベントが少ないものの、燃料安や円高を背景に需要が伸びそうです。株価的には十分織り込んだ水準で、ここから更に売り込まれる可能性は低いでしょう。この辺りが底だと思われます。

そして私は風邪がちっとも治りません(T△T)皆様もご自愛ください。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→670円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→188800円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1124円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→82700円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→738円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→185円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8340円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→91円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→329000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→60円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→755円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→80円 目標120円

売り銘柄

セブン銀行(8410) 2月12日より 266600円→268100円 目標20万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。