KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

連休中の北朝鮮リスクに警戒

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日経平均は木曜続落。前日のNYは北朝鮮リスクが高まる中でも押し目買いが入り下げ渋り。ただNASDAQは7/27の急落以降の安値を付ける場面がありました。

それを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。昨日既に急落した分の反動が出たこと、またSQ値決定にあたって思惑的な買いが先行しました。ただ買いが一巡すると次第に上値が重くなる展開に。為替も間もなく円高反転しました。

前引けにかけてマイナス転換すると、後場も一段安。3連休を控えて様子見ムードの売りが強まりました。売買高は20億株弱、売買代金は2.5兆円台とそこそこでした。


投資判断は「売り」。木曜のNYは北朝鮮リスクの高まりから各指数共に大きめの下げに。ドル円は109円まであり、VIX指数は大統領選挙以来の高水準になりました。それを受けた日経平均先物は19350円となっています。

まず当ブログでもこれまで日経平均のEPSが1400円に乗せたとか割れたとか、日経新聞のデータを元に色々言ってきましたが、最近わかったのですけれど、このEPSの元になるPERは225銘柄の「時価総額合計÷純利益の合計」で算出され、そこからEPSが逆算されているそうです。

ところが実際の日経平均はご存じの通り、個別株毎にみなし額面を元にみなし株価を算出して、その平均となっています。その結果ファーストリテイリング(9983)の指数寄与度が高くなったりしています。

つまり「日経平均のEPSが1400円だから、そこからPERが歴史的な上限16倍くらいになって1400×16倍=22400円になってもおかしくない」と唱える人が居たら、それは間違い。算出方法が異なるのですから。実際の日経平均の計算方法で換算すると今でも大体17倍くらいになっているのだとか。

というわけで、今後当方では日経新聞のデータは捨てまして、TOPIXのデータで論じていきたいと思っています。まあ元々そっちの方が全体像を把握していて良いですからね。なお、そのTOPIXについても既に15.8倍ということで、歴史的上限値に来ています。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000

で、今更感はありますが先週末の話題としては、GPIFの運用実績が発表されました。注目の日本株保有比率は3月末23.28%→6月末時点で24.41%と増加して、いよいよ目標値である25%に肉薄。まあ多少の上下は認められているとしても、足元でTOPIXが更に上昇して年初来高値を更新してきているわけですから、更に比率が高まっている可能性があります。ここからGPIFの買いはいよいよ期待出来なくなりました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-04/OU560F6JIJUO01

足元でにわかに急落リスクが高まってきましたが、日経VIやVIXが歴史的に低下している今が一番急所であるのも確かです。何故ならトランプ大統領誕生後の上昇が「売る人が売ってしまっているから後は上がるだけ」だったのが、今は「警戒する必要が無いから買いたい人は買ってしまった」状態にあると言えるからです。

日経平均のチャート的にはだいぶ煮詰まり感も強まり、先週金曜の値幅もわずか50円で3/14の38円幅に次ぐ今年二番目の小ささになりました。3/14の場合はそこをスタートとして一ヶ月間下落が続いたのですが、今回は果たしてどうなるでしょうか。

なお毎週チェックしている短期筋の為替ポジションに関しては、前週よりユーロ買い、円売りポジション共に減少となっています。個人的には更に積み増されるかと思ったのですが、8/1までの円高、ユーロ安はこのポジションの解消の動きが影響した模様。
http://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5070

昨日発表された先週時点の投資主体別売買動向では、外国人が現物を295億円売り越し。個人は1401億円の売り越しで、それを買い支えたのは投信と自社株買いなどでした。なお外国人は先物も827億円売り越し。今のところ徹底的に売り越した個人投資家の勝ちの展開になりつつありますが、少し下がっただけで押し目買いを入れたりするのはまだ尚早でしょう。


新興市場は「強気の売り」に。木曜は両指数共に軟調。特にマザーズの方は5月以来の安値水準になりました。そして引けで発表されたそーせいG(4565)が大幅減益の決算に。指数寄与度の高い銘柄ですから、週明けのマザーズ市場に冷や水になりそうです。既にマザーズ先物軟調な推移に。

足元チャートが崩れ始めているマザーズは一層警戒感が必要になってきます。恐らく来週もマザーズを始めとした新興市場が下がっていく週になると見られます。最近マザーズ銘柄の売買代金の低下も指摘されていますし、この辺りは要警戒でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は続落。足元建設株が軒並み高く、全般的に年初来高値更新する建設株が多いです。大手ゼネコンの決算が良かったことが全体に波及。本決算の5月以降、指数は年初来高値を更新する動きとなっており、日経平均TOPIXなどの指数と比較すると強い動きが続いています。それが1Q決算でも継続という格好。

同社もその流れに乗って一時2万円に迫る勢いがありましたが、ひとまず一服しています。またアパートローンに対するネガティブ記事が出ていますが、正直この辺りは今更感もありますね。一方、足元で株価が下がってきたら保有金融資産の縮小により相続税対策の必要性も薄れていくでしょうから、案外株価の下落は影響がありそうな気もします。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-10/OUG18V6KLVRK01

しかしこれだけヤイヤイ言われても、まだ受注が落ち込まないところに情報の非対称性があるように思われます。個人的には来年のスタジオジブリの映画は相続税対策の強欲オーナーによって田舎の自然が破壊されていくことを憂うテーマの作品にして、より強く世間に啓蒙して欲しいと思ったりしますが。題して「家建ちぬ」。


売りポートフォリオJXTGHD(5020)は続伸。こちらは水曜後場に決算を発表。そこまで良い決算でも無かったのですが、足元で原油価格も安定していることで買われる動きになりました。チャート的には上値抵抗線を上回ってきた格好。うーん、底離れの動きになってきましたが、原油価格も景気減速懸念の強まりと共に下がっていくと思いますから、引き続き弱気に見ていきます。


【注目銘柄】
ゲオHD(2681)は続伸。こちらは決算を受けて8日配信の有料メルマガで取り上げました。Nintendo Switch君の名は。関連という位置付け、またJPX日経400から除外されあく抜け感が出たことも買い要因に。上手く下値で仕込むことが出来ました。目標株価はまだまだ上。また目標達成し次第、当欄にて取り上げ根拠を記します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。