シンガポール話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20141214.html
そうなるとあと2時間くらい時間が空いたので、私は第二の目的であるシンガポール証券取引所(SGX)に行ってみようと思いましたやはり遊びに来たわけではなくて、あくまでビジネス上の研修目的で来たのですから、そういうところもしっかり見ておかないといけません
幸い、取引所までは歩いていける距離だったので、そのまま歩いて行くことに本当にこの辺りに何でも密集していて便利です。マリーナベイの湾沿いを歩いていくと、間もなく金融街に入り込んでいきましたドイツ銀行だのABNアムロだの、世界の名だたる投資銀行の高層ビルがたくさん建ち並ぶ通り東京ばりの都会っぷりで、この辺りはさながら兜町界隈という感じでしょうか普段富山の片田舎で暮らしている私はすっかりお上りさん状態
ところで、湾の傍の道を何故かランナーがたくさん走っています実はその日はたまたまSGXが主催の「THE BULL CHARGE」というマラソンのイベントをやっていて、その参加ランナーが本番前に軽くジョグをしていた様子こんな暑い国でよく皆走ろうとしますねしかしやはり世界どこでもランナーはいるものです
http://bullcharge.sgx.com/
それを横目に私は歩くだけで汗を拭き拭き、SGXに向かいます途中に「Lau Pa Sat Festival Market」という有名な「ホーカーズ(日本語で言うところの屋台村)」があると聞いて、それも楽しみにしていました今晩はそこで色々な美味しいものを食べよう、と
ところが、丁度その時期は全面リニューアル工事を行っていて入れないようになっていました道路上で一部のお店は営業していたようですが、かなり規模が縮小されていて醍醐味が味わえない感じ完全にアテが外れました
ともあれ間もなくSGXに到着その日は金曜だったので、まだ営業時間内でした玄関から入ると、ホールの真ん中にブルとベアを表す牛と熊の彫刻が飾ってありますうーん、さすが証券取引所という感じです
そこで二人で何やら楽しそうに談笑していた中年の警備員に「見学できますか?」と聞いてみました。すると私の英語が全く通じなかったようで「ん?」という顔をされ、「こいつ何を言っているかわかるか?」とお互いに聞き合っている感じ
繰り返し言ってみると、ようやく通じたようですが「ダメだ。ここから上はオフィスしかない」とのこと何回か食い下がってみたのですが、やっぱりダメ「じゃあせめて記念に入口の写真を撮らせてくれないか」と言いましたが、それもダメで全く梨のつぶてこの警備員じゃなかったら入れたのかも・・・しかし明日、明後日は休日で、月曜は私も帰りますから、その日が最初で最後のチャンスでした後ろ髪引かれる思いで立ち去らざるを得ず
と言うのも、事前にHPで見学した人のブログなどを見て行ったので、本当はできるのに「何か怪しい奴が来たぞ」と思われたからダメだったのか・・・と当時は思っていましたが、実はそもそもこの人達が言うようにオフィスしか無いから見学のしようが無いようですね。日本の東証アローズとか、アメリカのNY証券取引所のように、おおっぴらな見学に適した場所が無い様子
今思えば、見学に行ったという人のブログも、中の写真とかは一切無くて、私と同じように単に証券取引所に行っただけっぽいのです。それでちょっと納得しました
ただ入口の写真は皆撮っていたので、隙あらば振り返って写真撮り逃げしようかな・・・と思ったのですが、私が視界から消えるまで警備員二人がジッと私を目で追い掛けていたので断念せざるを得ませんでした(つづく)
↓仕方ないので外観だけパチリ
↓そんな私のガッカリ感を表現した、膝を抱える人のアート作品も傍にありました