いやー、昨日までの日本シリーズは7戦全て実に見応えのある、歴史に残る良いシリーズでした(^_^)/最後は何とか完全優勝での落合監督の胴上げを見たいと思って奇跡の逆転を信じていましたが、力尽きてしまいました(T△T)まあ日本シリーズチーム打率.155で、パリーグダントツ1位のチームによく3勝もできたとも思いますが。
それも落合監督を最後に胴上げしたいという選手の執念とも言えましょうか。9月のヤクルト4連戦を控えて突然の解任発表で発奮し、日本シリーズまで一気に駆け上がってきました。ただ最後は「世界一の球団を作る」といったオーナーのチームと、自軍が負けて喜ぶ社長のいるチームの差が決定的に出てしまいました。
最後は谷繁選手を始めとして、選手達の監督への思いが伝わってきました。ただ谷繁選手はプレッシャーや責任感からCSから打てなくなってしまいました。まあ司令塔としてきっちり仕事していましたから、本来それで十分なんですが。
落合監督の姿勢や態度に文句を言う人はたくさんいますが、選手の信頼も厚く、紛れもなく名監督だったと思います。少し休養して、何とかもう一度ドラゴンズを指揮してくれないかと思います。
就任当初、いきなり第一線の先発にケガで3年間一軍登板無しの川崎を開幕投手にした時は「単なる奇策好きの監督か(・・;)」と失望しましたが、その試合も何とか逆転勝ちを収めると、結局開幕3連勝スタートで、そのままいきなりリーグ優勝しました。
以後、落合監督の言動に「ホンマか?(-。−;)」と思うことが何度もありましたが、十中八九監督の言う通りの結果になっていました。野球というものを知り尽くした人間の神懸かり的なセリフに対し、凡人の私は最後の最後まで「ホンマか?」という気持ちを拭い切れませんでしたが、全ては実績に裏打ちされた自信の表れであり、単なる「持っている人」ではなく「信念の人」だったということだと思います。
それにしても、正直これで当分ドラゴンズの優勝は無いでしょうね。申し訳ないですが私は高木監督に良い思い出が無いですし、コーチをドラゴンズOBで固めれば客が戻ってくると考える首脳陣の考え方も意味がわからないと思っています┐( ̄ヘ ̄)┌
外国人監督すら招聘する世の中で、完全に時代錯誤甚だしいでしょう。別に監督・コーチを見るために客が来るわけではないのに。落合監督の言う通り、強いチームを作って優勝すること以外にどんなファンサービスがあるのでしょうか?
確かに落合監督の守りの野球の弱さが最後に出てしまいました。特に第5戦なんて、その守りがほころび5点取られたらホームゲームであるにもかかわらずファンは諦めてさっさと帰ってしまいました。やっぱり皆ホームランが飛び交う派手さが好きなのでしょうか。私なんかはメジャーのような大味な試合よりも、息詰まる投手戦の方が好みなのですが・・・。
今のチームは落合監督だからこそ勝てるチームであって、新監督は一度根っこからバラバラに崩して再構築しないと難しいでしょう。私はとにかく今の球団社長が替わらない限り優勝は無理だと思っています。いっそ清武さんでも連れてきますか?(;^_^A
今回のシリーズは残念でしたが最後は秋山監督の涙に救われた思いもあります。子供の頃から大好きな選手でしたから、秋山監督に負けるなら仕方ないと割り切れました。報道はどうも敗れた落合監督にスポットが当てられがちのように見えますが、もっと秋山監督を褒め称えるべきですね。それにしても今ホームランを打ってバク転でホームインするような選手が何故いないんでしょうね?
内川選手も「グリップよりもアゴが昨日より2cm伸びている」とクレームつけて欲しいほど憎たらしかったですが、最後に男泣きしているのを見て、FAで移ってきたプレッシャーと、チームの一員になれた喜びの涙だなと思うとジンときました(T△T)主力級の投手がぶつかってくるソフトバンクで首位打者がとれたのも、本物の証だと思います。
それにしてもソフトバンクが優勝したのだから、一ヶ月利用料タダとか何か派手なキャンペーンを期待していましたが・・・特に大きなキャンペーンは無いようです。がっかり(T△T)