KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ぷーぷぷぷぷぷぷ

年末が迫っている中で、恒例のイベントといえば年賀状の作成です。今年も私は嫁を年賀状作成大臣に任命して終わらせました(;^_^A世の中の風潮としては年賀状もメールで済ませてしまうとかありますが、やはり大人になると大人の付き合いがあり、そういうわけにもいきません。

ところで100枚近くの年賀状を作るのに、やはり全て手書きというのは大変な手間隙がかかります。なのでパソコンで印刷したりするのが最近の主流ですが、去年うちの母(69)と母の姉(79)連合VS私で論争になった事があります。それは「パソコンで作った年賀状は年賀状ではない論争」でした。

母連合「パソコンで作った年賀状なんて皆同じで味気無い。貰っても嬉しくも何とも無いよ」
私  「とか何とか言いながら、あんた達もプリントごっこを使って量産してるじゃん(-。−;)」
母連合「だってプリントごっこは自筆で型をとるもの」
私  「どっちも一緒だよ(-。−;)」
母連合「全然違うよ!!\(*`∧´)/」

それから一年経過し。どうもプリントごっこは時代の波に抗えず、昨年で生産を中止。サプライ用品は在庫分だけの販売となり、年賀用の画集セットも2010年分から販売停止となったようです。

母連合「来年からはパソコンでやろうかしら・・・」
私  「えぇ!?(××)」

あんなに頑迷に「あんなの年賀状ではない」と存在意義を否定していた母連合の手のひらの返しよう(・・;)時代の移り変わりとはかくも残酷なものなのか・・・。

しかしプリントごっこは私も子供の頃はあの「パシュッ!!」って発光するのが楽しくて(年に一回しかできないので希少価値高い)、結構画期的な商品だったのに無くなってしまうというのは残念です。とはいえ私も大人になってから一度も使ってなかったですけどね(;^_^Aまあ年賀状は作り手の心がこもっていれば、作成過程なんて関係ありませんから、私たちからの年賀状を受け取る方は、その辺りの諸事情を鑑みつつご了承の程、何卒宜しくお願いいたします。

さて、諸事情を鑑みる日経平均は本日反発。前日のNYダウは経済指標から金利の引き上げ懸念が台頭して金融株を中心に下落。本日のFOMC声明発表を控えて様子見ムードも広がりました。

それを受けた日本株でしたが日経1面に「銀行の新自己資本規制導入延期」と出た事が超ポジティブサプライズ。朝方から今まで散々増資を嫌気して売られてきた銀行株に一斉に買いが入ると、時価総額の大きい銘柄の影響を受け易いTOPIX中心に高値スタート。三井住友FG(8316)は前場ストップ高買い気配で推移していました。

ただその後は報道についての信憑性に意見が分かれ(海外では金融株が安かったし、そもそもそういった類の報道が海外で出ていない、またバーゼル委員会も明確な導入については否定している、最終的には増資が必要等)、また今晩のFOMC声明も見極めたいとの動きから上値の重さが意識される展開に。それでも下値では買いが入りじり高基調、後場の高値圏で引けました。

投資判断は「強気の買い」。ここまで概ね予定通りの進捗ではないかと自負しています。メジャーSQ通過後はじり高の展開が続いており、前回も「NT倍率の格差はTOPIX側の大幅上昇によって解消される」としました。実際に本日も約0.1倍低下し、その流れはまだまだ続いていくものと見ています。

特に本日の報道によってクリスマス休暇入りしかけた海外投資家もビックリ目を覚ましたでしょう。今回の報道は日経新聞のスクープか、もしくは巨大な勇み足のどちらかです。それでもそのような煙が上がったという事は何らかの根拠があるはずで、特に邦銀の増資リスクが日本株を躊躇する一因だっただけに、出遅れ感の強い日本株が選好される可能性は高くなりました。本日がメジャーSQと並ぶターニングポイントとなったと認定して良いと思います。

