KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

権利付き最終日に地政学リスクなど悪材料噴出

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以下直近2月に挙げた主な銘柄の成績結果です。
(※それぞれの株価は提示値、目標達成や提示投資期間終値等による実現値です。)
★2/16 ホシザキ電機(6465)   6300円→7000円 上昇率11.1%
★2/10 栗田工業(6370)     2735円→3000円 上昇率9.7%
★2/9 マネックスG(8698)    255円→286円  上昇率12.2%
★2/4 【売り】江崎グリコ(2206) 4850円→4500円 下落率7.2%
★2/3 一休(2450)        1550円→1696円 上昇率12.2%

その他成果は随時ブログ上で報告致します。


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日経平均は本日大幅反落。前日のNYは個別企業の合併・買収話があったものの、パソコン向けチップ需要鈍化に伴う業績懸念から半導体株が、また医薬品株も売られて大幅安。NYダウは昨年末の値を下回るところまで売られました。一方、ここまで堅調だったバイオ株が売られたことでNASDAQも下落。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ここまで勢いよく上昇してきた反動や、石油産出最大手のサウジを中心とした中東10ヶ国がイエメンの武装組織を空爆と伝わると、地政学リスクの高まりから原油が上昇。そのまま次第に売られる展開になると、売りが売りを呼ぶ展開になりました。

後場は日銀のETF買いもあって下げ渋る流れとなりましたが、買い一巡後は利益確定売りが引き続き出る流れ。権利付き最終日でしたが、ここまで上昇してきた反動が勝りました。引けでは19500円を割り込む形。売買高は23億株弱、売買代金は2.8兆円弱と膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。本日の下げは正直予想外でした。アメリカが下げても日本株はまた上がるという展開になると思っていたのですが、地政学リスクが突発的に加わってきたことで、売りの良いきっかけになった模様。

引け後に出た投資主体別売買動向では、個人投資家が9週ぶりの買い越しに転じました。外国人も買い越しではありますが、その分買越額は小さくなっており(先物の売り越しと合わせるとほぼトントン)、個人投資家が買い越した途端相場の雰囲気が変わってきたよくある皮肉。今週は権利取りの動きもありますし、その傾向が一段と強まっているのではないかと見られます。

3月に入ってからの雰囲気は「一昨年の3月に似ている」と指摘してきましたが、足元の雰囲気は昨年末に似ているような気もします。「期末」と「年末」という節目で流れが変わることは度々あります。100円を超える配当落ちもあって、短期的には19000円割れの場面があってもおかしくないかも知れません。優待タダ取りの売りも幾分影響しているとは思いますが、空売り比率は35.2%と高く一転売りで攻めてくる姿勢が見られます。

しかしまだ基調が変わったわけでもありません。時期的な節目での変化はそう長続きしないのもよくあるお話です。まずは今月のメジャーSQ値19225円、もしくはそこから配当落ち分を差し引いた19100円強辺りの水準で下げ止まるかどうかを確認したいところです。個人的には本日高値引けなんかしようものなら、明日からの下落がより一層鮮明になったと思うので、むしろ今日の下落は良い塩梅だったのではないかと思います。

ここから先の値動きは実はソフトバンク(9984)が握っているようにも思います。本日の下落は日経平均NASDAQの連動性が高いと言われるように、半導体・電子部品株の下落が大きく押し下げました。今後もアメリカの半導体株指数であるSOX指数などは注意深く見ておく必要があると思いますが、平時では単純に指数寄与度の高い銘柄で指数を操るのが常套手段になっています。

エーザイ(4523)は最近値動きがたまたま荒かったから寄与度が高かったわけですが、普段は大人しいものです。それ以外の「日経平均寄与度高い三銃士」のファナック(6954)は決算期以降の牽引役としてここまで十分果たしてくれました。ファーストリテイリング(9983)も高値圏をキープし、隙あらば上値追いの機会を伺っています。

