KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

閉鎖的な国から '17時代 後編

未だ収まらない不二越舌禍事件の続きです。

最後にもう一度強調しておきたいのが「ブルーカラーなら採用するけどね」というくだり。これほど富山県人をバカにした発言はなかなかお目にかかりません。あるいは同社の技術者育成のため設立された背景を持つ不二越工業高校の生徒さんにだけは、唯一配慮したのかも知れません(皮肉)。

そして東京であればワールドワイドだと思っている頭の古さ。「今後NY証券取引所に上場して、世界的な知名度を高めると共に世界中から人材を集めます」くらい言うのであればわかりますが。

私は今回「今後極力人を採用しません。何故なら我が社は省力化を実現するための優秀なロボットを製造している会社です。今後は我が社のロボットが自動でロボットを生産していきますから」と言うのであれば「おぉ、なるほど~」と思ったのですが、あたかも先進的に事を進めた態で長年の慣習を打ち破った革新的な変革を評価してくれ、と言わんばかりの発言に関しては「はぁ?」という感じです。

不二越は黙って東京に行けばそれで良かったのです。「富山県人は閉鎖的だ。でも我々は違う」と言いたいのなら、今話題のヒアリも工場の敷地内にウェルカムだ、くらいまで言ってくれれば「おぉ、さすが天下の不二越さん。ワールドワイドだ」と思いましたけれど(無論これも皮肉です)。

繰り返し言いますが、私は別に東京本社一本化の判断に関しては残念だと思う気持ちくらいしかありませんし、何故?とも思いません。が、「富山県人で地方の大学に進学した人間はホワイトカラーでは極力採らない」という発言が許せません。

一応、現在同社のHPには謝罪コメントが掲載されて、一区切りとはなっています。が、やはりトップの本音がポロッと出たその「開放的な」口に関しては、ちょっと収まりが付きませんでした。

以上、閉鎖的な見識でお馴染みの富山県人がお伝え致しました。