テクニカル的には前回述べた10150円の壁にとりあえず手をかけたという水準になりました。ここからもう一段高して「明確に」突破できれば言うことはありません。出来高も本日27億株と活況(ただしその中にみずほFG(8411)だけで7億株含んでいます。実に1/4強の水準)でしたし、下値での買いも見られました。突破のパワーは十分に感じとれます。

新興市場も「強気の買い」。3指数は高安マチマチ。本日は東証1部に人気を取られましたが、昨日はマザーズ指数を始め新興市場に強い動きが見られました。この辺り東証1部と仲良く交互に上がっていく関係ができれば申し分ありません。ならば明日は新興市場の番でしょうか。

ダイハツ(7262)は反落。本日の為替動向は安定していたものの、FOMCを控えて為替の見通しには慎重なムードが台頭し、輸出関連銘柄は冴えない動き。本日の日経平均の上値を重くした要因でもあります。FOMCの声明は将来の利上げを示唆する内容が出るものと予想されているものの、それによるドル高期待も折り込み済みで、場合によっては材料出尽くしからドル売りに繋がるのではないかと恐れられている様子。

同社は自動車メーカーの中で最も為替の動向を受けない銘柄の一つですが、やはり自動車株というカテゴリーで括られてしまうとどうしても弱いです。それでも本日は一時927円まであり10月末に開けた窓を埋めに行こうとする動きがありました。もう一踏ん張りというところですがテクニカル的には75日線突破、一目均衡表の雲抜け期待があり、強気チャートと見るべき動きではあります。

みずほFG(8411)は大幅高で一銘柄の出来高では過去最大級の記録となる7億株に。以前からメジャーSQ通過後は「今までと景色がガラリと変わる」「ビックリする程上がる」と書いてきましたが、きっかけは偶然だったとはいえ、タイミングは概ねその通りになったと自負しています。

当然本日の報道は私も寝耳に水のサプライズですが、実はそのタイミングは偶然ではなく、必然だと思うのです。銀行株の下落が発するシグナルがバーゼル委員会の判断に影響を与えている事は間違い無いのですから。これだけ売り込まれてきたのはバーゼルのせいでもありますしね。

誰も褒めてくれないので自画自賛はその位にして、明日はさすがに一旦調整となると見ています。それでも今回の話が長期トレンドを変えるパワーを持ち合わせていることには疑いようありません。素直に考えて、最安値圏での売買の交錯は需給の改善に繋がります。本日だけで出来た7億株のうち、信用買い残の4億株は2回転近くできる計算になりますから、大部分が何らかの動きを示した事でしょう。実際に日証金で240万株の需給が改善。割合を信用残に当てはめれば1億7千万株の需給は好転している計算になります。

売り方の買い戻しを誘いながら、この先は上値の軽い展開が続きそうです。テクニカル的には75日線を突破し一目均衡表の雲に入り込みました。本日はメガバンクの中で実際に増資しなかったこと、一日の制限値幅割合が一番大きかったこと(三井住友のストップ高を買えない資金が流れて来た事等)を考慮して、お陰様で同社が一番買われました。ちなみに三菱UFJ(8306)にしてみれば踏んだり蹴ったりでしたね。安値で増資させられた挙げ句に「やっぱりしなくて良いよ」なんて。みずほの渋り勝ちという感じです。

ザッパラス(3770)は続落。なかなかトリッキーな動きが続いている印象です。上がると思えば下がり、下がると思えば上がる・・・。そんな中でもテクニカル的に見てみると、一目均衡表の雲上限が一つの上値目処になっている模様。MACDパラボリックの暗転が目前に迫っているところも注目すると短期的には弱いのかなとも見れますが、割安感からまた反発してくる可能性も十分に考えられます。それこそ同社の得意とする占いに頼った方が良いのかも知れません・・・

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→833円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→196100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2140円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→606円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→905円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→182円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9380円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→499円 目標700円

ザッパラス(3770) 12月7日より 157100円→153400円 目標18万円

近畿日本ツーリスト(9726) 12月7日より 75円→72円 目標85円

売り銘柄

近畿車輛(7122) 12月6日より 725円→676円 目標550円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。