一方、三銃士のもう一人であるソフトバンクは未だ低迷を余儀なくされています。アメリカでの事業進展が思わしくないことや、金利上昇による巨額有利子負債の負担増加懸念、保有株アリババ株の低迷が足を引っ張ります。ただ先般より次の人口増加国であるインドに焦点を当て、一生懸命種まきしています。新規事業も話題のPapperを始め、色々手出ししています。

同社のチャート的には三角持ち合いがだいぶ煮詰まってきたので、上下どちらに振れるかが今後の日本株の先行きを握っていると思います。この辺りはしっかりと見ておく必要がありそうです。

あと前回も書きましたが為替に関してはドル円が先週のFOMCを契機にやや円高基調が続いており、このまま行くと昨年12月と今年3月で122円辺りのダブルトップという形になります。足元では118円前半までの下落もあり、完全に崩れた格好。統一地方選挙の公示も始まり、政府側から円安誘導するような材料には乏しいのが現状です。

ただドル建ての日経平均は一時期155ドルの壁が強く意識されていましたが、抜けてしまえばあっという間に165ドルに到達。これで為替が少しでも円安に振れれば、2万円超えはあっけなく達成することも想定しておかないといけません。最近は為替との連動性が薄れてきましたが、この辺りにもやはり注目です。


新興市場も「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。昨日までの直近IPOなどには資金が入りましたが、それ以外の銘柄全般的に売られる動きとなりました。マザーズの方は残念ながら再度25日線を割り込んでしまう流れ。

IPOに関してはここまで3銘柄ずつ上場する日が連続していましたが、ひとまず明日のsMedio(3913)で一旦の区切りとなり、注目のサンバイオ(4592)を間に挟むものの、次はゴールデンウィーク前辺りまでしばらくはお休み状態になります。ですから、ようやく新興市場資金が回ってくるような印象です。

本日の引け後にはセルシード(7776)やメドレックス(4586)といったバイオ株に好材料が出ており、またそれ以外の科研製薬(4521)や大塚HD(4578)といった大型製薬株にも好材料が出ていることから、明日は総じてバイオ関連株が買われるような雰囲気があります。権利落ちが済んだこともあり、相場の質はガラリと変わってくるのではないでしょうか。

JASDAQ市場は繰り返しているように、PERや配当利回りの面でも東証1部に比べて割安感が出ています。加えて権利落ち日を通過することで、利回りや優待狙いの買いが無くなり、バリュー株から成長期待株へのシフトも期待できます。


ポートフォリオ銘柄】
酉島製作所(6363)は反発。引き続き世界的な水ビジネス拡大余地ということもありますが、とりあえず本日のところは高い利回りを取りに行く動きが出たと見るのが自然でしょう。そういう意味では明日の配当落ちが重く響き、特に再度高値トライに向かったところでの逆撃となりますが、ここからは業績相場へと移行していく過程での評価を期待したいところです。


ライオン(4912)軟調。原油価格の上昇によってコスト増が見込まれる化学株は逆風になりました。12月決算銘柄のため、権利取りの動きが出ないのも相対的な魅力減。ただその分反動安もありません。25日線手前辺りからの反発転換に期待。


日本プロロジスリート投資法人(3283)は反落。昨日はREITが大きく買われましたが本日は反動安。ただREITに関しては、期末の地銀のポートフォリオに対するドレッシング買いの雰囲気が強く、これで底打ちという感じはありません。本日は久しぶりに日銀のREIT買いも出ましたが、この辺りが断続的に買い支えて売り玉を吸収してくれることに期待です。



【注目銘柄】
FTコミュニケーションズ(2763)は続伸。こちらは先週配信の有料メルマガで買いで取り上げ。今週に入ってから突然動意付いて、本日は先日の約1年ぶりの高水準の出来高を更新しました。強い動きが続いています。本日は子会社が運営する中古車売買サイトがヤフオクと提携という材料もありました。が、この辺りはちょっとこじつけな感じです。利回りが高い分、明日は配当落ちの反動も大きそうですが、それを跳ね返しての上伸に期待です。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。