富山県南砺市の井口という地域では丹波の黒豆を盛んに栽培しています。一ヶ月程前の話になるのですが、丹波の黒豆収穫大会というものが地元の新聞社の主催でありまして、無類の豆好きである私は従兄に誘われて嫁とで参加してきました(^^)
丹波の黒豆は枝豆の中ではだだちゃ豆と並んで究極に美味しい枝豆です。そんな大会がある事をついぞ知らなかった私は、とても興味津々の大会でした。従兄は毎年参加しているようで、すっかりベテラン。前年のうちに来年の参加予約をする程らしいのですが、それだけ人気のある大会のようです。やはりこういう大会に参加できるというところが田舎暮らしの特権とも言えるかも知れません。
大会前日、そんな従兄に「何を用意していけば良いですか?」と聞いたのですが「まあ特に何も要らないよ。軍手も持っていきたければ持っていけば良い。後は汚れても良いような格好でね」と。ふーん、そんなお気軽な感じなんですね。
会場に着くと、そこには延々と広がる枝豆畑。既に大勢の参加者がやってきていて、用意された畑には皆乗り込んで一心に枝豆を獲っていました。
参加費は2000円。ルールは渡された1mの紐に括り付けて束にできるだけの黒豆を獲り放題という事です。
私は物を知らないので恐縮なのですが、枝豆って地面から生えている枝になっているから枝豆なんですね(;^_^A今まで蔓になるエンドウ豆のイメージでいたのですが、だから枝豆って言うのかー、と今更ながらわかりました。そんな私は齢34。
それじゃあ早速・・・と思って畑の中に入っていったのですが、あれれ?皆長靴もしっかり完備して軍手に鎌のようなものを手にしていますよ?(・・;)
「あんちゃんそんな格好で来たんけ?何も持っとらんの?」
とは見知らぬおっちゃん。
「あんたら初めてやろー(^^)黒豆獲りをなめちゃあかんよ」
「はい・・・(-。−;)」
普段から適当な従兄でしたが、そんな従兄を恨めしく思った瞬間でした(-。−;)(つづく)
さて、恨めしい日経平均は金曜続落。前日のNYダウが軟調推移した事を受けて、東京市場も朝方から売りが先行。SQ値が9746円に決まると、何とかSQ値近辺で踏みとどまろうとする動きも。欧州年金筋による銀行株買いが見られたとの観測もあって、指数は薄商いの中で底堅く、何とかSQ値を保って引けました。
投資判断は「売り」。金曜の出来高は17億株と、SQが無かったら15億株台だったのではないかという低水準。金曜のNYダウはディズニーの好決算等、各種消費関連の企業が好決算を出した事を受けて反発となりました。来週の日本市場は前回もお伝えしたように、短期的には堅調推移を見せると見ています。SQも無事通過しましたし、オバマさんも日本を通過していきました。結局会談では経済的な事はほとんど議論されなかった様子ですが・・・。
それにしても今回の初訪日があまり大きな話題にならなかったのは、やはり日米関係の希薄化を象徴しているものと言えそうです。かつて日米と言えば、世界で圧倒的な経済大国1・2でしたから、その世界に対する影響力も多大でした。今では少なくとも圧倒的ではありません。アジアでは世界最大の人口を擁するあの国が、中東ではバベルの塔を建設中のあの国が、他にも発展途上の貧困国と言われていたあの国々が、それぞれ割拠してきています。
日米が弱ったというのも確かにありますが、一方でそれらの国が強くなったという面から、日米の発言力は相対的に低下している現状です。だから重要課題もG7からG20で議論されるようになりました。しかし皆さんもご経験があるように、およそ会議というものは参加者が増えれば増える程収拾がつかなくなるものです。それは当然参加各国の利害が対立するからですが、これが恐らく今後の世界経済というモンスターを抑えられなくなる要因になりそうです。
すなわちこれらを解決するには「可及的速やかに、かつ大胆に、一致団結して」対処しなければならないのですが、それが次第に難しくなってくるからです。しかし一方で世界経済はどんどんグローバル化し連鎖を深めていく。それが将来的には今回の金融危機よりも根を深くしてくるであろうと思われます。このところの話はまだまだ遠い先のお話ですが。
新興市場は「強気の買い」。しかし金曜は3指数共に軟調。日経JASDAQ平均は7営業日続落、マザーズ指数は9営業日続落、ヘラクレス指数は5営業日続落と、最近はほぼ壊滅的な流れになっています。一方で繰り返しお伝えしているように新興株内での大型株楽天(4755)、ミクシィ(2121)、グリー(3632)等は強いものが目立ちます(ちなみにグリーは引け後に811万株の売り出しを発表し、夜間取引では大暴落となっていますが)。この辺りなかなか判断の難しいところですが、水準は割安な一方で弱気な流れはもう一ヶ月位続きそうな感じです。
ダイハツ(7262)は続落。金曜はGSの目標株価引き下げや円高の継続を受けて軟調に推移しました。10/2の安値に面合わせする格好で非常に嫌なムードに。下げ止まると見ていましたが、このところ信用取引の需給バランスも崩れてきています。それでも自動車株の中で注目しているのは同社とスズキ(7269)です。両方とも新興国に強みがあり、スズキはインドで、ダイハツはインドネシアで頑張っています。
以前私は「何年後かにはトヨタとスズキの株価は逆転する」と書きましたが、今でもその方針は変えていません。会社の同僚に話したら笑われましたが、私は至って大真面目です。ちなみに1年前の株価と比べると、スズキは50%近く値を上げているのに対して、トヨタは8%近く値を下げています。このペースで行けば1年後には逆転する公算になりますが、当然そんなに甘くはないでしょう。しかし新興市場を制するところが自動車産業の次なる覇者となる認識は、誰しもが持ち合わせている見解だと思います。
みずほFG(8411)は反発。前述したように欧州系の年金筋が買っているとの観測から、全体相場が弱含んでいる中で反発となりました。また引け後には注目の決算を発表。残念ながら中間期は減益、通期予想も経常利益までの数字で下方修正しました。ただ一方で普通株による増資を行わないという塚本社長の言葉もあり、この辺りを反映して来週からはアク抜け感も加わって反発してくることになると思います。日証金ベースで見る貸借倍率もものすごい勢いで改善してきており、需給は変化してきています。そろそろ大反転の機会が到来しそうな予感です。
三井海洋開発(6269)は大幅反発。前日発表の好決算を受けて次第に買いが買いを呼ぶ展開で高値引け。ところで金曜の日経を見ても三井海洋開発の決算の記事は見当たりませんでした。この辺り投資家に知れ渡るのが遅れたので、朝方は大して上がらなかったのかなとも思います。日経が9月に出した業績弱気見通しの観測記事が外れた腹いせかとも勘ぐりましたが。
テクニカル的には大陽線を示現し75日線を突破。来週頭にはMACDも好転する見込みで非常に良い形になっています。ただ日証金を見ると、金曜の上げの原動力となったのは今まで積み上がってきていた大量の空売りの買い戻しによる部分が大きかったような模様です。一目均衡表の雲も頭を抑えてきそうなため、一旦は軽く調整が入りそうです。それでも下値での大陽線は相当強いサインとも言われますから、年初来高値更新に向けての動きに期待しても良さそうです。
ヤクルト(2267)も続伸。年初来高値を更新してきています。この辺り昇りチャートに沿った素直な形であると見て良いでしょう。信用倍率も圧倒的な売り長で、売り方の買い戻しによる好循環がまだまだ期待できそうです。
そして欄外で度々取り上げてきたオプトロム(7824)ですが、金曜の決算は予想通りの失望決算・下方修正でした。言わんこっちゃないですね。月曜は失望売りが膨らんで、2桁の下落になると見ています。ただ場中(15時20分)に発表されて少しは株価に織り込んだこと、そして元々業績が悪い事はわかっていた事を勘案すると40円辺りで十分下げ止まりは可能と思います。その後はむしろ仕手化した値動きの軽さから、再度上昇トレンドを演じてくるのではないかと見ています。
絶対的に衰退産業となったDVD・CDという業態から、環境関連銘柄に脱皮を図ろうとする点は一定の評価をしても良さそうです。赤字幅も前期に比べると売上の減少幅以上に縮小してきており、個人的には頑張っていると見ています。もし次に40円を割れてきたら今度は正式にポートフォリオ入れしても良いかなと思っているのですが、また来週以降の動きを見て判断したいと思います。
以下ポートフォリオの値動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→830円 目標6000円
ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→197000円 目標75万円
ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2225円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→629円 目標1000円(200分割考慮)
ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→858円 目標1500円
みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→179円 目標700円 (1000株単元変更考慮)
SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→10150円 目標2万円
東芝(6502) 8月18日より 455円→505円 目標700円
三井海洋開発(6269) 9月10日より 1933円→1822円 目標2500円
ヤクルト(2267) 10月3日より 2240円→2605円 目標3000円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。